1月17日が近づくと思いを巡らせる映画について

1月17日が近づくと、毎年、思いを巡らせる映画がある。

「その街のこども」だ。

元は、NHKの単発ドラマだったものが、後に劇場版として公開された。

阪神淡路大震災で被災した「その街のこども」だった2人を森山未來と佐藤江梨子が演じている。偶然出会った2人が15年経った神戸の街を歩き、ぽつりぽつりと、それぞれに抱えた傷を話し、向き合うストーリー。静かで、温かくて、本当に2人が神戸の街を1月17日に歩いているような気がしてくるくらいの自然さ。

この映画は、震災の映画かもしれないけど、単に震災の映画ではないと思っている。皆それぞれ、色んな形の心の傷とか、トラウマとか、あるかもしれないけれど、そういうものに静かに向き合う2人の姿が、じんとくる。

うまく表現できない自分がもどかしいけれど、何度も観ている本当に素敵で、大好きな映画(ドラマ)。

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