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ニンジャスレイヤーTRPGリプレイ【イービル・スピリッツ・イン・ザ・バッド・ランド#2】

初めに

このリプレイは以下の記事の続きです。ここから読み始めていただくと物語がわかります。

これまでのあらすじ

これまでのあらすじ:磁気嵐の荒野、ここでは時折。それぞれの思惑を胸に墜落物資を狙ってニンジャ達が殺し合うニンジャロワイヤルと言われるイベントが発生する。

今回集まったニンジャは9人、ブルーアント、ライトロード、ディスパッチ、バーゲナー、ニンブルラビット、ワーペンギン、メカモグラ、スイングダウン、クァドロコーン。

既にバーゲナーとワーペンギンは死に、残るニンジャは7人。果たして何人のニンジャが生き残れるのか?

本篇

3ターン目

・マップ

・25は錆びついたオムラ戦車(爆発済み)
・61、65は湾岸警備隊トーチカ
・62は毒ガス汚染地帯
・64にアイテム取り残しあり(民間人(コモン

ライトロード 

イクサ中 劣勢だが逃走するか?イクサを続けるか?1逃走 連続側転355 行き先は1d8 4 1d8 4  64へ 

東の竹林!「グ…ヌゥー!」先ほどからイクサ中のライトロードは追い詰められていた!対戦相手のニンブルラビットのカラテは実際中々のもの。かなりの手傷を負った上にジツよりのニンジャである自分とは相性が悪い…ならば!「…下郎、覚えておれよ…」「エッ?」「イヤーッ!」

ライトロードは先ほどのニンブルラビットじみてバンブーにトビゲリ!そしてしなりを利用してピンボールじみて弾かれイクサから退避した!「オタッシャデー!」「なっ!俺のワザをパクって!この卑怯者ー!」ニンブルラビットの声が遠ざかっていく。逃走成功!

持ち物:スダチカワフ・バズーカ、ミハルカスタム・スナイパーライフル

ディスパッチ

46へ イベント:51:燃え盛る輸送機残骸【レア】トレジャー8チェーンソー ワザマエ判定1634

ディスパッチは未だに燃え盛る輸送機残骸を発見!「イヤーッ!」カタナを奮って火炎を斬り払い内部へと侵入!船員と思われる焼死体!その手にはチェーンソーが握られていた。恐らく隔壁を斬り破り脱出しようとしたのだろう。「ナムアミダブツ」ディスパッチは一言呟いてからチェーンソーを拾い上げた。

持ち物:カタナ アマテラスアームズ・チェーンソーブレード 万札:10 

スイングダウン

64へ移動 ライトロードへと遭遇

「おぉ、竹林を抜けたか!」スイングダウンは長い竹林を抜け広い場所に出た。そしてちょうどその時、魔術的フードのニンジャが少し離れた地点から飛び出してきた!「なっ!?」「むっ!?」両者は困惑しながらもアイサツ!「ドーモ、ネオサイタマ市警のスイングダウンです。」「ドーモ、ザイバツのライトロードです。」

ライトロードは新たなニンジャを前に歯噛みする。ニンブルラビットから逃げたつもりが逃げた先で新たなニンジャと遭遇するとは!まだ先ほどのイクサの傷も癒えていない。「ハッハッハ!またもやニンジャか!現行犯でキリステだ!」対照的に笑い声を上げカタナを構えるスイングダウン!ライトロードは生唾を飲み込んだ。

持ち物:カタナ スナイパーカスタム アーク放電ライフル 万札5

ニンブルラビット

ライトロードを追うか?追わないか?1 追う!連続側転1446 64へ! 

竹林に取り残されたニンブルラビットは暫くライトロードの逃げた方向を見遣っていた。普段のニンブルラビットならば無駄な深追いはしなかっただろう…しかしニンブルラビットは全速でライトロードを追いかけ始めたのだ!

