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青学立て看の沿革

この度青山学院大学立て看同好会を立ち上げました!!いつもより3時間早く寝たら目が覚めてしまってもう寝れないので、立て看同好会を作った経緯を忘れないうちに書いておきたいと思います。とにかく最大の原因はイスラエルのラファ侵攻にハァ!?!?!?!!!!!!!?????と声が出てしまったからです。わたしは子どもが大好きで、街で子どもを見かけるとまじで守るからなって思っています。満員電車で小学生がいるとまじでガードします。涙腺固い方なのですが子どもが酷い目に合う映画は泣いてしまいます。なので、これ以上子どもに死んでほしくないし、大人にも、誰にも死んでほしくないです。ラファに手を出すな、即時停戦しかありえないし、日本はイスラエルに対して経済制裁をしてほしいし、企業や大学はイスラエルをボイコットしてほしいし、みんなにもなるべくボイコットしてほしい


わたしがパレスチナに関心を持ったのは大学2年生ファーストラウンドの時でした。青学の国際政治経済学部で学んでいるのもあり、パレスチナに触れられる機会があってよかったなあと今では思っています。わたしは留年をしているくせに学問がけっこう好きなので楽しいと感じた授業にはとことん出席しているのですが、そんなわたしの今のところ4年間でいちばん面白かった授業が「国際NGO論」という授業でした。教授が元々現場にいた方でNGOのジレンマ、倫理、支援の対象とする範囲など、スーパーマン集団のように見えるNGOのできること、できないことなどを扱う授業でめちゃめちゃ興味深かったです。その授業のある回でゲストスピーカーとして講演をしてくださったのが日本ボランティアセンター(JVC)の広報の方でした。JVCはかなり歴史のあるNGOで、長らくパレスチナに関わってきた団体です。恥ずかしながらわたしはそれまでパレスチナに関しての知識があまりなく、高校世界史で習う範囲(第四次中東戦争やオスロ合意のあたり)がギリギリ、みたいな状態でした。ガザという名前は知っていても、よくある中東の宗教が絡んだむつかしい紛争だと思っていたわたしにとってJVCの方の話は衝撃で、パワーバランスの大きさ、イスラエルの行為は国際法違反であること、パレスチナに暮らす市民の自由が大きく制限されていることを知りました。そのときのノートを載せておきますね



なんでこんなにヤバヤバなことを知らなかったんだろうと、恥ずかしさと衝撃でいっぱいになったのが2021年の前期で、なにか活動をしていたわけではありませんがその時からわたしの個人的テーマはしばらくパレスチナでした。夏休みに入る前くらいに青学からすぐのイメージフォーラムでパレスチナのドキュメンタリーが上映されることを知って『ガザ 素顔の日常』という作品を観に行ったり、ガザの出来事を報じるInstagramアカウントをフォローして、パレスチナのことが定期的に目に入るようにしていました
2023年10月7日の大規模侵攻の後、びっくりしていろいろ調べたりしているところ、JVCがオンラインの緊急セミナーを開催してくれたのでそれを視聴しました。すっごく少額ですが寄付もしました。そのあとも侵攻は止まることなく、えこれ本当にまずいじゃんどうしようどうしよう人が死んでると思って11月初旬の土曜日に早稲田で行われた講義に参加しました。JVCも早稲田も無料で開催してくださってありがとうございます!助かる!わたしも学生に気軽に学べる機会をどしどし提供できる大人になりたいです!!!
これに行った理由というのも、次の日である日曜日にパレスチナでの即時停戦を求めるデモが行われることを知って、今かなりすごくやばいしデモとか行ってみようかな、、ひとりで行くのめちゃ緊張するな、、と主催する方のTwitterを見ていたところ、早稲田の講義に行くとの投稿があったのであわよくばお話して顔見知りになれれば明日も行きやすいし!と思ったのがあります。講義の内容もすごくわかりやすくて、パレスチナが占領されてから最大の、過去のものとは明らかに規模が違う侵略であることなど専門家の方の話が聞けてよかった〜!となりました。国境なき医師団の方が参加者として来ていて質疑応答で現状を話していたり、ほんとにめちゃくちゃヤバいことなんだと思いました。質疑応答の時間で明日デモを主催するんですがと話しているわたしと同世代の方々がいて、やっぱり明日のデモ行ってみようと決め、終了後に話しかけに行きました。わたしと同じくらいの年齢でこうやって行動を起こしている人がいるんだ!!なんてかっこいい!とめちゃめちゃ嬉しかったです
わたしは政治に関心の高い家庭で育ったので、小さい頃に何度か親に連れられてデモに行ったことがあります。その点他の人よりも抵抗が少ないかもしれませんが、自分の意思で、ひとりで行ったことはなかったので渋谷に着くまではすっごく緊張しました。両親とデモに行った経験から、デモっておじさんおばさんのものだと思っていたのかもしれませんが、若者がたくさんいてびっくりしましたしすごく嬉しかった。終わった後に走り書きした感想の一部を載せておきます。今はちょっと考えが変わって、強い言葉を使わざるをえない状況だし、太鼓とかあると日本語のコールもなかなか楽しいなと思っています。日本語でコールを行う意味でっかいので、いらない!とかは当時も思っていなかったけれど、なんかださいな〜と感じていた

