世の中には2種類の人間がいると思っている。

「見える」か「見えない」かの二択である。

この「見える」はとても派生が効く言葉であり人間関係、学問など様々な点で有効なものである。前者は、物事の真意が見える、本質がつける、後者は表面的にしか見えない、頭を使えてない、となる。いくら頭がよくても使えてなければしょうがない。そんな意味も含まれている。

この二択は人間関係において非常に大事なポイントになる。残念ながら自分は見えてしまう分類なので、話が通じる（見える）側の人間を見極めるのは非常に大切なことである。

そこで自分がよく使う手段は、自分への対応の観察である。主観的な尺度ではあるが、表面的に見たら薄っぺらく見える自分をだしにするのは非常に有効なのである。手に取るように見えてしまう。見えてない人間が。

元々自分は「来るもの拒まず（仮）去る者追わず」のドライな人間関係の持ち主なので、自分から積極的になることが少ない。向こうからくるとなると見極めるは簡単だ。これは一種のスクリーニングなのである。

ただ、知らぬが仏という言葉もある。それに気づかなければどれだけ幸せだろうか。見えてしまうからこそ考えなければならない、とも捉えられる。ただ、自分がこれまでこのまま生きてこれた要因として間違いなく「見える」側の人間だったことは大きかっただろう。これのおかげで浮足立ちながらもフォロワーに引き留められることができていた。目立つ存在だからこそ、人を見極められなければならない。これは自分が生きていくためのいっそバイブルのようなものである。コビーの見聞色が見えてしまうショックがわかるような気がする。乞うご期待。この話はそんな簡単な話ではない。