「…逃さん!…ニガサン!」ニンブルラビットはこの地についてから肉体に違和感を感じていた。普段よりも敵の動きが良く見え、そして元々負けず嫌いだった性格がより好戦的になるような感覚。ナムサン!ドラゴンドージョーの若きニンジャすらも戦場の魔力に取り憑かれつつあるのだ!

「イヤーッ!」バンブーを飛びわたって加速し、ライトロードの元へと辿り着く!そこにはライトロードに加えてゲンドー姿のニンジャ、フルスイングもいた!3人のニンジャが今ひとところに集結したのだ!

「ドーモ!ネオサイタマ市警のスイングダウンです!また新しい犯罪者か!」「ドーモ、ニンブルラビットです!そっちも敵なのか!?」初対面のニンジャ二人は剣呑に敵意をぶつけ合う!「クソッ、獣じみた下郎の方も追いついてきたか…!」ライトロードは悲壮なカラテを構える!

持ち物:トロ粉末

メカモグラ

55へ移動 クァドロホーンとイクサ開始!

西の平地帯。荒野を歩いていたメカモグラはふと何か違和感を感じる。気になり何気なく周囲を見渡せば近くの高台を降りるニンジャの影!恐らく先ほどまで監視されていたのだ!「待ちなさい!逃がしませんよ!イヤーッ!」

メカモグラはテッコで地面を高速で掘り進むと高台に突入!監視ニンジャの目の前へ先回りし飛び出した!「イヤーッ!ドーモ、オムラのメカモグラです!」「ドーモ、フリーランスのクァドロコーンです。」クァドロコーンは気怠げにメカモグラを見やりカラテを構えると尊大に口を開く!

「全く、せっかく見逃してやったのに。悪いがかかってきたのはそちらだからな?」メカモグラは威圧的にテッコをLED発光させて言葉を返す!「それはこちらのセリフです!非モーターの生身のクズなど我がテッコでバラバラにしてやりますよぉー!!」イクサ開始!

持ち物:スシ スダチカワフ・ショットガン 万札6

クァドロコーン

イクサ中

持ち物:オムラ・アサルトライフル、チャカガン

ブルーアント

ウォーム発動中

スウォームとと共に 52へ移動 イベント:13:平地【コモン】5アサルトライフル

ブルーアントはアリの群れと共に荒野を進む。アリ達は近くのカーゴを勝手に漁り、中身をブルーアントに見せにくる。大抵はガラクタだが中には良い品もある。ブルーアントは差し出されたアサルトライフルを持ち口を開いた。「お疲れさん。しかし凄い量の物資と品質だな。定期的にここらに来ればカチコミ用のチャカにはこまらねぇかもな?」誰に向けるでもない冗談を言いながらブルーアントは荒野を進む。

持ち物:トロ粉末、スシ、家族の写真、ノダチ、オムラ・アサルトライフル

・イクサ

ライトロードvsスイングダウンvsニンブルラビット

ライトロード  バーズカ653   スイングダウン回避555 ニンブルラビット回避116

スイングダウン連続442 失敗 攻撃対象ライト?ニンブル?【1】ライトロードへ331 56 回避6455 カウンター 回避55成功

ニンブルラビット 攻撃対象ライト?スイング?【1】ライトロードにカラテ33452 ライトロード回避464成功

「二人まとめて吹き飛ぶがいい!イヤーッ!」ライトロードはニンブルラビットとスイングダウンに向けてバズーカを発射!「「イヤーッ!」」両者とも回避!スイングダウンは爆風を受けて体勢を崩しながらも連続斬撃!「イヤーッ!」 

「クッ、下層階級が近づくなぁ!」ライトロードは紙一重で回避しつつカウンターキック!だがスイングダウンは身を翻してこれを避ける!さらにすかさずニンブルラビットもトビゲリを放ってくる!「イヤーッ!」ライトロードはこれも紙一重回避!「チィーッ!」下手に使用したバズーカがヘイトを買い、意図せず2対1を招いてしまったのだ!

