焼いたサンマを手で握って食ってたあの秋

こんにちは、フジミです。

酒といえばフジミ。フジミといえば酒である。
これはみんなが知ってる通り。

俺はアルコールと共に生きている。
通称生命の水と呼んでいる。

街を歩けば、ゴミを捨てている奴がいて悲しい。本来ここは綺麗なはずなのに。
コミュニティに属せばボス猿みたいなのが弱ってるやつを蹴っ飛ばしていて悲しい。
俺はそっと声をかける。
電子の海では今日も思想と思想のぶつかり合いで主語のでかいやつがイキリ散らしている。
俺は悲しい。俺は悲しい。

だが、そんな俺にも酒という親友がいる。

まだ20になりたてだろうか。
極めてアホだった俺たちは4ℓウイスキーを3人ですっからかんにしたことがある。確か徹夜しながらだったと思う。
吐いては飲み、吐いては飲みを繰り返す。
ベロベロだった。

その当時、近くの100円ローソンに焼いた秋刀魚が売っていた。俺は塩気が欲しくなりそれを買う。そして温めもせず。素手でサンマを握り締め「味がすごくしょっぱい!美味しい!美味しい!」と道端ででけえ声で言っていた。
手は生臭くなり、ベタベタになりつつ頭まで完食。友達に手の匂いを嗅がせたら嫌われた。

あの頃は全てが鬱陶しく、キラキラしていた。
不仲の家族も、指差し笑ってくる親戚も。
家族に味方はいなかった。

まぁそんな不幸自慢はさておき、100円ローソンにはいろんなもんが売っている。
友達は絶対そのまま食べたらダメな魚の切り身を「刺身だ!」と言って食っていた。
流石の俺もドン引きした。同時に俺にはまだ衛生観念という理性が残っていたことに安心した。

今年で31歳になるが、もうそんなアホな飲み方したくても体がついていかなくなった。
認めたくはないがこれが老いなのかもしれない。

よくみんなある程度歳を取ると落ち着いたね!というが違うのである。ハートは変わっていなくて、単純に運動不足やら加齢で体力が落ちただけなのである。
ここはテストに出るよ。

あと酒は溺れるものではない、泳ぐものであるとここに宣言しておく。

ともあれ、自身を酒浸りです⭐︎みたいなことを言うと割と心配してくる人がいるのでその感じは出さない。余計なお世話じゃ!

今考えると僕らは先輩に言われるがままのギリギリ世代かもしれない。無理やり飲ませたりとかは本当に良くない。アホはアホで楽しいのだが人の嫌がることをする奴はアホ以下である。

もし仮に飲まされそうになって嫌がってる人を見かけたら面と向かって飲ませようとしてるヤツとやり合うか、代わりに自分が飲めるならその酒を引き受けると言う気概で僕はいる。

助け合いの精神だ(飲酒)

あの日飲んだ酒の味、フラれて帰ってヤケ酒をした時のあの味、新横のトイレで吐くものがなくて胃液を吐いた時のあの味、いろんな吐瀉物の味を僕は忘れないから。(ゲロポエム)

そんな感じで酒に飲まれすぎず、サーフィンしてやるんだと言う気概で用途容量を守ってみんなにも楽しくお酒を飲んでほしいと思う。

くれぐれも酔っ払って喧嘩とか説教とかしてはダメだぞ。

そんなところです。

またねー。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?