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たばこって


私は喫煙者です。バチバチの喫煙者です。はっきり言うと17歳から常習喫煙しています。(未成年喫煙バリバリです。そこでキレる人はキレてください。よろしくお願いいたします。)そう考えると長い付き合いです。辞めたこともありますが、愛するがあまり戻ってきた喫煙者です。
例えばパートナーが非喫煙者だった場合(大学後期〜大学院の辞めていた時は恋人が非喫煙者だったので辞めていた)、非喫煙者の友人や知人のいる前や、もちろん仕事先で吸ってはいけない状況などでは吸いません。臭いにもそう言う場合は気遣います。割とそういった意味では喫煙を我慢ができるタイプだと思うし、今だって「おっしゃ今から禁煙するぞ!」と思えばスッと禁煙できると思います。でも私は禁煙する気はありません。パートナーが非喫煙者だった場合か、妊娠などのライフイベントがない限り今のところ辞める気はないです。なぜなら、罪なほど、たばこおいしいから。


我が家にはだいたい2箱から3箱のストックがあり、プラス外出用のたばこも別に専用ポーチにあるので常に4箱程度常備している状態だ。


喫煙者の身分は現代、もうかなり人類のカーストの下の方になっている。社会的にも、若い世代の子も『喫煙者はカッコ悪いし、害悪』という風潮が増えている。だが私は言いたい!『煙が無理(臭いが嫌だ、アレルギー反応が出る)』とかなら全然わかるんです。しょうがないと思います。しかしたまに、『ボク(ワタシ)はたばこを吸ったことがないし、吸おうとも思わないし、これからも吸わないよ!喫煙者最低!』みたいなニッコリ爽やか系の、今まで僕たち私たちはそういった(説明が難しいですけど、なんかたばことかギャンブルとかやりませんよ!真っ当に生きてるんで!みたいな)方いらっしゃいますよね。彼ら彼女らとは一生分かり合える気がしません。『経験』してない奴になにがわかんねんと。何事も経験だと私は思うのです。吸ってみて無理だった、(もしくは特殊な例で、自分をDVしてた父親が喫煙しててトラウマとかそういう思い出があって)喫煙者最低ならわかりますよ。でも吸ったこともない、ボクは社会的にマトモなんですよしてるヅラの奴に最低呼ばわりされる筋合いはない。しかもそういう人ほど、飲酒はOKとしていて、会社の同僚とか友人と飲み屋で面白くない(この会話は私の統計では3000%おもんないです。下ネタもないです。)話して、適度に酔っ払って(ここポイント。真っ当に生きている前提なので泥酔はしない。吐くほど飲んだ経験もなし。)帰路についてなんか今日もいい感じだったなみたいなええ顔して布団に入って寝てるのです。いや彼ら彼女らの人生もいいですよ、いいんじゃないでしょうか。でも私からすればしょうもなさすぎる。一生関わりあいたくないですね。多分あっちサイドもそう思うのでしょうけれども。

カルチャーとたばこは深く関係していると思います。中学生の頃から映画や音楽にどっぷり浸かっていた私はたばこがとにかくカッコよかったし、時には悦楽、時には哀愁を秘めた素晴らしいアイテムに感じていました。大好きなロックンロールのスターたちが吸うたばこ、スクリーンのスターたちが吸うたばこは、喫煙に対する憧れを助長しました。特に昔のスクリーンで美しい女性俳優、アンナ・カリーナ、カトリーヌ・ドヌーヴ、ブリジット・バルドー、ジェーン・バーキン…彼女らがたばこを吸うなんとも形容し難い、耽美な姿を見て、同じ女性として『こうなりたい』と強く思いました。彼女らのように見た目が極上に美しいわけでもない、ただの東洋人のガキンチョでしたが、とにかくその様子にうっとりとして憧れていたのです。

