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格闘技テーマのアルバム「Arterial Blood」をリリースしました

VMLから、格闘技系の動画やコンテンツに向けたBGM曲集アルバム「Arterial Blood」をリリースしました。

個人的にも城戸康裕選手や安保瑠輝也選手や、朝倉未来選手のようなK-1
、RIZINの選手がやっているYouTubeチャンネルをよく観るので、スパーリングやトレーニングのシーンをイメージして、フィジカルでヘヴィな作品にしてみました。

サウンド的なテーマは「洋楽感」でした。僕個人の感覚ですが、日本の動画系のBGMって可愛らしいというか、悪くいうと子供っぽい曲が多いと思っていて、一方で海外のYouTuberを見てると結構ゴリゴリな音楽使ってることもあって、個人的にはそういうコアな雰囲気が好きだし、日本の音楽もそうなっていってほしいなあという願望も込めました。

まあ、商売的に市場の需要と合ってるかって言われたら合ってないと思うんですけど、既に存在するものと似たような音楽作ってもしょうがないなという気持ちと、「自分はこう思う」っていう提示も必要だな〜と思ったので、冒険してみました。

1, Artery

アルバムの中で1曲はリードトラック的な曲を、というポリシーで、今回はこの「Artery」をそういう位置付けで出しました。Big Room系のEDMの上物にメタルコアのリズムというミクスチャーチューンです。

現役の格闘家でも城戸さんとか、EDMが好きだと言ってる人、EDM系楽曲を動画に使ってる選手が何人かいたので、そこに対する変化球でこういうのどうだろうと思って作りました。

Bring Me The Horizonがグランツーリスモっていうゲームのサントラで、テーマソングの「Moon Over The Castle」をEDM+メタルみたいなアレンジで出していたので、リファレンスにしています。

2, Break down

スパーリングやトレーニングシーンで、ハードロックやメタルを使ってる人がそこそこいるので、アルバム全体としてその方向でやろうと思い、前半はロック〜メタル曲が続きます。

これも7弦ギターのリフがループしつつ、ダークなデジタルビートで高揚感を煽る感じにしてみました。

3, Shadow

Spotifyのワークアウト向けプレイリストを色々聴いてたら、QueenのWe Will〜みたいなスケールの大きそうなリズムに、ロックギターのリードが乗る」というジャンル名不明の、でも筋トレ、トレーニング感ある音楽がいくつかありました。(例えばこういうの↓)

この曲はそういう方向性でトレーニングシーンをイメージした曲で、「Shadow」はシャドーボクシングの意味です。

4, Fight it out

安保選手の動画で、結構露骨にメタルコアな曲がスパーリング中のシーンでよく流れていたので、そこからインスパイアされて作ったリフものメタル曲です。

スパーリングって大体1ラウンド3分なので、1曲通して1ラウンドおさまる尺にしてみました。

5, Give a blow

「Fight it out」が出来た流れで、もういっそモロにメタルなのがあってもいいんじゃないかという感じで、ゴリゴリのツーバス曲を作りました。

Killswitch EngageとかPay Money To My Painとかの、2000年代のメタルコアっぽいグルーヴを意識したのと、せっかく生演奏なんだからとノリでスラップソロも入れてみました。

6, Attitude

メタル系ってどうしても似通った曲調になりがちなので、リズムで変化つけるしかないなと思い、大きめなノリの速い8ビート曲も作りました。

出来上がってから、Nickelbackにこういう曲あったような気がする、と思いました(笑

7, Submission

Instagramで、相手にジャンプで飛びついて首を両足で挟んで制圧する、みたいなすごい固め技をしている動画を見たことがあり(ブックマークするの忘れた)、そこで使われていた音楽が、こういうシンフォニックな弦+ヒップホップビートな曲で、技のテクニカルさと曲調がすごく合ってるなと思い、自分でもやってみた曲です。

8, Encounter

ポジティブで勇壮な「Artery」とは別のパターンで、ダークなエピック+ロックという感じの、入場シーンをイメージした曲です。
個人的にメサブギーのアンプサウンドが好きで、このアルバムのメタル曲はほとんどその系統で録ってるんですが、この曲は昔のドリームシアターの、難しくない部分のリフみたいな雰囲気もあってザ・ハードロックという感じです。

9, Interval

格闘技テーマで作ろう、と思った最初の時点で「インターバル」というタイトルで緩めな曲を入れようというアイディアがあって、これは日常シーンをイメージしてジャズファンクのセッション曲みたいな雰囲気にしてみました。

打ち込みのダンスミュージックでもいいんですが、格闘技って人間同士のぶつかり合いなので、フィジカルな感じは欲しいなと思ったので、アルバム全体通して生演奏感というのは結構意識しました。

10, Vein

「Artery」というのは動脈、という意味で、「格闘=血が滾る」というイメージでつけた言葉なんですが、その反対として「Vein(静脈)」というタイトルの曲で締めようというアイディアも最初からありました。

どんなVeinにしようかかなり悩んだんですが、ここまで来たロック感が急になくなると嫌だなあというのもあり、リズムは重めだけど、メロディはチルい、というエモ系ロックにしました。(Pay Money To my Painのヘヴィじゃない曲みたいな雰囲気)

やっぱり自分が得意な曲調ってこういう、ミドルテンポのメロディがメランコリックで、音の広がりみたいなものを感じるパターンなんですよね。

全体通して、BGMというには攻めすぎかなとも思うんですが、こういう音楽が動画界隈にももっといっぱい広まって欲しいし、音的には相当カッコいいの出来たと思うので、もしこれが琴線に触れた方、YouTubeなどで無料で使えるので、ぜひご利用ください!


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