父と母、片親の私
母子家庭として育って約19年
今までそこに何の違和感もなく生きてきた
何ならば少し他の人より特別だとも思っていた
しかし今、片親ということに少し違和感を覚えている
きっかけは昨年の年末(といっても数日前になるが)信頼している大人をご飯に誘った
その人は恐らく父よりは歳下だが私より母の方が歳が近い人だ
食事をしながらいろんな相談をしたり、たわいのない雑談もした
次の日何故かとても悲しくなった
あんなに楽しい時間だったのに残ったのは悲しさだった
年を越えて思うのは
私はその人を父親として重ねていたからだと気づいた
もし父親がいたらこんな風に大人になった私とご飯へ行きお酒を飲んだりしてくだらない話から人生経験などを語っていたのだろうか
もちろん母ともご飯に行くし仲が悪いわけでもない
ただ、そこには母とは違う空間があった
優しさとだらしなさがあった
両親共にいる家庭ではこれが当たり前に存在しているのかもしれないと感じ少し羨ましくなった
片親だからできたこともたくさんあるが
愛情はどんな経験にも変えられないと感じてしまう
母には2人分の愛情を貰っていたことも理解しているし、多大なる尊敬と感謝もしている。
ただ少しないものねだりをしただけ。
大晦日、バイト前に元父の存在が気になり涙を流す。そんな1日でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?