初めて吸ったのは多分17歳なりたてかなんかで。高校辞めるちょっと前だったと思います。私は高校時代は先輩とばかり遊んでおり、同級生の友達は1人しかいないという異常な状態。しかし先輩のつながりで他校に友達ができたり、他校の先輩と遊んだりしていました。その中でもMさんという他校の女性の先輩と遊ぶことが多く、私はその人が好きでした。ズバズバと物を言う姿勢や、茶髪にショートカットがよく似合っていて、歌がうまい。よくそのMさんを含め数名の先輩たちとカラオケのフリータイムで遊んでいました。
その時(最近Xでも書いたんですけど)、私がTMGEのバードメンを歌ったんです。私は歌全然上手くないんですけど、その時高校辞めたいみたいなモヤモヤが自分の中にあって、それを発散させるようにバードメンにのせて歌いました。歌い終わるとMさんが私に、「カヨ、めっちゃええやん。良かったら、吸いや」とマルメンの箱とマッチを渡されました。(Mさんは1個上なので、もちろんバリバリ未成年高校生です。しかしもうすでに常習の貫禄があり当たり前に吸ってました)「ありがとうございます」と言って、(ふかすのはカッコ悪いから肺まで入れるぞ…という謎の決意の元)1本吸うと、むせることもなくすっと身体に入ってきたんです。おいしいというか、『なにこれ、憧れてた、思った通りのええもんやん』って感じました。
ちなみに補足のどうでもいい情報として、Mさんと16の秋くらいにZAZENのライブ行った時、帰り際に、私が当時付き合っていた彼氏が他の女性と来ているのを目撃してショックで泣き出した私をラーメン屋に連れて行き、ラーメンとビールを奢ってくれて「男とかいくらでもいるんやから、あいつはしょうもない男やねん。カヨにはもっといい男いるよ」と慰めてくれたことは一生忘れません。Mさんありがとう。

そして私は部屋のベランダでこっそりとたばこを吸い始めます。高校入ってからすぐに私はコロッケ屋でバイトしてたんですけど、その店長と仲良くて。すぐ店長はハイライトを吸いにいくので店番させられて。バイト終わってご飯とか行ったりした時もうバチバチ未成年ですけど店長公認で一緒に酒飲んでたばこ吸ってみたいな関係でした。母親には18くらいの時にバレましたし(しかし辞めろとだけ言われて別に怒られなかった)、今も辞めろと言われますが、母の妹の叔母さん曰く『母も今は辞めているが、高校時代喫煙していて本棚の裏に灰皿を隠していた』とのことなので血は争えないと思っています。

たばこ遍歴はマルメン(出会い)→赤マル(メンソールいらんなと思い変える)→一瞬ハイライト→セッタ吸うが不味すぎて半分で捨てる→しばらく金マル→ラキスト(途中からライト)→結構長いことキャスターマイルド→(禁煙)→だいぶ長いことハイライトメンソール→そこから現在までキャメル、です。
たばこで出来た友達もいます。今も仲良しの友達との出会いは某映画施設の喫煙所で、同じハイライトメンソールを吸っていたことから話が弾み、彼女の父方の故郷が私の地元の神戸であることもあって意気投合しました。たばこは時にそんなドラマを生むんですよ…素敵じゃないですか…

今はキャメル6ミリ吸いとなっています。理由は安くておいしいから。6ミリなのは、今の感じになんかちょうどいいから。キャメル6ミリも濃い青のやつと水色のやつとあるんですけど、正直どっちでもいいです。でも水色のやつの方がよく売ってるので必然と水色の方になります。一応gloも持ってるんですけど、万が一加熱式たばこしかダメな喫茶店に入ってしまった用に持ってるだけでほぼ吸ってないです。あと、部屋たばこ臭いんでしょ?指摘される方も多いかと思いますが、空気清浄機を置いているせいか奇跡的にたばこ臭くないです( 非喫煙者が家に来た時も臭くないと意見をいただいています)
もちろん健康にも悪いのは当然わかりきっていることですし、副流煙で迷惑をかけることもあります。喫煙者の居場所は年々狭くなっています。今の中学生とかから見たら喫煙者はカッコ悪いのかもしれません。でも正直私は今のところ気管支系健康だし(たまに検査してる)、ちゃんと喫煙所か喫煙可能店でマナーを守ってたばこ吸ってるし、マジでどうでもいい〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!クソガキにカッコ悪いと思われても痛くも痒くもないで〜〜〜〜す。ガキは勉強してサインコサインとか、古文のレ点とか、受動態と能動態の違いの英文法考えてろ。私はその間たばこ吸ってるから!頑張れ!中坊や高校生!そんで適度な大学に入ってテニサー入って全くテニスすることなく4 年間過ごしてろ!

たばこで得たものがたくさんある私には今の身分の狭さとか、健康趣向とかで辞めようかな…ってならないくらい良いものなのです。もちろんライフイベントやパートナーの関係で辞めるときが来るのかもしれませんが、それでもたばこのことをずっと好きでい続けると思います。たばこ最高!

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