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デジタルハリウッド大学大学院の新ラボプロジェクト「Creative AI Lab」

白井暁彦が主宰するデジタルハリウッド大学大学院の新ラボプロジェクト「Creative AI Lab」のガイダンスが行われました。このプロジェクトでは、VRやSNS、ゲーム、Cryptoなどの従来のメタバース分野に加えて、画像生成AIや推論AIを使ったクリエイティブ手法の探究が行われる予定です。

クリエイティブAIラボ(略称:CAIL)

クリエイティブAIラボ(略称:CAIL)

デジタルハリウッド大学大学院ラボプロジェクトから、クリエイティブAIラボ(略称:CAIL)のガイダンスが開催されました。
クリエイティブAIラボ(略称:CAIL)は、従来の VR、SNS、ゲーム、Crypto などのメタバース分野に加えて、Stable DiffusionやChatGPTに代表される画像生成AIや推論AIを使ったクリエイティブ手法の探求を行います。
実装力に自信がある学生は、実際に作品の発信やサービス開発を行い、社会実装を行います。
デザイン分野が得意な学生は、制作手法にクリエイティブAIを活用し、アートワークだけでなく、その手法を方法論として「技術書典」に向けた技術書を執筆して社会に発信します。

[TECHBOOK FEST] 技術書典

[TECHBOOK FEST] 技術書典

技術書典とは技術書の同人誌イベントです。広く「技術のこと」について
興味がある人々が本というメディアで交流できるお祭りです。
ニッチな技術(例えば美しい絵の描き方など)でも大丈夫。
技術書の執筆を通して、出展者は「自分しか知らないノウハウ」を詰め込み、来場者はこの場にしかないおもしろい技術書をさがし求める、
新しい表現とコミュニケーションの場です(ハイブリッド開催です)。

参考「グリー技術書典部」の活動の様子

技術書典13

技術書典14

実はトップページに自分が執筆した書籍が紹介されています

技術書典14 オフライン開催会期:2023/05/21 (日) 11:00~17:00会場:池袋サンシャインシティ 展示ホールD(文化会館ビル2F) https://techbookfest.org/event/tbf14

技術書がきっかけで商業誌デビューも!

白井の場合はすでに商業誌は3冊ほど書いてきましたが、それでも「技術書典13」の翌日にインプレスの編集者から「Stable Diffusionの商業誌を書きませんか?」と連絡をいただいた時はうれしかったです。

書籍「AIとコラボして神絵師になる論文から読み解く Stable Diffusion

まあそんなわけでStable Diffusionがリリースされた2022年8月24日からわずか1か月で50ページ越え、2か月の10月24日で210ページ超えの合計2冊を出版することになったのですが、単に技術だけでなく、クリエイター視点や法律などに触れた書籍を書くことで、生成AI時代の神髄を早い段階で俯瞰できることができました。漫然と触っているだけでは絶対にそんな景色は見えなかったです。

参加してほしい学生のイメージ


今回のラボプロジェクトにおいて大きく舵切をする要素が2つあります。
一つはメタバースから生成AIへのブリッジング。
デジハリ大学院ではデジタルコンテンツマネジメント修士(DCM)が獲得できますが、今後、生成AIの発展によっては、デジタルコンテンツは工芸になる可能性があります。工芸や民芸が悪いということではなくむしろ良いことであるという見方もありますが、少なくともこのラボプロジェクトではDCM修士としての視点で、生成AIを使いこなす、作り出す、価値を伝えるというメタなレイヤーを目指していきます。

もう一つの要素が、

「サービスを開発する」という強い意志がある学生。

"参加してほしい学生のイメージ"のイメージ(AI画像生成)

サービスを開発する…ということに、モチベーションが向いていない人もいるかもしれませんが、このラボでは明確に「サービスを人に届ける」を覚悟してすすめていきます。
クリエイターの第一歩としての同人誌。
メタバースの経済としてのブロックチェイン。
ビジネスモデルではなく、ビジネス。
血流としての経済。
そのサーキットにかならず自分と経済、そこに価値を作り出す。
そこに「サービスを開発する」という強い意志を持ってください。

「AIでちょっと遊んでみる」ではなく…

(それを入口にしてもいいが)
「サービス開発をする」という強い意志がある学生。
強い意志と向上心、行動力がある学生。
自分の才能の限界を自分で決めない学生。
失敗しても挑戦することの意味がわかっている学生。
挑戦をあえてやってみたい学生。
著者になってみたい学生を求めています。

「サービスを開発する」とは?

