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鳥海山!てっぺんとった…る? 2023/10/04《写真多数》

2023初秋の旅行、横浜を出発し…

新潟から日本海を北上
笹川流れではチョコチョコ海岸に降り立ち

おおかみが春に訪れた笹川流れ塩工房を、ママぶたと再訪し

予定になかった白山島で、テッペンの神社までとてつもない階段を上り

お約束のクラゲを眺め

酒田にたどり着いたのが10月3日


このあと4日に酒田を観光した後、鳥海山の大平山荘に移動し、5日に鳥海山に登る予定…だった

けれども5日の山の予報は「てんきとくらす」によると、朝から晩まで”C”(荒天)
一方、4日の山の予報はずっと”A"(晴天)

山を舐めてはいけない。荒天で山に行ってはいけない
ましてや今回はママぶたを連れている

…という訳で、4日に早起きして酒田から「鳥海山 鉾立登山口」に直行し、登山後に大平山荘に宿泊することに


4日、夜明けとともに目覚めると、雲は多めながらも窓の外に鳥海山がくっきり♬

天気予報も変わっていないので、さっさとホテルを後にする
おにぎりとブラックサンダーを買い込み、山へ

ちなみに酒田での宿泊は「月のホテル
…良かった、のんびりしたかった
駅の真ん前で、図書館や観光案内所のある複合施設と一体になってる

図書館は広くてのんびりできたし、観光案内所では無料でチャリレンタルできるし
こんな弾丸ツアーになるとは…もったいなさすぎ


鉾立登山口についたのが8時ちょい前、靴を履き替え8時にクライムオン♬
登山口が高い場所にある(5合目)ので、登り始めてすぐに良い景色♬

登りやすい!
こんなに整備されている山道は、はじめてってくらい

ママぶたペースなので、どんどん人に抜かれる
けれどもママぶた的にはスイスイと進み、「賽の河原」で1つ目のおにぎり休憩

おにぎりを食べていると、道なき道を登ってくおばさん2人
そのちから、玄人であることが感じられる

「コンパスEX」アプリで確認すると、確かに「賽の河原」から「鳥海湖」方面へのショートカットがある

これは良い♬

と、後をつけようとするが、道を失う…

でも、後から来たおじさん1人、おばさん3人のグループが近くをギャアギャアと登って行ったので、その方向へ向かうと道らしきものに合流した

助かった…助かったのだけど、やかましい

息がもったいないから、声帯を震わさずには外に出さないわよっ!的な
私、しゃべってないと息ができないの的な(サメかいっ)

