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【趣味人噺⑬】TVアニメ版『クレヨンしんちゃん』を一体いつ頃まで観ていたか、記憶のあるEDテーマを思い出しながらその思い出を反芻してみる、の巻。

 結論から言おう!!・・・・・・・・・こんにちは。(・ω・)ゞ 
 卒業式シーズン噺のその二、高校の卒業式では最後のHRが終わってさぁ帰宅という時に玄関先で在校生の各部活の部員たちが見送りで整列している光景に気圧され、同じクラスの男子と二人で寂しく裏門から帰ったことを今も覚えている、O次郎です。

自分は自分でいかにも気を遣った感じで下級生から声を掛けられるのは微妙だったし、
同じタイミングで帰ろうとした彼はずっと帰宅部だったので気まずかった、ということで
表玄関の空間を通りたくないお互いの心境が一致したわけで…。
同じクラスとはいえ彼とそこまで仲が良かったわけではありませんでしたが
二人とも既に浪人する決心でおり、「お互い頑張ろうな」「うん、それじゃ」と
ほんのりとエールを送り合って別れました。・・・今どうしてるかな。(⦿_⦿)

 今回は脱線脱線また脱線、『クレヨンしんちゃん』それも"大人も楽しめる"的なキャッチコピーの喧しい劇場版シリーズではなく、TVシリーズのEDテーマの思い出話です。
 毎年の劇場版公開時期でもないのに唐突ですが(そういえば今年の劇場版は例年のGW前でもなく8月だそうで)、昨年夏頃にたまたま何十年ぶりかで本放送を観たら"アニメ30周年記念"として過去のエンディングテーマが当時の映像で流れていてもの凄く懐かしく、さらにその背景として"2006年1月6日放送回からミニコーナーを導入したことに伴い、現在は専用のEDは廃止されている"という事情があったことを今さらながらに知って衝撃を受けました。
 まさに本放送開始時にリアルでしんちゃんぐらいの年齢だった身として時間の流れに感じ入るものがあり、一体いつ頃から視聴を卒業しちゃったのかふと気になって、各時期に流れていたEDテーマの記憶を頼りに振り返ってみようという次第でございます。
 特に僕と同じアラフォー世代の方々には漏れなくノスタルジーにどっぷり浸かれるかと存じますので、よろしくお付き合いくださいませ。
 それでは・・・・・・・・・・・・四浪さん!!

野原家が火事で全焼して再建中に住んだまたずれ荘での野原一家の隣人。
大学受験で三浪しており、4年目も名前の通り四浪になりそうだったが、無事に合格した青年。
たまに出てきてはトラブルに見舞われる出オチみたいなお兄さんでしたが、
それこそ僕が大学浪人してる年頃に出てきたキャラクターだったから笑えなかったなぁ…。(゜Д゜)



Ⅰ. 僕とクレヨンしんちゃん

 調べてみると双葉社の『漫画アクション』で原作漫画がスタートしたのが1990年8月、ということで当時自分は5歳で露知らず。
 特に両親が漫画読みだったわけでもないので作品に初めて触れたのはTVアニメ開始の92年4月であり、それからしばらく経って親戚の家で最新5巻ぐらいまで出ていた単行本を読んでいよいよ気に入り、それ以降は毎週の夕飯の食卓でアニメを観つつ、単行本は新刊が出る度に買い求めて大体20巻台ぐらいまでは集めつつ兄弟や母と回し読みしていた覚えが有ります。

初期の巻数の表紙眺めるだけで懐かしい!!
基本的に一話完結で頭使わずクスッと笑えるテイストなんで、
風邪引いて学校休んでるけどなかなか布団で寝付けない
熱でボ~っとした頭にちょうどよかったのよね。(ノ゚∀゚)

 ただまぁ、Wikiにも記述のある通り、"テレビアニメ放送初期は子供に真似されることが問題視され賛否両論を呼ぶことになった"ということで、実際しんちゃんのあのふてぶてしい態度を真似てるクラスメイトの男の子も居ないではなかったし、自分に身に覚えのあるところで言うと国語の宿題で「お姉さん」の読み仮名を「おねさん」と書いてしまって兄や姉に揶揄されたりしましたが、それまでにない"学習"という環境に置かれて窮屈さを禁じ得なかった当時の小学一年生にとり、紙面やブラウン管の中の豪放磊落なしんちゃんの姿には痛快さを感じたもんでありました。

"そういえば『クレしん』の前番組って何だったっけ?"とついでに気になって調べたら、
魔法使いサリー(第2作)』からアニメが途切れて『クイズいたずら大王!』と
そのマイナーチェンジである『痛快!いたずらジャジャンボ』らしく。
"一般の人々にドッキリを仕掛け、そのリアクションをクイズ形式で紹介していた番組"
とのことで、なんとなく覚えのあるようなないような?

