Andy

ボクとご主人さまの、ゆるっとした日々を書いていこうと思ってます。

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ボクとご主人さまの、ゆるっとした日々を書いていこうと思ってます。

最近の記事

おじいさん

この前、ボクの虹の橋に、懐かしい人がやってきました。 ボクと数年一緒に住んで可愛がってくれたおじさん。 ご主人さまのお父さん。 その人は、おじさんからおじいさんになっていました。 良かった、長生きしたんだね、、、 山の中で走り回っていっしょに遊んでくれたね、 仕事から帰って来た車の横を、 ボクは走って、毎日お迎えしていたよね。 やっとこっちに来てくれた、ボクが待ってる虹の橋。 30年余りの年月が経ったけど、 ご主人さまとおじいさんとボクの いろんな思い出

    • 告白

      実はボクは、もうずっと前に死んでしまって、 この世にはいません。 一緒に過ごした時間、 ご主人さまがとても可愛がってくれたので、 今もご主人さまの傍にいることができるんです。 毎日、隣りに居るけれど、 ご主人さまは気付いていないでしょう。 ボクは、ご主人さまの心を通じて、 この世の出来事を一緒に感じることができています。 そして、今でも時々ボクを思い出して、泣いているのを知ってるよ。 でも、泣かないで、一緒にいる。 あなたがボクを忘れるまで、離れはしない

      • 黄昏

        そう言えば、 ボクがご主人さまと呼んでいるこの人を、 この子、3歳の妹は、お母さんと呼んでいるのな。 。。。 甘えさせて貰ってるんだな。 それに、ボクがご主人さまに出会ったのは ご主人さまが、まだ大学生の時だもの。 仕方ないよね、 まだ結婚もしていない若いご主人さまだった。 お母さんとボクと言うよりは、 楽しい友だち同士って言う関係だったね。 そうか、あの時から もう、30年も経っているんだな。 そして、ご主人さまは30年も経った今も 生き生きと、

        • 久しぶり。 何年ぶりかで、ここに来たい感情になりました。 ここを留守にしている間、 ご主人さまには色々な事がありました。 どうも、新しい家族、わんこを迎えたようです。 ご主人さまは、それはそれは凄い可愛がりようで、 もう3歳になるようです。 ボクの妹にあたるこのわんこは、 赤ちゃんの保護犬でうちに迎えられました。 ボクと一緒さ。 そしてご主人さまは、 ボクと似た模様のこの子に時々ボクを重ねているようです。 実は、ボクはご主人さまとは3年間しか一緒に居ら

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          キツネが去ったあと、 我に帰ったご主人さまは、 「…ホントにしっぽ太かったね」とか、 「…何で動物園のより、全然まるまるしてるんだろう」 とかボクに話しかけたりして、 幻想的な景色の中、 人生初体験のことが起こったことに、 もう、仏像を訪れることは どっちでも良くなっているようでした。 ここに住んで十数年。 生まれた地元ではないけども、 道や場所は憶えてきたつもりなのに、 まだこんな場面に出会えることがあるなんて。 今度は、必ず携帯を持って来ようと、

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          しばらく夢心地で景色を堪能しながら歩いて、 更に上に登ろうとしたその時、 10mほど先で、ガザガザっと物音が。 まさかっ!イノシシっ!?(汗) ひるみながら見上げると なんと!キツネっ!!野生っ!! 中型犬のボクより少し大きな、 まぎれもないキツネは、 野生の鋭いまなざしをこちらに向けました。 びっくりして動けないご主人さまを見切ったように一瞥すると、 堂々とボクたちの前を横切り、 足早に去って行きました。 その間、わずか10秒たらず。 まるでストッ

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          恐る恐る登りだすと、 気持ちのいい音が聞こえてきます。 竹と竹が当たる音。 笹がサラサラとこすれる音。 ほどなく、竹林に踏み込んだ、 ボクたちの目に飛び込んで来たものは、 360度すべて竹で囲まれた世界。 圧巻でした。 今まで、美しい壁紙やネットの写真などでしか 見たことのないような、幻想的な景色の中に ボクとご主人さまだけで立っていると思うと、 この感激を誰かに伝えたい。 ご主人さまは興奮せずにはいられなかったでしょう。 右も、左も、前も、後ろも、

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          この辺りの山はイノシシが出るって 聞いたことがあるね。 今日はすぐ帰るつもりだったから、 ご主人さまは携帯も持ってないし、 もしかして、ヘビとかもいるかもしれないし、 ここにいること誰も知らないから、 襲われて動けなくなったら、死ぬかも!(いやマジで) と思ってるんだろうか。 でも、ボクは知っています。 ご主人さまが無類の仏像フェチだってこと。 この好奇心をそそる状況を、 素通りできるはずがないこと。 …ほら、好奇心に負けて登り始めたでしょ。

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          いつもと違う道を歩いて、 ほどほどの発見や満足感に浸りながら そろそろ帰りの道に差しかかった時、 ふと見ると「←こちら○○山文殊菩薩東巡回道」 という立て札が。 それは竹林が群生している小さな山を指しています。 この山は、ボクはずっと前から知っているけれど、 ご主人さまはいぶかしげ。 いざ入ろうとすると、 ご主人さまは、 人がひとり通るか通れないかの山道をながめて、 行くかやめるか、しばらく逡巡していました。

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          いつもは、うちから、のどかな方へ向かって 川沿いの道を行きます。 コースはその時々で気ままに。 時間も適当。 今日は途中まではいつもの道を歩いて、 立ち止まって、川のカモちゃんたちをじっと見たり、 おっ、十数羽いるのが全部つがいになってるぞ! 春だなぁ、、、 もうすぐ、コガモちゃんたちがおかあさんの後をついて泳ぐ あの愛らしい姿が見れるね(♡) なんて思いながら。 あまりにもカモくんたちが可愛かったので、 ボクは少し嬉しくなって、 知らない道へ入って

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          冬の間、寒いのが大の苦手なご主人さまは、 ほとんど機能停止になるので、 春になってやっと、 天気がいい日を見つけては、ボクとさんぽに出かけています。 ボクの住んでいるところは、とある地方。 大きな国道も通ってはいるけれど、 5分も歩くと、山や昔ながらの川、 今頃からは緑が茂り、野生の草花や虫たちに出会える まあまあの田舎です。 今日は、あまりに天気がよかったのでしょう、 めずらしく、昼前にボクを連れて出かけました。

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