ねこねこ

元学校の教員。定年退職後の現在は社会教育団体のアドバイザー。ネコが大好き。

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元学校の教員。定年退職後の現在は社会教育団体のアドバイザー。ネコが大好き。

最近の記事

言葉は本当に大切なものですね

40年以上もお付き合い頂いた先輩が急に亡くなりました。あまりにも突然だったので、茫然自失になりました。自分でも、こんなに混乱するのかとびっくりするほどでした。仲間から刻々と入るメールやラインのメッセージに胸が苦しくなるばかりでした。 葬儀が終わっても、混乱状態がまだ続いています。教師のイロハから教えて貰い、特別支援教育に誘われて今日が有るのも先輩のお陰です。特別支援の黎明期から共に歩み、全国を駆け回りました。 恩師が 「君たちは特別支援の道を作るだろう。だが、道が出来た時

    • 早朝の散歩は気持ちの良いものです

      この辺りは広大な里山だったのでしょう。 それを切り開いて、住宅地が造成されています。ぼちぼち建て始まった家は、どれも瀟洒なものばかりです。 その家並みを見て、ここは何処の国なのだろう?と分からなくなります。かつての瓦をのせた日本家屋はほとんど見られず、モデルハウスのようなお洒落な家ばかりです。たいていの家の駐車場には外国産の車か大型車が何台か止まって居るのも混乱する原因なのです。各地の大地震以来、重い瓦屋根は敬遠されているとは聞いていましたが、これほどだとは思いませんでした

      • 新生児は本当に小さい!ですね

        孫が生まれたので、赤ん坊をお風呂に入れています。小さくて、ふにゃふにゃしているので力の入れ加減に気を使います。赤ん坊は気持ち良さそうにあくびをしたり、口をへの字に曲げたり百面相のようです。話しかけながら10分程の時間を楽しんでいます。 ふと、ガザで保育器から出されて並ばされた赤ん坊の写真を思い出しました。新聞報道を見た時は、何と非道な事かと憤りが止まりませんでしたが、孫を見ていると尚更憤りが強くなります。 同じ人間として生まれたのに、何という違いでしょう。母親の尋常では

        • 旬の味を堪能しています

          掘りたての竹の子を今年も味わっています。 竹の子ごはんはもとより、竹の子ステーキや竹の子のゴマ味噌炒めなど我が家の定番料理が食卓に並びます。 私は子どもたちに財産として残す物がないので、せめて季節毎のおふくろの味を遺したいと作って来ました。お陰で四季それぞれの我が家定番の料理が有ります。 先日、二人目を出産した娘が 「家の塩辛が食べたいんだよね。」 と、言うのを聞いて繋げてきた味が、また繋がったと安堵しました。我が家の塩辛は私が母から教わった味だからです。添加物が一切入ら

        言葉は本当に大切なものですね

          雲雀(ひばり)を見たのは何年ぶりでしょう

          独特の鳴き声を上げながら、空高く上がる雲雀を見ました。雑木林を切り開き、広大な住宅地が出来つつある一画です。ほんの少し向こうにはまだ林が見えています。 雉の鳴き声も、鶯の声も聞こえます。見知らぬ鳥が居たので、写真を撮ろうと携帯を取り出して起動する間に飛んで行ってしまいました。背黒セキレイが長めのしっぽを振っています。 しかし、造成地の歩道横には、おびただしいペットボトルや空き缶が投げ捨てられています。散歩する人や、通り過ぎる車の窓から投げ捨てられたのでしょうか。人間の

          雲雀(ひばり)を見たのは何年ぶりでしょう

          学校には福祉を受け入れる戸惑いが有る?

          特別支援教育が学校現場に、なかなか浸透しないのは何故だろうと考えています。 そんな時に、社会福祉士の小林英義氏の新聞記事を見つけました。氏によれば、2008年から全国の小中高にスクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーが3241人配置されている。ところが、それが上手く機能していないのではないかと言うのです。 引き継ぎが上手く行かない場合ばかりではなく、そもそも 「学校側に福祉を受け入れる戸惑いが大きい」 との事です。 特別支援教育にかかわって来た立場から、作業療法

          学校には福祉を受け入れる戸惑いが有る?

          今年のさくらは、色白ですね

          例年より開花がかなり遅れたさくらです。 久しぶりに入学式は、満開のさくらの元で行う事が出来ました。暖かったり寒かったり不順な天候のせいか、花の色は白っぽいようです。さくら本来の色では無いように思えます。 身近な人が亡くなったので、気持ちが落ち込み大混乱の日々でした。 そのために、さくらもよけいに白っぽく見えたのでしょうか。 気持ちの持ちようで、見える景色も変わるものですね。 ソメイヨシノを見ても、しだれ桜を見ても涙が滲むので、よけいに白く見えたようです。

          今年のさくらは、色白ですね

          外国の方々の真剣な眼差しに圧倒されました

          二年生と六年生の孫を伴って広島の原爆資料館に行って来ました。テレビや本でなく本物に出会わせたかったからです。G7以来、資料館は混雑しているとの事でした。各国の首脳陣たちの見学時間は僅かに20分程でしたが、宣伝効果は絶大だったのでしょう。見学者の8割程は外国の方々でした。音声案内を片手に館内を回る人たちは、ため息を付きながら展示物に見入っていました。ウクライナやガザの現状に重なるのでしょう。 たった一発の原子爆弾が何十万もの命を奪い、長きにわたる後遺症をもたらし、次の時代迄を