 劇場版に関しては小学生の頃には何本か親や親戚に付き添ってもらってスクリーンで観た覚えが有りますが、90年代は未だテレビ需要が高かったこともあってか、映画放送枠で掛かることも多かったのでそれまで待てばいいや、ぐらいの感覚だったかと。

たしか、劇場版第二作『ブリブリ王国の秘宝』は劇場で観た気が。
地方民だったので本来封切日より公開が遅れる作品とそうでない作品があり、
映画ドラえもんシリーズと上映が同期しててお得感があったわけで。
黒いビニール袋に入った入場者特典は何だったかな…。
あと、劇場版第5作の『暗黒タマタマ大追跡』はゲストキャラクターの濃さと
ハイカロリーなギャグがツボで、TV放映時に録画したビデオを何度も観たもので。。。

 その後、面白いのは面白いものの基本的には毒にも薬にもならない平和のもどかしさを一丁前に感じるようになっていったものの、夏頃に不定期放送される一風変わったホラーシリーズなどが楽しくてついつい視聴を続けていたものの中学生になるぐらいで観なくなったように思いますが・・・細かい時期は果てさてどうか。

ストリートファイターII V』(放送期間: 1995年4月10日 - 11月27日、全29話)
当時のストⅡ人気に肖って、劇場版アニメと時期を同じくして製作・放映された
アニメシリーズでしたが、僕の実家の関西地方ではクレしんの裏番組でした
たしか第一話・二話ぐらいまでは居間のメインテレビで観ていたのですが、
バトルアニメとは思えないあまりのモッサリした展開に兄弟は早々にクレしん視聴に回帰し、
僕だけが意地になって本作の放映期間は客間のテレビで一人で観ていたのを覚えています。
尺の稼ぎ方が同時期放映の『ドラゴンボールZ』ばりにエゲツなく、
主人公のリュウが必殺技の波動拳の気を溜めるだけで3話分ぐらい使っていたような…。
劇場版アニメは出来が良かっただけに二重三重に残念な作品となってしまいました。(´・ω・`)


Ⅱ. TVアニメ『クレヨンしんちゃん』の歴代EDで個人的に覚えてるところまで

1.「うたをうたおう」 / 大事MANブラザーズバンド    

 [放送話数:第1話(1992年4月13日) - 第21話(1992年9月21日) ]

 記念すべき1stEDテーマは今にするとなんとも意外にも思えるコラボの大事MANブラザーズバンド、しかもその最大のヒット曲である『それが大事』の次のシングル曲
 放映開始から半年間の採用だったようですが、曲と映像を観てみると「そういえばこんな曲だったな」と覚えがあるので、ことアニメに関しては最初期から観ていたのは間違い無いようで。それにしても、小学校一年生の春から夏にかけての頃か。(・ω・)
 しんちゃんにしてもみさえさんやひろしさんにしても、未だ輪郭が定まってない感じがいかにも初期という感じですが、兎にも角にもタイアップのマッチ感云々は別として普通に良い曲や・・・。

2.「素直になりたい」 / 米村裕美

[放映話数:第22話(1992年10月12日)- 第57話(1993年7月5日)]

 この優しい歌声と郷愁を誘う夕景に強烈な既視感を覚えるというか、学校の放課後にグラウンドでサッカーをしたりして遊んでいた時にふと見上げた夕焼けの情景や、同じく放課後に先生に何かでこっぴどく叱られた(93年は小学二年生でしたが、担任の先生がなかなかにヒステリックな女性の先生でした…)挙句、気落ちしてとぼとぼ帰った通学路の風景を思い出します。
 記憶ではずっと夕焼けの中をしんちゃんとシロだけだったようにも思いましたが違ったようで…。
 一方で、深読みのし過ぎだったかもしれませんが、途中しんちゃんの側からみさえさんへ擦り寄っていったり、みさえさんとひろしさんはノリノリで体を揺すってるのにしんちゃんの揺れは控え目だったりと、物心ついたばかりの幼児の気恥ずかしさを同じ子どもなりに感じ取った覚えが有りますね。

3.DO-して / 桜っ子クラブさくら組

[放送話数:第58話(1993年7月19日) - 第103話(1994年6月27日)]