メカモグラvsクァドラコーン

メカモグラ連続側転464 カラテ452614 回避316成功

クァドラコーン連続42315成功 カラテ5/2/2/6 2成功  回避12 3 残り体力2

メカモグラ ドトンジツ264463成功 回避3失敗 残り体力2 カラテ151214 回避44失敗 残り体力1

クァドラコーン カラテ6/5/3/4 3成功 回避14 2 6  残り体力0

一方高台ではメカモグラとクァドロコーンのイクサが展開する!「イヤーッ!」メカモグラは土をかき分けながら急加速攻撃!「イヤーッ!」クァドロコーンはこれを身を翻して回避、そしてカラテを構えた!「喰らえ!これがスパルタカス=サンから盗んだ秘技〝龍の構え〟よ!イィィィィヤヤヤヤヤ!!」

「なっ!?グワ、グワワーッ!?」一瞬にして無数の打撃がメカモグラに突き刺さる!ゴウランガ!実際それは体力配分など考えぬ捨て身の乱撃!とても古代ローマカラテの秘技たる龍の構えには届かない稚拙なワザだがそれでも驚異的である!

だが実際この乱撃は長続きするものではない!見るまにクァドロコーンの勢いは死に息が上がり始める!「ハァー…ハァー…」テッコで辛うじて防御を展開していたメカモグラはこの機を逃さずドトン!「イヤーッ!」一度土の中に潜ってからイルカめいて地上に飛び出しクァドロコーンを空中に跳ね上げる!

「グワーッ!?」ブザマに空中を飛び地面に落ちるクァドロコーン!「ハァ、ハァ、テッコを舐めるなぁ!!」メカモグラは更なる追撃をせんとするが…「ヌゥ…!?」膝をつく!予想以上にダメージを受けていたのだ!立ち上がろうとするが…「ゲームオーバーだな」

クァドロコーンは既にカラテを構え目の前に迫っていた。体勢を立て直す時間を作ってしまったのだ。一瞬二人は睨み合い…そして同時に殴り合った!「イヤーッ!」「イヤーッ!」カラテが交錯し…クァドロコーンのパンチが先にメカモグラの顔面を捕らえた!「アバーッ!?サヨナラ!?」メカモグラ爆発四散!イクサ決着!

持ち物:万札13 スシ オムラ・アサルトライフル スダチカワフ・ショットガン チャカ

4ターン目

アトモスフィアがuhardとなる!

・マップ

・25は錆びついたオムラ戦車(爆発済み)
・46は燃え盛る輸送機残骸
・61、65は湾岸警備隊トーチカ
・62は毒ガス汚染地帯
・64にアイテム取り残しあり(民間人(コモン

ライトロード 

イクサ中 劣勢だが逃走するか?イクサを続けるか?【1】逃走!連続側転214 方向は?1d8 3 56へ! イベント:53:フローティングマイン地雷原【レア】5光学迷彩コート ワザマエ判定363、成功

一方南の平原のイクサ!ライトロードは圧倒的不利状況を前に冷静に状況判断!このまま二人を相手にするのはマズイ!「イヤーッ!」額から強烈な閃光を発し目眩し!「「ヌゥー!?」」オタッシャデー!」そしてそのまま脇目も振らずに連続側転!あっとう間に二人を引き離し、逃げ切った!

(オノレ、この屈辱必ずや晴らしてくれる!)なおも荒野を駆けながら怒りに支配されているライトロードだが目の前で爆発が起き我に変える!「ヌゥ!フローティングマイン地帯か!」荒野には時折昔の戦いの名残としてこうした破壊的地帯が点在しているのだ!本来は迂回したいが今はそんな余裕はない!「イヤーッ!」

ライトロードは更に連続側転して駆け抜ける!高度なニンジャ第六感と器用さでマインの間を駆け抜けるのだ!さらに途中でめざとく投下カーゴから物資を回収!光学迷彩コート獲得!「これで身を隠すとするか…怪我の功名と言うやつよ」

