猫コーヒー日記
アイドルマスターシャイニーカラーズがいかに面白いかという文を書こうとしたが、どうしても怪文書になってしまうので一度筆をへし折って普通の日記を書く。(当然筆をへし折るというのは中断の比喩表現であり、筆なんてもう何年も触っていない。あんな毛が生えた棒!)
今日は面接の日だった。採用面接だ。採用面接の日というのはあらゆることに気を配らなければならない。こいつと働きたいと思わせる必要があるからだ。
服装は当然スーツだ。もしもスーツ以外の格好(例えば裸サロペット)で行こうものなら「こいつは面接だというのに裸サロペットだ、狂人にちがいない」と思われてしまうだろう。おそらくどの就活本にもそう書かれている。だが今は夏、死ぬほど暑い。そんな中スーツを着て行ったら「こいつはこの暑いのにスーツなんか着て、狂人ではないのか」と思われる可能性だってある。
前者のリスクと後者のリスクを天秤にかけ、よりリスクが少ない方を選ぶのが賢いやり方だ。結局クソ暑い中スーツを着用して行った。サロペットを持っていないからだ。
面接。俺は面接が苦手だ。怖い。この辺の理由について詳しく話すと暗い話になり世界を闇が覆い、米や麦などの作物が育たなくなり人や小鳥が死ぬのでその話はまたの機会にしよう。
面接はとても和やかな雰囲気で行われた。程よい笑いも交えながら話は進んだ。だが俺が面接を受けるときはいつもこうだし、どれだけ好感触に思えてもいつも落ちているのであまり期待はできないピョン(明るい話ではないのでピョンをつけている)。
面接の後、まだ日が高かったので街をウロウロしていた。この「面接のあとスーツ姿のまま街をウロウロしている時間」はあまり嫌いではない。面接からの解放感とスーツ姿の非日常感が気分をやや高揚させるからなのかもしれない。(無職は日常でスーツを着ないし、前職もスーツとは無縁だった)
ウロウロしていると一匹の野良猫を見つけた。俺は猫が好きだ。可愛いからだ。写真を撮ったり触れたりしたいと思う。(これ「猫」を任意の単語に置き換えるとヤバい人になりますね)
警戒させないように注意しながら数歩そっと近くと、猫はこちらをチラリと見て数歩前に進んだ。気にはしているが警戒している様子ではなかった。脈アリだ。また俺がそっと数歩近づくと、また猫は数歩進んだ。脈ナシかもしれない。猫はそのままスタスタと歩き出した。せめて写真だけでも撮りたい。諦めきれなかったので俺は猫を追った。
猫を追いかけていると、いつの間にかコーヒー店の前にたどり着いていた。屋外に机や椅子が置いてある、カフェテラスみたいなやつだ。猫は椅子の合間を縫うようにして姿を消した。
空を眺めながら全然好きじゃないアイスコーヒーを飲みつつ、上のツイートのようなことを考えていた。
俺はもう野良猫を追い回していい歳ではないのかもしれない。アラサーだしな。かといって、猫がいたら絶対追い回したい。俺は、どうすればいい。
人間が夏空の青さとアイスコーヒーの苦味を同時に摂取すると体内でよくない化学反応を起こし、物思いにふけってしまうのだ。夏空の下でアイスコーヒーを飲んでいる奴は全員なにかしら物思いにふけっている。例外はない。
この後メロンブックスによってエッチな同人誌を物色するなどして帰った。
帰りのバスの中からふと外を見ると福岡の山笠祭り関係でふんどし姿の男がたくさんおり、おっさんの生尻がたくさん目に入った。おっさんの生尻はあまり見たくないと思った。
ただの日記をここまで読んでくれてありがとう。アイドルマスターシャイニーカラーズをやってください。
これは決勝戦前に最大限まで信頼していたプロデューサーから急に乳を触られた田中摩美々です。好き。
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