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だから私は無痛分娩を選んだ。

「鼻からスイカが出るくらい痛い」

という、よくわからないけど、とんでもなく痛いものというのが出産のイメージでした。だから、出産が怖かった。

ある日、女医の友達が「私、無痛だったからつるんって産んだよ。全然痛くなかった」と教えてくれて、初めて無痛分娩というものを知りました。

そこから、無痛分娩を24時間やっている病院を探し、妊娠がわかった暁にはそこで通院&出産を行いました。

出産レポはこちら→無痛分娩体験レポート

無痛分娩で良かったのは、出産自体を慈しめたこと

分娩中は痛みの程度が少なかったので余裕があり、夫と手を取り合い、楽しみだね、いよいよだね、と希望に満ちあふれた会話をすることができました。

「夫の手を強く握りすぎて、骨を折ってしまった」
「必死で声をかけてくれてるのに、うるせーと怒鳴ってしまった」

「嫁の人が変わったようだった、というより人じゃなくなってた」
「変わってあげられないのが辛かった」

などいろんな修羅場を聞いていたので、そうならなかったのはありがたいです。

また産後も比較的体力が残っているところから始まるので、赤ちゃんに向き合う余裕がちがいます

・一人で痛みを堪えるのしんどすぎる
・立ち会ってほしいけど取り乱した姿を見せたくない
・産後ワンオペが決まってる
・基礎体力が低め

という方には全力で無痛分娩を推します。

無痛で出産しても子どもはめちゃくちゃかわいいのでご安心ください笑


無痛分娩のデメリットは?

追加費用がかかる(ことが多い)
24時間対応のところが少ない
・麻酔を打つ前に生まれることがある
・(いきみにくくなるので)分娩時間が延びることがある
・発熱、痺れ、頭痛、感染症などがまれに起きる

などがあります。

私が行った産院は、無痛分娩の場合プラス10万円でした。(産院によって金額が変わるので必ず確認してください)10万円あったらベビーカー、ベビーチェア、洋服いろいろ買えます。産後もお金がかかるので、どこにかけるかは迷いどころですよね。

また、注意したいのが24時間対応しているか。産院によっては、平日の日中しか対応していないところや、土日は追加料金がかかるところなどもあります。こちらもチェックしてください。

私が行った産院は、大きめの総合病院だったので、24時間麻酔科医が複数名勤務しており、ほぼ確実に無痛分娩が可能でした。が、麻酔をお願いしてから先生が来るまで30分。麻酔がかかるまで1時間位かかりました。

麻酔を使うので、そのリスクもあります。無痛分娩を希望する場合は、リスクの説明をきちんと聞いた上で判断する必要があります。

個人的には、考えられるリスクと得られる効果だと、効果の方が高いと感じたので無痛を選びました。

麻酔の副反応として私は

・汗かいた後のようなかゆみ
・正座したあとのなおりかけのしびれ
・出産直後に38度台の発熱

が起こりました。出産の痛みに比べればどうってことないね!と思いました。(あくまで私の場合なのでこういった症状が出ない人もいます)

ちなみに、自然陣痛→無痛でした

病院の方針で、自然に陣痛を来るのを待ってから、入院&麻酔をいれるスタイルでした。和痛とも呼ばれています。(41週過ぎたら入院&促進剤で人工的に陣痛を誘発するとも言われていました)

自然陣痛からの無痛だったので、重たい生理痛の痛み(深呼吸して痛みを堪える感じ)+1時間くらい割れるような痛み(人生で一番痛い下痢のピークが1分半続き5分ごとにくる)でした。

なので、結構痛みはありました。普通の出産の痛みを10とすると、2がしばらく続き、4になったところで1にしてもらった感じだなと思っています。

とはいえ、4でも終わりがあるってわかってないと耐えられない痛みでした。麻酔の先生早く!!!って心の中でせかしまくってました。

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ここだけの話、超痛がる私をみて、夫がめちゃくちゃ優しくしてくれたので「出産は大変」ってことが伝わってよかったかなと思います。

計画無痛分娩ではなかったので

・出産日がわからない
→夫や周りの立ち会い、サポートの段取りがつけにくい。でも計画無痛も100%計画通りいくわけではないので賭けになります。
・多少痛い
→生理痛でも辛い人は、いつまで続くかわからない陣痛時間がけっこうしんどいかも。
・麻酔入れるタイミングが賭け
→早く麻酔すると進みが悪くなることがあるし、遅いと痛い。その判断ができるか。相談には乗ってくれるし、アドバイスは的確だけど、最終決定は自分。


このあたりが迷いどころかと。

最後に

「痛いから怖い」と思っていた出産ですが、無痛分娩を選択してとても幸せな思い出にすることができました。

気になることがあれば、お気軽にご質問ください。お答えできることはガッツリ答えます。

今はコロナで立ち合いも難しく、一人で何時間も痛みに耐えるのが尚更大変な時期かと思います。どうか負担の少ない方法を選択肢に入れてもらえたらと思います。

出産レポはこちら→無痛分娩体験レポート

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