楽しい殺人鬼ごっこ
子供の頃、鬼ごっこが大嫌いだった。俺は足が遅いからだ。
かくれんぼなどの足の速さが関係ないもの、缶蹴りやけいどろ(地元はけいどろ呼び派だった)などの足が遅くても機転で戦いようがあるものはまだ楽しむことができたが、プレーンな鬼ごっこはもう本当に心から大嫌いだった。
逃げているうちはまだいいが、鬼になろうものなら最悪だ。一度鬼になったら俺の鬼が終わることはまずなかった。鬼ごっこは最低のクソゲーだ。
そんな俺に「鬼ごっこ、めちゃめちゃ楽しい」と教えてくれたゲームがある。
Dead by Daylightというゲームだ。どハマりしている。
1対4の非対称型オンライン対戦ゲームで、ゲームの内容はズバリ殺人鬼ごっこだ。
1人の方は殺人鬼となり、4人の生存者を探し回って攻撃し、フィールド内に点在するフックに吊るし生贄に捧げるのが目的。
4人の生存者の方は殺人鬼から逃げ回りながらフィールド内の発電機を修理し、脱出ゲートを開いて逃げるのが目的となる。
他にも細かいルールはあるが大体そういうゲームだ。超面白い。もともとはPCゲームだったがちょっと前PS4でも出た。俺はPS4版を遊んでいる。
おどろおどろしいメニュー画面。フレンドと殺し合うという文面がお前の倫理観を狂わせる。
個性豊かな殺人鬼たち。それぞれ特殊な能力を持っており、楽しそうに生存者を追いかけまわして殺す。ゲームオリジナルの殺人鬼の他にも有名ホラー映画ともコラボしており、DLCを購入したら映画でおなじみの殺人鬼を使うこともできる。画像はピッグことSAWシリーズでおなじみのアマンダちゃんだ。
生存者たちも個性的で楽しい。
生存者でプレイするとこのように3人称視点でのゲームになる。
他の生存者と協力しながらうまいこと発電機を修理して回る。失敗するとでかい音がなり、殺人鬼に居場所がバレる。恐ろしい。
生存者側でプレイするとホラーゲームとしてもしっかり怖い作りになっている。そして殺人鬼を欺きながら脱出に成功するとなかなか気持ちがいい。
殺人鬼に捕まるとフックまで連れて行かれて
吊るされる。一定時間以内に仲間に助けられなかったら死ぬ。あるいは助けられても一定回数また吊られると死ぬ。仲間が減るとめちゃめちゃ不利になるので出来るだけ吊られている仲間は助けたい。
俺はこの後死んだ。
一方殺人鬼側だと一人称視点のゲームになる。生存者と比べて視界がグッと狭くなるが、結構没入感があり楽しい。使っているのはカニバルこと悪魔のいけにえでおなじみのレザーフェイス。
生存者が走り回った後に残る殺人鬼にだけ見える痕跡を追いながら追い詰めていく。他にも発電機を修理する音などに注意しながら執拗に追いかけ回す。
基本的に手持ちの武器で二回殴ると生存者を倒すことができる。倒した生存者はフックまで担いで行って
吊るす。これがめちゃめちゃ楽しい。そしてせっかく吊るした生存者を助けられると悔しい。
4人全員吊るし殺せるとめちゃめちゃ気持ちがいい。
だいたいこういうゲームだ、Dead by Daylight。めちゃめちゃ楽しい。
俺はほとんど殺人鬼側ばかりプレイしている。生存者側の方が人気なので殺人鬼の方がマッチングしやすいというのもあるが、どちらかといえば子供の頃の鬼ごっこ嫌いの反動だ。鬼ごっこの鬼って足が速かったらこんなに楽しかったんだ〜〜! ウッヒョヒョ〜! 死ね〜〜! という気持ちで遊んでいる。
ホラー映画好きはもちろん、鬼ごっこ好きの人、あるいは足が遅くて鬼ごっこが大嫌いだった人にお勧めしたいゲームだ。
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