          外国の方々の真剣な眼差しに圧倒されました

          「一人一人を大切に」と良く言われますが

          特別支援教育の常套句です。「個に応じた支援が必要」などとの言葉も有ります。基本的な理念を語っても、実質的な具体策が講じられなければ絵に描いた餅です。 ある保育園での出来事です。今年の卒園式に二人の子がインフルエンザにかかって参加出来ませんでした。一週間あまり経った有る日、元気になった二人のために卒園式が再度、執り行われたそうです。既に終わった卒園式とそっくりそのままに。正装で参加したお父さんお母さんはもちろんの事、おじいちゃんやおばあちゃんも招かれたそうです。 保育士

          「一人一人を大切に」と良く言われますが

          一斉に花が咲きそろいます

          雪柳にコブシ、ミモザに白モクレン、そして桜と、花がそろい踏みです。 やはり、日本は四季でなく二季になりそうです。少しは、ずれて咲いていかないと有難味が無いですね。 花粉症の患者数も増え、しかも低年齢化しているようです。花粉症は歳を取れば次第に収まると言われましたが、期待薄です。 やはり、空気汚染の影響も強いのでしょうか。花粉に混じる化学物質の量がかなり多いらしいのです。花粉だけ抑えてもダメそうです。また羊水の中に、かなりの確率でマイクロプラスチックが発見されるそうです

          一斉に花が咲きそろいます

          当たり前だと思っている事を疑ってみよう

          私が中学生の頃は、廊下にテストの順位が張り出されたものです。 クラス分けも座席の順番もテストの成績順でした。今なら、プライバシーの侵害どころか人権問題ですね。でも、昔はそれが当たり前でした。私の育った関東だけかと思いましたら、夫の故郷の九州でもそうだったので全国的に行われていた指導だったようです。成績の良い者が良い子、運動で良い成績を上げた者が優秀者という価値観が有ったのです。 そんな時代の中、野球部には卒業の時に下級生を殴るという伝統?が有ったらしく、同級生が 「俺た

          当たり前だと思っている事を疑ってみよう

          一人のための秘策は、実はみんなのためのものなのです

          登校しぶりが起きている子の拡大支援会議が有りました。 LDが疑われる子は、教室の中で静かに困っていました。逸脱行動をするわけでもないし、反抗的な態度を取るわけでもないので担任は問題のない子と捉えていました。 出産のために担任が代わったのを機会にその子は不登校になりました。家では高ぶった感情を押さえきれず、姉との喧嘩が頻繁に起きるようになりました。本当は登校したいのに、出来ない自分が歯痒いのでしょう。物を投げたり、暴言を吐いたりする日々が続いています。 関係者がお互いに

          一人のための秘策は、実はみんなのためのものなのです

          あれから13年たったのですね

          既に13年、いやまだ13年です。東日本大震災から13年経ちました。あの未曾有の大災害を忘れないようにしなければなりません。 あの経験から私たちは何を学んだのでしょう。地震国と知りながら、自分の街には起こらないと何処かで安易に構えている日常が有ります。南海トラフで地震が起きたら能登の1000倍の規模ですよ!と話す学者がいます。事の大きさを覚悟しなければなりません。 能登の規模で2か月も断水が続くのですから、首都圏で起きたら、日本そのものが無くなるかしれませんね。飲み水や

          あれから13年たったのですね

          やはり、授業は楽しくなければなりません

          地方で今は支援員をしている友達から、 「2年生の行動観察に行くことになっているんだけどね。」 と連絡が来ました。その子は、自慰行為が激しく人前でも性器を見せてしまうそうです。さてその子にどんなアドバイスが出来るのでしょうか。 子どもが性器触りをしていると、直ぐに止めなさいと指導してしまいがちです。しかし、何故その行為に走るのか検討しなければなりません。虐めや虐待は無いか、家庭的な不和や金銭面での不自由さは無いか、学習にはついて行けているのかなど多面的な観察が必要です。

          やはり、授業は楽しくなければなりません

          美味しい牡蠣を堪能しました

          オイスターバーで食べるような、大ぶりの牡蠣をほおばりました。殻付きのまま配送された牡蠣を蒸したのです。 地震の後、やっと収穫出来るようになったと連絡が有ったので取り寄せたのです。能登の支援になるかと思います。美味しく食べて支援になるなら良いですよね。 家族のニコニコ顔の向こうに、能登の漁師さんたちの笑顔が見えた気がしました。多くの方がまだ仮設住宅にも入れず、水道の復旧もまだまだの中で、寄付をする以外の応援の方法を探していたのです。 春の足音が行きつ戻りつしています

          美味しい牡蠣を堪能しました

          健康に関する情報が多すぎますね

          健康を維持するためには「毎日一万歩歩くのが良い。いや、8000歩で充分。いやいや、速歩が必要」 など、何を信じれば良いのか悩みます。 人によって言う事がいろいろですから。 でも、自分に合った運動量や動きを続けていくしかないのだなあと思います。動き過ぎず、動かなすぎず、程ほどのところで折り合いを付けながらやって行こうと思います。 私の場合は運動だけでなく、昔飼っていたたくさんの猫の思い出に浸り、新しく考えた謎の料理を作り、やたらに本を読み、好みの音楽を聞き、贔屓の落語家

          健康に関する情報が多すぎますね