持ち物:スダチカワフ・バズーカ、ミハルカスタム・スナイパーライフル、光学迷彩コート

ディスパッチ

移動 45へ

ディスパッチは燃え盛る輸送機から離れ、別のエリアへとやってきた。点在しているカーゴは既に漁られている。誰かがここに来たのか?恐らくドトンのものと思われる巨大モグラの通った後のような地面の隆起が高台まで続いていた。ディスパッチはしばし黙り込み、思案する…。

持ち物:アマテラスアームズ・チェーンソーブレード カタナ 万札:10 

スイングダウン

イクサ中 ライトロードを追うか?追わないか? 2 追わない 移動54へ イベント26:バンブー林【レア】7万札1

「フム、行ってしまったか?」ライトロードが消えていくのを見届けたスイングダウンはもう一人のニンジャ、ニンブルラビットに視線を向ける。しかしニンブルラビットはライトロードの向かった方向から目を逸らさない。どうやら逃げた獲物に御執心のようだ。

「まぁ、いい!次の獲物を探そう!」スイングダウンは別の敵を探すことにした。隠れやすそうなのは竹林だろうと、入ってきた方向とは別の方向の竹林に入る。やがてバンブーの根元に転がるカーゴを発見し、カタナで両断した。中身は札束だった。「普段なら嬉しいが今はいらんなぁ」

持ち物: 万札6 カタナ スナイパーカスタム アーク放電ライフル

ニンブルラビット

イクサ中 ライトロードを追うか?追わないか? 1 追う! 連続側転4611 56へ  ワザマエ判定2532 成功

ニンブルラビットは再び逃げ出すライトロードを呆然と見た。そして強い敵意が内から芽生えてきた!(追う!追いかけなければ!)もはや去ったスイングダウンのことすらも頭から飛び去った!「イヤーッ!」連続側転!フローティングマイン地帯に入るが枯れ木を飛び渡り減速せず進む!まさに地獄の猟犬じみた執念だ!

持ち物:トロ粉末

クァドロコーン

スシで回復し体力3に(今回は瞬時行動として扱う) 移動54へ スイングダウンと遭遇

一方西の高台。「フゥー…」クァドロコーンは深く息をつきメカモグラの死体から漁ったスシを食う。メカモグラとやらは中々強く思わぬ手傷を負ってしまった。このまま目立つ高台に留まるわけにはいくまい。手早くメカモグラのドロップ物資をナノカーボン網に包みクァドロコーンは手近な竹林に入る。そしてそこにいた見知らぬニンジャとバッタリと遭遇した。

ケンドーのニンジャは手に持っていた万札を懐に入れながらニヤリと笑う。「こんなにも早く次の犯罪者のクズが現れるとは、今日は現行犯キリステ日和かな?」「…全く次から次へと…ワシが強大なる古代ローマカラテの使い手といっても限度があるぞ?」クァドロコーンはため息をついた。

そして両者は同時に礼をしアイサツした。「ドーモ、ネオサイタマ市警49課、スイングダウンです。」「ドーモ、フリーランスニンジャのクァドロコーンです。」そしてイアイドーとカラテを構え対峙する!互いのキリングオーラが空間を歪ませた!イクサ勃発!

持ち物:万札13 オムラ・アサルトライフル スダチカワフ・ショットガン チャカガン

ブルーアント

スウォーム発動中

移動スウォームと共に53へ 

ブルーアントはアリ達と共に竹林へと移動する。そこには既に中身のないカーゴはがポツンとあるのみだった。既に誰かが通った後。「もしや…だいぶ追い抜かれてんのか…!?」一瞬不安が過ぎるブルーアントだがアリじみた頭部を振り払う。「ダッテメコラー…ブルーアント。ラオモト=サンも漁師がカチグミって言ってたろッコラー…冷静さを欠くなコラー…」自分に言い聞かせながら道を急ぐ。

持ち物:トロ粉末、スシ、家族の写真、ノダチ、オムラ・アサルトライフル

・イクサ

ライトロードvsニンブルラビット

ライトロード ヒカリジツ33125125発動! ニンブルラビット回避223失敗 残り体力2

ニンブルラビット連続側転3666 成功 カラテ46662成功フランケンシュタイナー! ライトロード回避526 サツバツ2、2ダメージ、ニューロンダメージ2、ワザマエダメージ1 爆発四散

フローティングマイン地帯!ニンブルラビットは未だにライトロードを発見できずにいた!それもその筈、ライトロードは早速光学迷彩コートを羽織ると近くにあった輸送船残骸の影に隠れ、アンブッシュの機会を狙っていたのだ!光学迷彩のテックとライトロード本人のヒカリを操る力の合わせ技により、実際その隠密力は二倍近く高まっている!

