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イラスト日記★ぶーさん夫婦の会話💬

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 このお話は、半年くらい前のことだったと思います。

 夫は、会話をする時に、言葉を繊細に選びます。そして相手の発する言葉も一つ残さず丁寧に聞き取り、なぜその言葉を相手が使ったのか、意味を捉えようとします。

 一方私は、その時の自分の気持ちや、会話の大まかな流れから言葉を選び、相手の言葉の聞き取り方もどちらかというと自分本位。自分の考えやひらめきに当てはめて返答をすることが多いです。

 そんなわけで私たちの会話は、時々噛み合わなくなり、中断します。

 一緒の時間が少ない中、会話の時間が大切なのは同じ想いなのですが、この噛み合わなさが、時々ストレスになります。

 会話をすると、何だか疲れる。

 疲れるから、止めようと思う。諦める。

 でも、単に止めるのは何の解決にもなりません。だから、二人の違いを近づけてストレスの少ない会話にするにはどうしようか、と話し合いが続きます。話し始めると、結構長く時間が経っていたりします。

 この時は、お互いに感じる「こうしてほしい」を話し合う時間を作ろう、という結論に達しましたが、実際のところそうはしていません。

 今は「この人はこういう話し方をする人なんだ」と、自分の方の意識を相手に合わせて、話を続けている気がします。それは妥協とか諦めではなく、受け入れ、だと私は思っています。

 パートナーと別れたキッカケが、他人から見ればすごく小さな癖だったり、明確な理由は無いけど何かが噛み合わなくなったから、ということは、意外と多いと思います。でも、小さな癖や会話のずれが、積み重なれば大きなストレスや、深い溝を作ること繋がることもある。

 夫婦の長い、長い航海を想うとき。

 会話し、たまに押し、たまに引き、受け入れ合いつつ、押し寄せる荒波をどうにか手を取り合って乗り越え、時には一人になって深呼吸し、また一緒に戻って明日をも知れぬ世界へと漕ぎ出していく。

 毎日が、ワクワクの冒険に思えてきます。

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