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パラダイムシフトをどう見出せるか

在宅ワーク数日目
暫く本社への出勤は見合わせることがわかりました。

少なくともPCR検査の結果が出てからでないとだめだという上司からの連絡を受けたあと
「これからの日常や未来はどうなってゆくのだろう」

漠然と広がるこれから先の未来に、えも知れない不安を覚えました。
今までの日常が大きく変わってしまう…
そう思うと居てもたっても居られなくて、その焦燥感から思わずこの先のことを調べてしまいました。

いままでは当たりまえのように、何も考えず電車に揺られて出勤し仕事をこなしていた日常が、こうも簡単に変わってしまうのか…

そんな現実を前に何かこれからを生きていく為のヒントはないかインターネットのサイトをスクロールしていました。
すると2050年の未来予測というページを見つけて思わず読み込んでしまいました。

以下はサイトの要約です。

現在日本のGDP(日本総生産)は世界で第3位ですが、少子高齢化が進み少しずつGDPは下がってくる予想がされています。

若い世代の方たちが減るということは、社会や高齢者を支える担い手も減るということ。
生産力が自然と下がるということは、エネルギーを供給してくれる人も少なくなってゆくということ。

人々が広いエリアに分散して暮らしていると行政サービスもインフラ整備も大変なので、作者のかたはコンパクトシティーを作られるのではないか?と仰っていました。

サイトを読みながらそのなかで、
これからどんなふうに生きていけば、
自分らしくこれからの時代を生きていけるのか考えてしまいました。



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そしてそれと同時に、パラダイムシフトできてる?という本も読んでみました。
この本はいまの時代をポストコロナの時代としながらも、いつの時代も何か大きな疫病や天災があった後には、歴史的にも大きな変化を迎えてきたと書いてありました。

例えばペストが流行ったあとには、ルネサンスが始まり、東日本大震災のあとはガラケーがなくなったとおっしゃってました。

時代が変わる前には何か大きな変化が訪れる。
これまでは当たり前だった人との関わりや距離感もコロナ禍で行動に制限が掛かり、人との関わりが持てなくなって初めていままでの日常は当たり前ではなかったのだと気付きました。

そして否応にも
「自分とは何か。この先どうするべきか」ということを考えました。
コロナをパンデミックとしてマイナスに捉えるだけではなくて、時代じだいに起きてきた一つの転換期だと捉えるとコロナの時代をパラダイムシフトをして、どんな見方に変えられるのかこの本はそんなことを考えるきっかけになりました。

これからは人と直接触れ合うだけではなく、ネットや遠隔の通信を駆使しながらも人との距離を近づけるそんな時代になっていくのではないかとも思いました。

「いい大学に入れば、いい就職先がみつかる」そんな終身雇用の時代は終わりを告げ、目の前にあふれるメディアの情報をどう捉えて行くのがとても大切なのだと思いました。

メディアリテラシーという言葉もありますが、これは社会の中で、メディアが果たす役割を理解していくことだと思います。
目の前に流れてくる膨大なかずの情報を精査していきながら、本当に必要な情報を掴み個人の情報へと変えてゆく。

そのなかで、多文化交流をしたり自分の得意なものを発信していく力。
思い返せば、これまではいかに価値ある物を持つかということに目を向けてましたが、
これからはどれだけ価値のある情報を届けられるのかに価値観そのものがシフトしてゆくのだと思いました。


それはこれまでの会社や組織全体が個人を管理する時代から、一人ひとり個人が活躍する時代への変貌を遂げるということだと思うのです。

安心して働ける組織を見つける…というよりも自分がどれだけのことをチャレンジして、求めてもらえるのか

お客さまのニーズを大切に提案し、価値ある情報を共有することそのものに、これからは価値が見出されていく社会になるのではないかとも思いました。


これまではテレビや広告、雑誌など知ることに限りのあったメディアのなかでしか情報が与えられませんでした。それによって一方的な切り取り方で与えられたものに対して、わたし達が反応していく、そんな時代がネットが普及したことによって、誰しもが取捨選択する幅が増えて情報そのものも幅ひろく伝達されるような大きな変化が訪れたのだと思いました。

コロナをただ怖いパンデミックの襲来として捉えてゆくだけではなく、今後どのように自分らしく働いてゆくのか

それを考える大きなきっかけをもらったと思い、自分らしさとその中での生産的な仕事を考えていきたいと思います。


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