見出し画像

裸婦デッサンと美術解剖学

デッサン会に入って12年目になる。

絵に関わることで、私が絶対的に「やって良かった」と思うのは裸婦デッサンと、風景ドローイングだ。
これは時間とお金をかけてやる価値があると思っている。



これがデッサン回最初の絵。我ながら一生懸命描いているな。
足が画面に入っていない(笑)


 当時はメンバーも多く、モデルも比較的近くから確保できたので、ヌードを描く機会が多かった。もちろん着衣のポーズもある。

こんな感じ


 裸婦デッサンは、めちゃくちゃ力がつく。

びっくりするくらい力がつく。描くのが早くなるし、服を着ていても、「なんとなく体つきの様子」透けて見えるようになる。言うなれば人間レントゲンみたいな感じ。いや、違うか、レントゲンだと骨が直接見えてしまうから、スケスケメガネをかけているような感じ。ドラえもんかなんかにそういう道具がありそうだ。


初期の頃は「真面目に」描いている印象がある。
自分で筋トレをするようになり筋の動きを意識するようになって、前よりは体の様子の理解が深まった気がする。

2014
2014


2016
2016
2016

私が入った当初2012年ごろは、毎週活動をしていて、2012-18年くらいがめちゃくちゃ充実していた。2018年からはちょっと仕事の関係でいけなくなって、そのままコロナ禍に突入。そして、2023年に復帰。

今はだんだんメンバーが高齢化してきて回数も減り、着衣がメインになってしまった。

去年からは、絵の具で色をつけている。

でも着衣は正直言って描きごたえがない。できれば裸が描きたい。

最近は「描かない」ように描いているので、画面はシンプルに仕上げようと思っている。これは下書なしでアタリをつけずに一発で描きたいと思って描いた。今後画風は変わると思うけど実験は面白いものだ。


 着衣が多くてなってしまって、ヌードを頻繁に描けないので年末くらいから解剖学を勉強している。これは2016年ごろに買ったんだったかな。

とても詳しくて概ね満足しているのだけれど、人物を描いていると必ずしも本にあるような「筋肉質な人たち」だけじゃないと気づく。絵のモデルの大抵はマッチョじゃない。
筋肉量が少ない人たちのことはあまり説明はなく、脂肪の項目も1ページ分しかない。体型別に関してはこの本だけではカバーできないので自分で理解するための工夫をしないといけない。
だからノートを作って模写したりメモをしたりしている。ときどき仲のいい女医さんに質問をぶつけたりして少しずつ書き進めているところ。

模写
模写
模写

 たまたま買っていたこの本に医学関連のページがあったので、コピーをしてノートに貼った。

この本はもう廃盤 日本語版をメルカリで見つけたので買うことにした。
ちまちま調べている。
内臓のことが気になってきた。

今は必要なところをコピーし、単語はGoogleレンズを使って調べている。

けれど語句が正確なのかがわからない。まあ、気長にやっていこう。

 そうそう、宣伝になっちゃうけど、デッサン会のサイトを作ったので良かったらみてほしい。

もっと裸婦を描きたいが、今のままでは人数が少なくて裸婦のモデルを呼ぶ予算がない。メンバーを増やせれば、裸婦が描ける。描きたい人はぜひ参加してみてほしい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?