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育休のメリットは20年後に明らかになる

アラカンのおおかみ、隠居して2年半を経過
最近にわかに周りが慌ただしくなってきている

定年迎えたらどうするの?問題だ

同窓会と言えば、もっぱらこの話題
役定を過ぎて転職する輩は思いのほか多い
再雇用を決め込んでいる人もそこそこ

はたまた、いまだに深く悩んでたり、転職が上手くいかずもがいてたり

おおかみの周りでは「隠居」は超少数派
…というか、おおかみ以外に見当たらない


おおかみより若い世代だと、FIREとかいう話も聞くし、会社なんてさっさと見切りをつけてしまおうという輩もそこそこいるのかな、と思う

けれど、昭和に生まれ、平成に働いてきたおおかみ世代にはその発想は薄いのだよ


彼らは決してお金に困ってる訳じゃあない
むしろ、おおかみ家よりよほど裕福な生活をしてる

24年もののSTEPWGNに乗っているなんてありえない。LEXUSをブイブイ言わせてたりする。昭和生まれは、車大好物だし

家だって一戸建てが多数派だったりする
出世して家を建てるという昭和な価値観は、おおかみ世代ではまだ生き残ってる

年金なんて、出世もせず早期退職したおおかみの倍近く予定されてるハズ

でも、彼らは働き続ける
もちろん、仕事が好きで楽しくて仕方ないのなら、それは最高の人生
けど、どうもそうじゃなさそうな人もそこそこいる


考えてみれば、あったり前田のクラッカー

一時収入が無くなるとはいえ、職場に戻れることが保証されている。しかも家でやることが山ほどあって、少なくともこどもがかまってくれて、時間を持て余すことなんてありえないのが育休

そんな育休にさえ飛び乗ることが出来ないのに、隠居に踏み出せる道理がない

隠居したら、収入の見通しが他力本願で再就職は困難を極める。しかも、誰もかまってくれないかも知れない家で、時間を持て余しかねないのだから


おおかみがパッと隠居に飛び乗れた理由の1つに、間違いなく1年間の育休がある

仕事なし、収入なし…それどころか毎月8万も会社に振り込んで、家事、育児に勤しむ生活をこれ以上ないくらいリアルに分かっていたからだ

30数年会社勤めをしてきただけの人には想像だにつかない生活だと思う

強いて言うなら育児レス、家事だけの生活はどうかな~と思ったけど、今のところ次女のフーと長男のウーが家にいるから、そこそこ手間がかかってる…

育児レスな分、時間を持て余すかと思ったけど、どちらかと言えばやろうと思っていたことがなかなかできないくらい盛りだくさんな生活をしてる

今は大量にひろってきたクルミの処理が追いついていない…


人間、変えることに臆病になるのは当たり前。ましてや不安が大きくなる方向へ変えるのはなかなか難しい

おおかみは育休をとっていたことで、会社レスな生活に対する不安はなかった。育休も隠居も”会社レス”ということでは似たようなもの

良く言われる、収入がない心細さ、社会から取り残されたような寂しさってのを経験する機会があったことも大きい
もっとも、おおかみは社会から取り残されたとは、育休中でもまったく感じなかったけど

”社会”と”会社”はイコールじゃないからね。むしろ”会社”の中の人が”社会”から取り残されているとさえ感じてた


最近、”育休”は定年後のゆうゆう隠居生活の前借まえがりだったなと思う

お金が足りなくなったら、65歳まででも、それ以上でも働けばいいじゃん

人生の一番楽しいハズの時期に、ゆうゆう生活を前借して持っていったのは大正解。ゆうゆう時間の前借だよ


育休を取ると妻を支えられるとか、下手すりゃ仕事に役立つとかいうメリットがあげられている。けれど…

育休の本当のメリットは人生が変わること

このメリットは育休中だけじゃなくて、数年後、十数年後、数十年後でも生きてくる

おおかみは数年後、迷わず2年間の短縮勤務に入った
おおかみがスッと隠居に入ったのは、育休から18年後だ

そんなことが出来たのも、おおかみが育休をとって、会社レスライフを知っていたから。そして、ママぶたに仕事を続けてもらったから

今ではママぶたは仕事大好きブタと化しているので、正しい選択だったと思う


さて育休、数十年後は何の役に立つかな?

とりあえずは、孫の世話を焼くのにはウルトラ役に立つんじゃないかな
ミルク、ゲップからおむつまで、なんでもこいだよ♬

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