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子どもの居場所 【しまっ子HOME】

一般社団法人おーきな笑の事業の一つ
子どもの居場所【  しまっ子HOME  】があります。

簡単にいうと子ども食堂のような学童のようなもの。
活動場所として
僕たちが拠点としている沖縄県うるま市にある島嶼地域
平安座島の公民館にて活動を行っております。
基本的活動内容として学習・食事・体験を行っております。


事業その背景として
僕自身子どもの頃、いじめられた時期があり、 人に悩みを相談できず、
家でも学校でも自分の居場所が分からないまま、自分自身の思いや感情・表情にまで蓋をして生きてきました。
周りに相談できる大人の存在もなく、相談の仕方さえ分からなかった。
そんな経験から気兼ねなく相談できる存在がいる。
日頃からいける居場所の存在がある。そんなことを子ども達に伝えたい。
僕と同じような思いをする子が少しでも減ったらいいなという思いで居場所を作りたいと考えるようになりました。

また僕の兄弟は5人いて家の中には基本的に誰かしらがいる状態で育ち、大学生になって初めての一人暮らしで、まだ友達も周りに居らず、人生初1人ご飯を体験。
小さい頃から家族でご飯を食べていたので1人ご飯がとても寂しくて、寂しすぎて知り合いでもないお隣さんの家のインターフォンを勇気を振り絞って押しました。
「1人ご飯が寂しすぎるので一緒にご飯を食べてください」とお願いして食べました。そんな経験から子どものうちから1人ご飯をするには寂しすぎる。
島は親が島外へ仕事に出て孤食をしている子や遅い時間からご飯時間をしている子がいるので、孤食からみんなで食べるへ切り替えたい!!そんな思いから活動内容としてスタートしました。


活動としては
学校帰りそのまま来る子や一旦家に帰って遊びにきてくれる子が
15時ごろから続々と子ども達が集まってきます。

島の子ども達は本当に激しい!!笑
サッカーや鬼ごっこ、どろけーをひたすらやってたり、
自転車やキックボードできた子は〇〇呼んでくるーと言い
ばーっと島探検へ出かけたりと日々危険と隣り合わせながらも
ひたすら今自分がやりたいことに専念して遊んでいます。
ご飯を食べてても何故か急にタッチ!が始まり
逃げ回ることも多く、気がつけばご飯を忘れて遊ぶ子もいます。
歩いてても急にタッチ!が始まるので、子ども達って見てて本当に面白い。


その中で宿題を頑張る子やゲーム・動画を楽しむ子、
色塗りや折り紙を楽しむ子もいます。

小学生の居場所とはしていますが、保育園児・幼稚園児、中学生も来ることもあります。


遊び終わったら太陽の傾きに応じて夜ご飯。
夏場は日が長いため遊びが満足したタイミングでご飯だったのですが、
だんだん秋・冬に向けて暗くなるのが早くなり必然的にご飯の時間も早く
子ども達からは早い!!とブーイングが多くなってきました。
しかしブーイングはするもののお腹が空く子ども達はしっかり食べてくれます。
そしてありがたいことに地域のお母さん達が美味しいご飯を作って持ってきてくれるので、自分で食べれる分を自分で入れてみんなで“いただきます”を行います。
食後は運動も兼ねて歩いてみんなのお家をまわりながら送ります。


休みの日には家族でお出かけができない家庭もあるので
助成金や寄付金を活用させていただきながら
子ども達を島から連れ出し、イベントやワークショップを企画。
沖縄こどもの国やDMM水族館、読谷村の海でシュノーケルやSUP体験
FC琉球の応援やFIBAバスケットボールワールドカップの応援
糸かけ体験や化学実験、JICA沖縄さんにてワークショップ、BBQなど
色々な体験を行っております。

その意図として
やはり大人もそうですが
子ども達にとって何が自分自身の興味関心があることなのか
色々な世界があることをまず知る。経験・体験する。など
小さなきっかけ作りの一つとして行っております。


そして体験がすぐに、あ!!これ!!というきっかけに繋がる場合も
大人になってから今やったことがきっかけに繋がることもあるので、どんどん色々な体験をできたらと思っています。

また現在は僕たちスタッフが企画を行っているのですが、今後はイベント企画に関しても子ども企画部などを作り、開催まで目指せたらと思っております。


学習に関しては体験を通して学びたいことや学校学習を現在は主に行っております。
今後は子ども達がイベント企画できる段階まできたら、子ども達へビジネス講座などを行い、今後自分たちが大人になった時、どのような仕事があるか分からないこの世の中を生きていくためにも、今のうちから学校では学ばない
ビジネスについても学びたい子向けに環境を作っていけたらと思っております。



やはり困窮世帯が困窮続きをしているのは、親がそもそもお金について、ビジネスについて分からない、教えられない。ことも原因の一つではないかと考え、今後を見据えて取り組んでいけたらと思っております。



そしてこのように子ども達と関わっていく受けで子ども達のやりたい!叶えたい!声を拾い上げ、叶えてあげるというよりは、共に一緒に叶える方法を考える、相談できる友達であり、仲間となれる関係性を子ども達と繋いでいけたらと思って活動を行っております。

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