そして、電話がかかってきて長話を始める…
こちらは道も何とか分かったので、先に行かせてもらうことに

きっと、クマよけのために声を発してたんだな
今年の秋田はクマがやたらと出没している様子だし

赤や黄じゃないけど、こんな感じの色合いもスキ♬

この先で「大平口」から登ってくる道と合流し、その少し先で「御浜小屋」へ登る道と「鳥海湖」に下る道に分かれる

サメおばさん軍団は「御浜小屋」へ
おおかみ達は「鳥海湖」へ
振り向いたら負けよ~ ♪

静けさの中で、風の音に耳を傾ける登山 again ♬


なかなか難しい道だったなぁ~と思い、念のため「YAMAP」で反芻
…すると、通ってきた道は点線になっていた

ここでは「YAMAP」のマップのほうが親切だったかな

ママぶたと一緒なので、点線だったら通らなかったかも
これからは使える手は総動員して確認しよう
山での間違いは怖い


尾根をまたぐと、頂上への視界が開ける

後ろを向けば、山形側の景色もステキ

木道はすこし荒れだす
傾きが大きいところはちょっと怖い…

傾いた木道を進み、鳥海湖への眺望が開ける

鳥海湖畔で2つ目のおにぎり休憩

なんと、ここで、コーヒーを忘れていることに気づく

バーナーもヤカンも持ってきたのに…
空港でパスポートがなかったのと同じくらいの衝撃…

「鳥海湖」から再び尾根をまたぎ

「御田ケ原分岐」にとうちゃこ♬
ここまで来ると、頂上はもう目の前に見える

…のだが

ここで時間は12時半
日没は17時過ぎ

山で無理をしてはいけない
テッペンが近くに見えても、撤退
…っていうか、ぜんぜん間に合ってない

勇気ある撤退というほど立派なもんじゃない
意気地なし的に撤退、「御浜小屋」へ戻る方向へ


「御浜小屋」から「鳥海湖」を見下ろす♬

ここに来る途中、小さいリュックで颯爽と進む女性に追い抜かれる
ママぶた曰く

「いいなぁ、あの人。荷物少なくて身軽で」

…みなさん、騙されてはいけない
ママぶたはこの山で異彩を放っている

なんてったって、ママぶた

手ぶら

なんだもの
ウエアや靴はしっかり山仕様なんだけど、背中には何もない

この日、ママぶた以外に手ぶらな人間は見なかった
手ぶらだったのは、鳥とか虫ぐらいのもんだ
あのサメおばちゃんですら、しっかりリュックを背負ってた

その分の荷物は…おおかみの背中だ

水2リットル、レインウエア2人分、ダウンジャケット2人分、おにぎり2人分、ブラックサンダー4本
ついでにバーナーにヤカン、ライトにレスキューセット

テントで1泊くらいの荷物が、おおかみの背中に乗っかってる
ママぶたの手には……そうそう、ストックがあった。おおかみのだけど


気を取り直して、「鳥海湖」の写真をもう1枚
雲がどんどん流れ、雰囲気が刻一刻と変わっていく

「御浜小屋」にとうちゃこするも、トイレはクローズ
理由は「タンクが満タンになったので」
ううん、仕方ないけど、来年までクローズかな?

無人の山小屋を初めてみるママぶたは興味深々
休憩200円、一泊1000円

寝袋とか持参しないと泊まれないよ~と教えてあげる
毛布だけはちょっと置いてあったけど、トイレもクローズだしママぶたには厳しいね


下りも道が整備されているので助かる
石が敷き詰められているところは、こんな感じ

岩を割ったあとが残ってる
敷いてある石は麓から運んだわけじゃなくて、この辺りの岩を割って作ったようだ
大きな岩には、一部を割って落とした後も残ってた

それにしても…大変だったろうな
ありがたい。本当にありがたい


こんなにありがたい道なのに、膝が痛いと言い出すママぶた

「しかたないなぁ~、荷物持ってあげるよ」

…言ってから思い出した。ママぶた、手ぶらだった…

持ってあげるとしたら…ストック?
それは「持ってあげる」じゃなくて「奪い取る」になっちゃうな

もはや打つ手がない

旅に出てからも日に日に肥えてきたママぶた、すでにおおかみが背負える体重をはるかに超えてる。おおかみは腰に爆弾を抱えてるから、おんぶは35キロ未満限定。大人不可

まあ、眺めも良いし、時間にも余裕があるので、休み休み下る
やっぱり山では余裕が大事


座って休んでいると、地元のおじさんに声をかけられる

例年だったらこの辺りは紅葉の盛りだそう
夏が暑く、長かったせいで2週間くらい遅れている感じだそうだ
ちょっと残念

何とか駐車場につくとママぶたはトイレに直行
そして車の助手席でダウン

ちょうど隣の車の人も帰り支度をしてた。「なにわ」ナンバーだ
互いに今日の天気を絶賛♬
なにわの2人、麓に数泊宿をとって、「今日しかない!」と満を持して登ったそうだ

おおかみもトライ可能な宿を3泊とってた
でも、晴れたのはこの日だけ。残りは雨どころか嵐だった
遠くの山にトライするのはなかなか難しい

今回は運がよかった。ベストな日程ではなかったにしても

おおかみはビジターセンターを時間まで見学して、稲倉山荘で山形名物玉こんにゃく串を購入

ママぶたに玉こんにゃくを渡すと狂喜乱舞
疲れていれば、何でも美味しいよね
これにハマってくれれば万々歳だ。カロリーないもの
No Calorie Wonderful LIFE !


あまり期待してなかったんだけど、大平山荘の夕食は豪華

芋煮汁は具沢山だし、地のものも多くて、あれもこれも美味しい♬
料理人さんの説明も丁寧で言うことなし!

2食付きで8800円って…破格だな
お客さんが少なかったから、お風呂も広々で良かったぁ~

…だけど、こりゃまた肥えるな…
折角運動したのに…


次の日は予想通り雨、大雨。暴風雨
大平山荘で作ってもらった昼用のお弁当を持って酒田に戻りました

鳥海山の登山記録はこちら

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