その後は時々デモに参加したり、SNSで情報を見ながらずーっとパレスチナのことを頭に置いていました。完全にわたしのテーマになったし、本当に一刻も早く停戦してほしかった
アクションを起こしている自分のことはイカすじゃんと思っていましたが、同時に結構世界に絶望したりしていました。一部の知り合い以外まわりは誰もパレスチナの話をしないし、スタバに行ってるストーリーとか全然見るし、日本も国連決議を棄権するし、市民は殺される一方だし、人が大量に殺されているので当たり前なのだがSNSで見る情報はかなりきつくて、なんでわたしだけこんなに苦しい思いしてるんだろほんとはこんなことしたくねーもう全部やめたいとかずっと思っていました。絶望しては、でもやらないわけにいかんしと持ち直すの繰り返しで、メンタルが強いわたしでもやられるときもありました。調べれば調べるほど国も大企業も映画スターも大なり小なり虐殺に加担していて、虐殺に賛成したり支援したり黙認したりしていて、どんどん世界を嫌いになってしまっていましたね、岡真里さんの「ガザ 人間と恥としての」という言葉通り、まじで恥だし絶望だしと、ずーっと考えてしまう日々でした
そんな中でわたしの希望になったのはやはり同世代の学生や若者がアクションを起こしている姿でした、ハーバード大の学生が大規模なダイインをしたのを見た日本の学生がうちの大学でもやろうよ!みたいな投稿を見たり、デモでスピーチをしている若者の話を聞いたりするのがもうめちゃめちゃ希望でした。そういった動きは各大学にもあって、東大にパレスチナの停戦を求める立て看板があり美術学生のネットワークができて、明治がスタンディングをして、ICUがダイインをしていて、みんないいな〜青学生として自分の大学もパレスチナに連帯しますって言いたいな〜青学にもあればいいのに!めっちゃ参加するしめっちゃ応援するのに!とずっと考えていました。青学は社会派の歴史や土壌が全然なくてつまらないと感じたし、わたしは国際政治経済学部に所属していてサークルでロックをやって、そんな大学生活を送っているのに何もしないと青学を嫌いになってしまうな、青学で何もアクションを起こさなかったことを恥ずかしいと思うだろうなと一週間ほどもんもんとしていました
あとやっぱり何かを主張するのに主語は多い方がいいです。わたしは一市民としてデモに参加して声を挙げていましたが、政治と世論に訴えるにはより多くの人が主張していると思わせることは有効なので、市民としても、青学としてもダブルでパレスチナに連帯していることを示したかったです
ラファ侵攻から数日後に、少しつながりのある学生団体と、SNSで活動を見ていて信頼していた全く面識のない学生団体3つに相談のDMを送信しました。ド深夜に送ったのにも関わらず、どの団体からもとても明確で嬉しいお返事をいただき、それらのアドバイスを参考にしつつ青山学院大学立て看同好会を設立しました!メンバーはわたしひとり、活動内容など何もかも未定です。とにかく、青学生という主体でメッセージを発信できる場ができたことにまずは満足しています。わたしのように孤独で絶望しかけている青学生がもし見つけてくれたらという思いも大いにあります。
わたしは学生自治などには明るくなく、青学当局がどういう思想を持っているのかもまだ知りません。ひとりではなかなか厳しいので大規模な立て看板を立てる予定も今のところありません。立て看同好会に名前を決めたのは、一目でリベラルな団体だとわかることと、名前のパンク感が気に入ったのと、運営など何もかも不慣れなので他大学の立て看同好会の方とネットワークがありがたかったのと、名前にパレスチナを入れると一時的な団体になってしまうからという理由などからです。パレスチナの停戦を求めるために作った団体ではありますが、あわよくば青学に社会派の土壌を作れたらいいなと考えているためパレスチナの解放が実現しても団体は継続するつもりです。パレスチナの解放のみを団体の目的にすると一刻も早く団体が消滅しなければいけなくなるので、、
わたしはあと一年で大学を卒業するはずなので、それまでに後継者が見つかればいいな〜と思っています。パレスチナのことは去年の秋よりは世間に知られている実感はありますが、まだまだ周りに話せる知り合いはわたしは少ないです。自分ひとりで抵抗し、抗議するのって本当にエネルギーがいります。誰かと一緒に声を挙げることで、また他の人も声を挙げやすくなりますし、そこにらパワーが生まれると思います。孤独に抵抗している青学生、もしいたら大学からアクションを起こしませんか!!!

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