優先して覚えるべき指標と実践活用法、初心者が優先して勉強したほうがいいこと

初心者が何をやればいいかわからないという質問が多いので、優先してやったらいいかなと思うことをまとめた。

簡単な解説と私の考え、定義、使用法などを合わせておいたので、初心者はまず本やネットでそれぞれの基本的な意味や使い方を勉強すること。

株式市場において初心者であることなど何の意味も持たない。

強者にさらに大きな資金が集まり、情報が集まり、人や高度なシステムが構築される。

勝者にハンデが与えられ、弱者はどんどん不利な状況におかれる。

それが市場原理である。

本気で勉強して実践すれば、数ヶ月で初心者は卒業できる。

いつまでも初心者の看板をぶら下げたカモにならないようにすることだ。


まず基本的なことは本を読むことでも学べるので、以下のおすすめ書籍を参考にするといいだろう。

推奨書籍一覧(随時更新)



この記事には上級者にも役に立つように、私なりの解釈、使い方などを公開できる範囲で書いておいた。
それに関する売買戦略も簡潔にまとめたので、自分が得意なものをまずいくつか見つけるといいと思う。


テクニカルに関しては、ざっくりした私の使い方といった感じになっている。
ファンダメンタルズは、財務諸表の詳細な読み方なんてところまではいかなくても十分活用できるので、すぐ使えるところを覚える。

需給においては「株は業績がいいから上がるのではなく、売りよりたくさん買えば上がる」

というのはすごく単純だけど、この言葉をどのくらい深く理解しているかで大きく結果は変わると思う。
銘柄探しや情報収集の方法も簡潔にまとめた。

まず下に並べた用語の意味、定義をざっくり理解する
理解が一定レベル以上ならチャートだけで勝てると思うので、チャートパターンが最優先だろう。
勝つ確率をさらに上げるために、テクニカルでチャート分析の精度を上げ、ファンダメンタルズでより下値のリスク軽減や上昇余地のある銘柄を選ぶ。
これによって負けの確率と額を減らし、勝ちの確率と額を上げることを積み重ねていくという、ものすごく地味な作業である。

私が使わないものは今回は省略して、使っているものに絞って書いた。
そのほうが情報が多すぎなくてちょうどいいくらいだと思う。


すべての基本
☆チャート(ローソク足)

1.基本的なテクニカル
分足、日足、週足、月足、出来高、価格帯別出来高、ローソク足、チャートパターン(酒田五法など)移動平均線、乖離率、ボリンジャーバンド、VWAP、騰落レシオ、上昇・下降トレンドの定義、窓
二番底(ダブルボトム)、逆三尊(トリプルボトム)、オーバーシュート、

2.基本的なファンダメンタルズ
バリュー投資、低位株投資、PER、PBR、EPS、BPS、利回り、利益率、成長率、ROE、ROA
財務諸表、営業キャッシュフロー、のれん、棚卸資産、減損損失、引当金、減価償却、国際会計基準(IFRS)配当性向、自社株買い

3.基本的な需給

時価総額、信用買い残、売り残、信用期日、日柄、空売り残高、貸借倍率、逆日歩、配当落ち日、特別気配値

4.情報収集、銘柄探し
適時開示情報、スクリーニング、四季報、新高値、新安値、値上がり・値下がり率ランキング、ストップ高・ストップ安銘柄一覧、信用取引


投資情報ツールと手順
https://note.mu/nyantama/n/nf46463ec3645


まずローソク足を見て、今どういう状態なのかざっとわかるようになること。

優先して覚えるべき指標と実践活用法、初心者が優先して勉強したほうがいいこと


ー基本的なテクニカル、用語

分足 日足、週足、月足
週足1本の中に日足5本があり、日足1本の中に分足があることをイメージしながら見られるように。
例えば日足の陽線一本の中身を分足で見ると、朝から引けまで右肩上がりの場合と、朝高値まで上がった後、下落して日中乱高下したものの引け間際に高値は同じ陽線一本になる。
長期の場合は関係ないが、短期の場合は出来高と合わせて需給や買う場合のリスクが異なるなどということを理解しながらチャートを見られることを目指す。

出来高、ローソク足
出来高と株価やチャートの関連性を理解する。
ローソク足の基本的読み方を覚える。
出来高と値動きの規則性を探す。


チャートパターン(酒田五法など)
最初は酒田五法やいろんな人のこういうパターンが買い、売りなどというものを丸暗記でもいいから覚えていろんなチャートで検証。
ここの中から自分が使えるものを見つけてしまえばそれだけで勝つことは可能なので、最初から最後まで基本になる部分。


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