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渡り鳥のような

いつものカフェのモーニングでスタートする休日

日常に戻ってきたなあと感じた
地元に帰省する前にもそのカフェに寄って行ったので入店そうそうお帰りなさいと言われて少し嬉しかった

自分には居場所がないと思っていたこの土地にも帰る場所があったんだ、と。

いつものクロックムッシュと日替わりのコーヒー
今日は深煎りでパートナーが喜んでいた
彼は深煎り派なのだ
チーズがとろけるクロックムッシュと深煎りのコーヒーはとても相性が良くてどちらもより一層美味しく感じられた
久しぶりだったということもあるのかもしれない

あとここにこれるのも2ヶ月、良くても3ヶ月か…と考えると寂しくてせっかくこんなにお気に入りのカフェをみつけられたのだ
お気に入りでなおかつ普段から通えるカフェってそんな簡単にみつからない

来年、私はどこにいるか私ですら分からない
そんな生活をここ数年していて
渡り鳥みたいだなあとおもった

年末年始には地元にいるけれどそれがすぎれば去年と違うどこかに私はいる

久しぶりに会う友達には今どこに住んでいるの?と聞かれたりする

行く先々で出会う常連さんとのさようならも
一緒に働いた仲間たちとのさようならも
今年で三回目
何度繰り返しても慣れなくて寂しくて
だから秋は好きだけど悲しい季節でもある
さようならが迫っているから

今年も笑ってさようならが出来るだろうか
私はいつも笑っていたいから泣きながらのさようならなんてしたことないけれど
私のために泣いてくれる人がいてくれるから
ちょっぴり泣きたくなったりも、する

この場所に固執はしないけど
あのカフェには固執しちゃうなあ
こんな素敵なカフェはそうそう巡り会えないのになあ

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