 そしてここにきてアイドルソングの起用。元ネタのバラエティ番組は単に観ていなかったのか、それとも僕の実家の地方ではネットされてなかったのかで存在を知らず、彼女らのビジュアルも知らずじまいでしたが、この曲は覚えています。
 それこそ、小学校の給食で嫌いなメニューが出る度にこの曲の歌詞の「野菜を食べなきゃ強くなれない」のフレーズを脳内で反芻しつつ、鼻を摘みながら食べたもので。94年は小学三年生でしたが、担任は女性のスパルタ先生で、給食を残そうものなら・・・。( *¯ ꒳¯*)
 このみさえさんのラリったかのような陽気なスキップと、しんちゃんの身体のフォルムを逸脱するかのようなキレキレの動きも懐かしい限りです。

4.「しんちゃん音頭」 / ゆうこ、野原しんのすけ

[放送話数:第104話(1994年7月4日)- 第116話(1994年10月3日)]

 "夏の時期だけ夏祭りの盆踊り仕様"という、スーパー戦隊シリーズみたいなED曲チョイス。
 これに限らず、こういう夏休み感満載の曲を聴くと「あ~、夏休みももうあと〇週か…」みたいな厭な焦りが出たもので。夏休みの宿題は7月の内に片づけてしまうタイプではありましたが、それでもやっぱり長期休暇のタイムリミットへの寂寥感は拭えないわけで。
 このほど、映像を観返してあらためて、ひろしさんだけ踊ってる最中に不自然なまでに顔のフォルムが崩れてる気がしたことをありありと思い出しました。
 そして冒頭の「出発進行 ナスのおしんこう」の場面のしんちゃんはエルヴィスなんでしょうが・・・・・・いったい盆踊りでナゼに?(。´・ω・)

5.「パリジョナ大作戦」 / マロン公しゃく

[放送話数:第117話(1994年10月10日)- 第161話(1995年10月9日)]

 うん、曲は覚えてるけどあんまり強い印象は無かったな…。(´・ω・`)
 ただまぁ、曲調からして当時再燃してたパラパラやらテクノやらの流れを感じるし、しんちゃんとシロがフリップを持ってるのは『マジカル頭脳パワー!!』をはじめとするクイズ番組が旺盛だった時期ゆえかとも思います。
 95年といえばママは小学4年生…もとい僕は小学4年生でしたが、たしかその年の夏休みは家でゴロゴロ自堕落したうえに間食しまくったゆえにまぁ太っちゃって、夏休み明けにクラスメイトに驚かれたもので。(゜Д゜)

6.「REGGAE」 / KOTONE

[放送話数:第162話(1995年10月16日)- 第192話(1996年6月28日)]

 前EDの流れと同様にか、当時隆盛の兆しを見せていたというレゲエそのものな曲調・・・というか、曲名までそのままとは。
 この曲も覚えてはいますが、特に引っ掛かるところが無いというか流れのままに曲が終わってるというか、だからこそのレゲエなのかもしれませんが。
 ただ、曲の中頃でしんちゃんがごろ寝してる下でみさえさんとひろしさんがあくせく働いてる様はなんとも暗示的というかなんというか。

7.「しんちゃん音頭〜オラといっしょにおどろうよ〜」 / 三波春夫、野原しんのすけ(矢島晶子)

[放送話数:第193話(1996年7月5日)- 第202話(1996年9月13日)]

 例によって夏限定の盆踊り曲を大御所の三波春夫さんとのデュエットバージョンで。Wikiによるとこのバージョンは映像ソフトには未収録とのことですが、もしかすると権利関係絡みでしょうか。
 冒頭の映像のみ新規(サンバのリズムですがしんちゃんのモチーフは誰ぞ?)であとは94年版の流用ということで、ひろしさんだけ踊ってる最中に顔のフォルムが不自然に崩れてるのもそのまま

しかし一方でこの翌年97年の劇場版第5作『暗黒タマタマ大追跡』では
世界の国からこんにちは」がちゃんと三波春夫さんの歌唱で流れてるのよね。


8.BOYS BE BRAVE〜少年よ勇気を持て〜 / 奥井亜紀

[放送話数:第203話(1996年10月11日)- SPECIAL 17(1997年10月10日)]

 奥井亜紀さんといえば、このちょっと前の時期に放映されてた『魔法陣グルグル』の「Wind Climbing 〜風にあそばれて〜」や「晴れてハレルヤ」の印象がたいそう強くてくれしんのイメージは薄く"そういえば…"というのが正直なところ。
 奥井さんの曲はサビからの壮大な大サビのイメージが強い一方でこの曲はあらためて聴くと大きく転調はしないので、そのへんも含めてちょっと印象が弱まったのかも。