(フゥー…フゥー…なんたる執念だケモノめ…)ライトロードは己の不運を呪う。初めに出会った時にはあれほどの殺意と執着心は感じられなかった…だがイクサの中でニンブルラビットとやらの精神の中で何かが変わっている。何らかのジツか?あるいは多重人格?だがライトロードはその思考を打ち切る。ここで仕留めるのだ。知ったところで意味はない。

周囲を捜索するニンブルラビットが近づいてくる。確実に当てられる最大射程範囲でヒカリ・ジツによる致命傷を与えるのだ!あと十五メートル…あと十メートル…あと五メートル…今だ!「イヤーッ!ヒカリ・ジツ!」

ニンブルラビットの斜め後方十メートル地点から飛び出したライトロードは全力の光線を放った!「グワーッ!?」光線がニンブルラビットを貫く!「トッタリ!」だが予想に反してニンブルラビットは倒れない。むしろコチラを睨み返してきたではないか!

(シマッタ!)ライトロードは即座に理解する!これは罠だ!ニンブルラビットはこのアンブッシュを予期、致命傷だけは避けるように全力で第六感を働かせた上で此方の位置を探ったのだ!慌てて防御体勢を取ろうとするライトロード!しかし!

「イヤーッ!」ニンブルラビットは想像以上に素早かった!常人の三倍はあろうかという脚力でライトロードに飛びかかる!防御が間に合わず眼球粉砕キック!「アバーッ!?」さらに容赦なき攻撃は続く!足を首に絡ませて空中で一回転!地面に脳天から叩きつけられライトロードは爆発四散!「サヨナラ!」 

「フゥー…フゥー…」ニンブルラビットのライトロードの血に濡れた顔が壮絶に歪む!背中からは黒いオーラが立ち上りサツバツとしたアトモスフィアで満たされていた。明らかに様子がおかしい!ナムサン!ニンブルラビットの精神はこのままニンジャソウルの闇に飲み込まれてしまうのか!?

ニンブルラビット持ち物:万札5 スダチカワフ・バズーカ、ミハルカスタム・スナイパーライフル、光学迷彩コート

スイングダウンvsクァドロコーン

スイングダウン連続側転235成功 641 55 クァドロコーン回避44 5失敗 爆発四散 

南の竹林の中心にて、スイングダウンとクァドロコーンは未だにカラテを構えて睨み合っていた。互いに対峙した瞬間からカラテ拮抗は把握している。これは即ちどちらが先手を取るかの勝負だった。無限ともいえる一瞬が過ぎ、笹の葉が上空から1枚落ちた時、両者は一斉に、跳んだ!

「イヤーッ!」「イヤーッ!」交錯する二つの影!入れ替わるようにして同時に着地!そして一瞬の沈黙がながれ…「アバーッ!?」血飛沫を上げたのはクァドロコーン!スイングダウンのカラテの方がほんの少し炸裂が早かったのだ!

紙一重の拮抗者同士のイクサは大抵の場合、千日手の長丁場になるか一瞬で決まるかのどちらかになる。今回は後者だったのだ。「アバーッ…古代ローマの秘技/もっと身につけたかった/残念無念!」クァドロコーンがハイクを詠むとその体から袈裟懸けに一際強く血が噴き出し…真っ二つになって爆発四散した!「サヨナラ!!」イクサ決着!

