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店舗経営者が勘違いしている、キャッシュレス決済8つの事実

2019年に入ってから、弊社では終了したものを含めて「キャッシュレス決済」テーマのビジネスセミナーの講師依頼を30本以上、頂いております。

実際、受講する中小企業・自営業の経営者さんの反応をみると、あきらかに勘違いしているキャッシュレス決済の事実がいくつかあります。

今回は、経営者が正さないとまずい、キャッシュレス決済の勘違いを上げておきます。

①キャッシュレスを導入しなくても問題ない、と思っている

「問題は大あり」です。特に2019年10月の消費税増税が始まると、売上が急減するリスクがあります。
その理由は増税に伴って「キャッシュレス決済の買物は5%ポイント還元」されるから。
同じ物を買うのに、5%が戻る店と、戻らない店。あなたが消費者なら、どちらで買い物しますか?って話です。

②都市だけで地方には関係ないと、思っている

キャッシュレス決済の推進は、国の政策です。都市も地方も関係ありません。
そもそも、今は地方の人でも、多くがクレジットカードやスマホを持っています。地方でもキャッシュレスへの意識が変われば、短期間でキャッシュレス決済に切り替わる、余地はあります。

③現金決済がお客様に損をさせている事実を知らない

特に巨大キャンペーンをやっていない通常時でも、お客様はQRコード決済で支払えれば、現状1.5~5%のポイント還元が受けらます。
つまり、現金決済のみ店舗は、現状1.5~5%も「お客様に損させている店」という事になります。

④決済手数料が高いから使いたくない、と思っている

キャッシュレス決済の手数料は3.25%が平均値。4~5%のクレジットカードより安いです。
更に、よく話題になる、PayPay・LINE Payに至っては、決済手数料0%。つまり無料です。

⑤お得な巨大キャンペーンの費用負担は、自社にくると思っている

よく会計20%還元という巨大なキャンペーンがありますが、お店側の費用負担は1円もありません。
全て、キャッシュレス事業者が負担しています(PayPay・LINE Pay)

⑥導入に関して、機械を置いたりして面倒だ、と思っている

確かに機械を置くタイプは、少し面倒かもしれません。
しかし、QRコード決済であれば、紙に印刷したQRコードをレジ横に置く。これで、導入完了です。

更に、QRコード決済の多くは、導入費用も無料です。導入に関して、全くノーリスクです。

⑦入金が遅く、店の資金繰りが悪くなると思っている

早いところは「入金依頼して翌日(楽天ペイ)」「1万円以上の売上は自動で2営業日後に入金(PayPay)」など、クレジットカード等より、遥かに早い入金サイクルの所も多いです。

⑧キャッシュレスを導入するだけで売上アップする、と思っている

そんな筈、ありません。導入はゴールではなく、スタートです。
適切な告知や掲示を行い、自社のキャッシュレス運用のノウハウを確立させる必要があります。

まとめ:経営者はキャッシュレスの勉強を

今回のキャッシュレス決済騒動が意味しているのは、2020年に掛けて、世の中の「お金の在り方」が激変する、という事。
会社や店舗にとって「お金は血液」ですから、その流れを把握できなくなれば、会社は貧血で倒れ、経営が傾きかねません。

2019年を生きる経営者は、しっかりとキャッシュレス決済の情報を仕入れ、常に勉強を怠らず、お金の流れを正確につかみ、対処しておきましょう。

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