・・・ギップリヤ!!( ಠωಠ)


9.「月灯りふんわり落ちてくる夜」 / 小川七生

[放送話数:第249話(1997年10月17日)- 第297話(1998年11月20日)]

 歌ってる小川七生さんは本曲がデビュー曲のようで、数年しか活動されてないようですが他にもタイアップ曲が多く、曲を聴けば思い出すパターンのアーティストさん。気の所為か、同時期に人気だったCHARAさんや松崎ナオさんっぽさも感じるか。
 蛇足ながら、二十代半ばの頃にバイトしてた某レンタルビデオチェーン店で先輩の男性(僕より二つ下)が、返却DVDの処理をしてる際にクレしんのタイトルを見つける度にこの曲を口ずさんでたのを思い出します。
 それもその筈というか、それまでのEDテーマの中では一番長い期間採用されていたようで。
 映像内容としては、ここにきてようやくED映像にひまわりちゃんが登場。さらには全体としてみさえさんが被写体の中心になってるのも印象的ですね。
 展開としては、家族三人と一匹で駅まで仕事帰りのひろしさんを迎えに行く…両親と繋いだ手で持ち上げてもらったのは何気無い思い出あるあるかも。
 しかしながらこれ、よくよく考えると、行き帰りの道中で買い物するわけでもひろしさん加えて道すがら外食するわけでも、あるいは自家用車でひろしさんをピックアップしたわけでもなく、何のために総出で徒歩でひろしさんを迎えに行ったのかよくわからない光景ですね。
 ・・・ひょっとして深読みすると怖い系のヤツ?(⦿_⦿)


10.「スキスキ♡マイガール」 / L'luvia

[放送話数: 第298話(1998年11月27日)- 第352話(2000年3月17日)]

 90年代末といえばヴィジュアル系バンドの全盛期!!ということで、クレしんにもV系が進出です。バンド名は"ジュビア"と読みます。むふ。( ´艸`)
 ちなみに前曲もかなり長い期間採用(一年一ヵ月)されていたようですが、本曲が現況で最も長く使われていたED(一年四か月)だそうですが、このEDも映像ソフトには未収録だそうで。

 さらに言うと、この年の4月公開の劇場版(第6作『電撃!ブタのヒヅメ大作戦』)の
主題歌もSHAZNAの「PURENESS」ということでV系楽曲ですね。

 楽曲的にはクレしんに合っているとは言い難いですが、ノリの軽快さはまぁ親和性が無きにしも非ずか。
 僕は高校生になってからV系バンドサウンドにハマっていろんなアーティストの音源を買い漁りましたが、L'luviaのアルバムを遡って手に入れて聴いた際にこの曲に差し当たってアッとなったのを思い出します。
 映像的にはある意味これまでで最も省エネというか、しんちゃんとシロしか登場しないうえにネズミの回し車みたいに映像が繰り返されるのが大半なので見栄えがしないのがちと残念と言えば残念か。(´・ω・`)
 この曲が長い期間掛かっていたのにそこまで印象が強く残ってないのはとどのつまり、この曲の採用期間途中に自分がクレしんを習慣的に視聴しなくなった証左でしょう。

 この次の11代目EDテーマ(「今日はデート」 / かまぼこ)を試聴してみましたが覚えがないため、これにて打ち止め、ということで…。

Ⅲ. おまとめ

 というわけで今回は思いつきもいいとこで、クレしんのTVアニメのEDでちょちょいのちょいと過去を振り返ってみました。
 上記の「スキスキマイガール」が流れていた期間が僕が中一の二学期から中三の三学期の頃なので、どうやらそのへんの間に観なくなったようです。
 高校受験で忙しくなったからというより、単に年齢的に興味も移ってさすがに飽きちゃっただけでしょうね。
 まぁ、だからなんだよという話なんですが、それを言うとこの記事自体なんだよなので…。(゜Д゜)
 あらためて振り返って、クレしんの世界観にしっかり合致しつつ番組のEDテーマとしても相応しく、楽曲としても個人的に好きだと思ったのは二代目テーマの「素直になりたい」でしたが・・・皆さんは如何ざんしょ?(・∀・)
 今回はこのへんにて。
 それでは・・・・・・どうぞよしなに。




久々にロボとーちゃんでも観るかな・・・。(´;ω;`)


 

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