持ち物:万札24 オムラ・アサルトライフル スダチカワフ・ショットガン チャカガン カタナ ミハルカスタム・スナイパーカスタム アーク放電ライフル

5ターン目

・マップ

・25は錆びついたオムラ戦車(爆発済み)
・46は燃え盛る輸送機残骸
・56はフローティングマイン地雷原
・61、65は湾岸警備隊トーチカ
・62は毒ガス汚染地帯
・64にアイテム取り残しあり(民間人(コモン

ディスパッチ

55へ移動 剣4414発見できず 兎(光学迷彩コート持ちので発見難易度+1)6555発見 蟻4546発見 攻撃しない?兎を攻撃?蟻を攻撃? 蟻にスリケン攻撃!

ディスパッチはドトンのものと思われる隆起痕を追い高台に登っていた。そこにはイクサの痕と…爆発四散痕。ドトンのニンジャか襲われたニンジャかはわからないがどうやらここで死んだようだ。ディスパッチは今回の戦いが始まってからまだ一度も会敵していない。高台からならば現在の戦場の様子を確認することも容易だろう。登り切ったディスパッチはあたりを見渡す。

まず東側のフローティングマイン地帯…なにやら不自然な影が駆け抜けていた。おそらく光学迷彩コートを羽織ったニンジャ。次に西の竹林、少し離れたバンブーのまばらな地点で、まるで地面そのものが動いているかのような奇妙な光景、おそらく移動する小動物の群れ、そしてその中心に立つバイオサイバネのニンジャが目に入った。

今のところそれ以外にニンジャの気配は存在しないようだ。ここからならそれら目掛けてスリケン狙撃が可能だ。ディスパッチはしばし逡巡してからバイオサイバネのニンジャにターゲットを定めるとスリケンを手に持ち、狙いを澄まし始めた…。

持ち物:アマテラスアームズ・チェーンソーブレード カタナ 万札:10 

スイングダウン

55は移動ディスパッチとイクサ

スイングダウンはクァドロコーンの略奪品を収集した後、クァドロコーンがやってきた方向から竹林を出ようと判断した。バンブーの木立を抜けるとそこには小高い丘があり、その頂上では見知らぬサイバネニンジャがスリケンを構えていた。「チョージョー…奴がスリケンを放つ瞬間に駆け上がり、現行犯斬殺だな…」カタナの柄に手を置き静かにその時を待つ。

持ち物:万札24 アサルトライフル ショットガン チャカ カタナ スナイパーカスタム アーク放電ライフル

ニンブルラビット

55へ移動ディスパッチ達とのイクサ 

ニンブルラビットはライトロードの武装を剥ぎ、しばらく彷徨ったあと元の道を戻っていた。光学迷彩コートの下で白装束は血に染まっている。「次なる…次なる獲物を…」血走った目で獲物を探すと目の前に小高い丘。先程は全力で走り抜いたため気づかなかったが、このような場所があったとは。

登ろうとするとその頂上で見知らぬサイバネニンジャがスリケンを構えていた。好都合だ。獲物を狙う瞬間ハンターは一番無防備になる。ニンブルラビットは近くの岩影に隠れ、小弓を取り出すと静かに矢をつがえ、構えた。

ニンブルラビット持ち物:万札5 スダチカワフ・バズーカ、ミハルカスタム・スナイパーライフル、光学迷彩コート

ブルーアント

ディスパッチがブルーアントに射撃326 成功 回避665成功

スリケンが飛んできたディスパッチのところへ行く?行かない?2行かない! 連続側転逃走!524 方向 1d8 1 1d8 2 34へ移動 イベント:12:平地【コモン】トレジャー5 アサルトライフル 

ひとまず竹林に潜伏しようと考え、周囲を探索していたブルーアントだったがその時、触覚に違和感!咄嗟に身を屈めるとさっきまで頭部のあった地点をスリケンが通過!バンブーに突き刺さる!「アッ!?スナイプ!?」ブルーアントは素っ頓狂な声を上げる!「ダッテメコラー!スナイプ野郎!」怒りのヤクザスラングを発し発射方向を睨むが…今報復してはいけない。荒野に点在する気配は未だ複数!

