家族みんなが今晩は唐揚げが食べたいという。わたしは疲れていて揚げ物はつらい。わたしにとって揚げ物はとても元気かつ食欲もりもりのときにしかできない。食べたくなってもすぐスーパーで買ってしまう。だって、じゅうぶんおいしいし。

でも、家族の願いは叶えてあげたいし、まあ、晩御飯はわたしがやらなきゃという変な義務感もその中には少し含まれるが、でも、やりたくないやりたくない、座って食べられないし。一気にバンッて出来上がらないやん揚げ物って。揚がった順に出していってなくなるやん。昔はほんま、用事してる間にわたしの晩御飯残ってないってことがあった。お母さん食べてへんのちゃうんかな？って気遣い普通しない？

で、洗い物も器具が多くなるし、油の始末、コンロの掃除…

準備の前にすべてこれらを一通り思い浮かべて既にやった後みたいにぐったりってなったから、どうしようもなくて、勇気を振り絞って、今日はできません、と言ったら、夫（と子どもら）が全部やるという。

買い物から全部してもらって。

いつもなら、夫が揚げる間、まわりで手伝ったりして、なんか気疲れ（あ、いま汚した、とか、やり方わたしと違ったりすると気になったりして）と罪悪感で、やってもらったのにぐったり。

ってなるからこの日は片付けたい調べものしたり書きものしたり、洗濯物たたんだり（まだ負担なくできる方の家事）難しいけどできるだけ通常運転で過ごしていたらわりとすぐに出来たよー先たべや～と言われ、この時間感覚なら、やってるほうがそんなにもしんどいなんて、思いもしないなぁと気がついた。

実際わたしも自分が食べたくて揚げ物するときはそれほど苦ではない。

まあ、わたしの場合、料理がしんどいか、やっつけのときはエネルギータンクが半分以上空だ。

夫も座ってゆっくり食べ、わたしは先に片付けたいとこだけ片付けて、油の始末もうっかり少し手を出してしまったけど、勝手に手伝って勝手にイラっとしたから、あ、と気がついて、夫にわたしのやり方を説明したらちゃんと片付いて、シンクもピカピカになっていた。

もうええやん。それで。な。唐揚げもうしません。（あっ😆