夫は、家事全般とても良くこなします。

　毎日職場に持っていくお弁当も、基本は自分で全部作っています。野菜の炒め物なら、火の通りにくい野菜から順番に炒め、どの野菜も歯応えが適度に残る、少し薄味のおいしい野菜炒めを作ります。

　私の場合は、順番なんて大して考えず、その結果、ちょっと固めの野菜と、くったりした野菜がごちゃまぜの野菜炒めができあがります。

　時間配分をしっかり考えて、自分が食べたいおいしいものを確実に作ることに集中する夫は、ホントすごいなあと思います。

　さて、お話は先週の土曜日の朝。

　洗面所で顔を洗っていたら、キッチンの方から夫の叫び声が。

　何事かと思ったら、卵焼きを作るのに、卵焼き器にゴマ油を入れるところを、よく似た色と瓶の「みりん」を間違えて入れて、みりんのアルコールに火がついて一瞬燃えがったのだとか。

　フランス料理の「フランベ」、日本料理の「煮切り」みたいなことになったわけです。

　夫、忙しい朝の痛恨のミス。その日は私も調子がイマイチで、二人してどこか回路がずれているような、うまく歯車が回らないような、そんな朝でした。

　そして、二度と同じミスをしないように、すぐに策を練るのも夫らしいところ。その結果こうなりました。

　なかなか良いアイデアだと思います。

　これでもう、間違えることはないでしょう…。