(虻蜂取らずはいけねぇぜ…俺はあくまで漁師がカチグミ…ここまできたならそれが勝ち筋だ。)自分がだいぶ出遅れていると判断したブルーアントは逆にギリギリまで直接戦闘を避け、最後に一気に総取りを狙う戦法を切り替えたのである!ブルーアントは弾かれたようにその場で連続側転!被弾覚悟の決死の後退だ!その後を一手遅れてアリ達が追いかける!

(グワーッ!)だが奇妙なことに次なるスリケンは来ず、逆に高台の方から悲鳴が上がった!不可解!しかし既に高台の様子は詳しく確認できない距離だ。ブルーアントはそのまま振り返らずに竹林を抜けていった。

十分に離れたところでブルーアントは息を切らして立ち止まり、目の前のカーゴからアサルトライフルを回収した。既に敵に位置を把握されている。持っておいて損はない。「ダッテメコラー…!!ヤクザがナメラレちゃあダメだぜ…次あったらこのオトシマエはつけさせてやらぁ…!」

スウォームは遅れて43へ移動

持ち物:トロ粉末、スシ、家族の写真、ノダチ、オムラ・アサルトライフル×2

・イクサ

ディスパッチvsスイングダウンvsニンブルラビット

(イニシアチブ的にブルーアントの移動は一連の戦闘が終わった後に起きたものとする、また本来はイニシアチブ値がもっとも高いディスパッチだが既にスリケンを投げ終わっている為このターンは行動できない。)

スイングダウン 攻撃ディスパッチ?ニンブルラビット? 1 ディスパッチ! 強化強攻撃!413 54ディスパッチ回避6 34体力2

ニンブルラビット ディスパッチにスリケン射撃 364 232  回避4失敗 体力1

果たしてブルーアントがスリケンに打たれてから悲鳴が上がるまで一体高台で何が起こっていたのか?しばし時をブルーアントがスリケン狙撃される直前まで戻そう!ディスパッチが高台の上、竹林のわずかな隙間からブルーアントを狙撃できるポイントをついに発見し、狙い澄ましたスリケンを投擲した、その時!

「イヤーッ!!」突如として丘の下からカタナを抜き放ったニンジャが駆け上がって来たのだ!「ヌゥー!?」不意をつかれたディスパッチはそれでも自らのカタナを抜き初撃を受け止めることに成功、しかしすかさず放たれた二の太刀までは防げず肩口を深々と切り裂かれる!「グワーッ!?」

ディスパッチはマカーコで距離をとり体勢を立て直そうと…「イヤーッ!」「グワーッ!?」今度はディスパッチの背中に東から飛来した矢が突き刺さった!見やれば先ほどの光学迷彩コートのニンジャがいつの間にやらここまで到来し弓によるアンブッシュを仕掛けてきたのだ!

「ドーモ、ニンブルラビットです」光学迷彩コートのニンジャがアイサツ。続けてアンブッシュイアイドーのニンジャもアイサツ。「ドーモ、ネオサイタマ市警49課のスイングダウンです。」「ドーモ、ディスパッチです。」ディスパッチも辛うてアイサツを返す。傷を庇いながらカラテ警戒の構えをとるが損傷したサイバネが火花を飛ばす!二度のアンブッシュのダメージは軽視できない!

「どけ、スイングダウン=サン。これは私の獲物だ。」「そう言うわけにもいかん。此奴はこのスイングダウンが殺す。」ディスパッチを挟んで剣呑な会話を始める二人のニンジャ!アナヤ!アカシのジツに長けたニンジャの目をもってすれば二人に異様なアトモスフィアが纏わりついているのがわかっただろう!

この地に潜む悪霊は二人のニンジャを操り、この荒野に来たもの達を全て生かして返さぬつもりなのか!?ニンジャロワイヤルもいよいよ最終局面へと突入しようとしている!生き残れニンジャ達!

イクサ継続

【イービル・スピリッツ・イン・ザ・バッド・ランド#2】終わり、#3に続く


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