生成AIの時代におけるクリエイターの価値は
「たくさんの人が使うサービスをつくる=価値」
小さなことから始めてみよう!
同人誌を売る
Boothで売ってみる
Peatixでイベントを作ってみる
自分のオンラインショップを持つ
チャットボットを作ってみる
Google Formでもいい

いずれ大きなことができるようになる…!
たくさんの人が使うWebサービス
アプリ開発
技術・開発・アートワークだけでなく、
法律や知財などの知識も必要になる
(教えていきます!)

開講スケジュール

予定

原則土曜日 5 限。2週に一回を基本とし、最低でも月1 回の全体ゼミを行う。
5月 自己紹介・技術書典14の見学。各自 技術書を購入し内容をラボ内で説明する準備を行う
6月 獲得した技術を輪講形式で説明する(以後、輪講形式を継続)
7月 サービス開発の研究:GitHubを使って1サービスを実装して開発し、リリースする。
8月 ラボ内発表会および技術書典15に向けた執筆。
9月 技術書典15での展示
10月 第2期開発開始
11月 AIアートグランプリ等のコンテストへの応募
12月 終了発表会(予定) 希望者は春の「技術書典16」(2024年5月)に向けて執筆を行う。

サンプルプロジェクト「mmm」

履修登録の段階ではまだ公開していなかったのですが、先週フランスで公開してきた新作「メタバース・モード・メーカー」を例として観てください。

Stable Diffusionを応用して、アバターのファッションを単語だけで生成し、ここに振り付けをしてUGCを半自動生成(AI Fusion)、さらにYouTubeLiveでの上映+投票まで数秒で行うことができます。

この作品の商業展示なども予定があります。
こういったプロジェクトを手伝ってみることで、自分自身のサービスを開発するヒントにしてみることもよいでしょう。

例「GPTを使って確定申告する」

従来の会計や金融系業務だって、ずいぶんと変わっていきます。

https://note.com/o_ob/n/ne417553bda58

[COURSE REQUIREMENTS] 履修条件等

お気づきかもしれませんが、スライドの挿絵はすべてAI画像生成によるものです

What You Need to Know

機材、書籍など費用面は基本的に学内の設備利用もしくは受講者の自己負担もしくは自己調達とする。
ラボプロジェクトを通して生み出した著作物についても、適切な権利処理を学ぶ。
基本的に他のラボプロジェクトとの掛け持ちは難しいと考えます。万が一、複数のラボプロジェクトを掛け持ち履修して困難になった場合は、どちらのラボプロジェクトをあきらめるか、あらかじめ履修の段階で宣言してしてから履修申告を行う事。

スケジュールでは、原則土曜日5限に輪講形式で授業が行われ、各月に目標が設定されています。


まとめ(一部AIテキスト生成による)

ここまで概要を紹介しましたが、ガイダンスでは質問も多く寄せられましたので、AIテキスト生成によるまとめとともに紹介しておきます。

このラボプロジェクトに参加したい学生には、「AIで遊んでみる」ではなく「サービス開発をする」という強い意志が必要であり、挑戦をこのラボでは、VRやゲームといったメタバース分野に加えて、画像生成AIや推論AIを使ったクリエイティブ手法の探求が行われます。
実装力がある学生は、実際に作品の発信やサービス開発を行い、社会実装を行います。また、デザイン分野が得意な学生は、クリエイティブAIを活用してアートワークの制作や技術書典に向けた技術書の執筆を行います。

本ラボプロジェクトに参加する学生には、強い意志と向上心、行動力、挑戦する意識が求められます。開講スケジュールは、原則土曜日5限で、最低でも月1回の全体ゼミを行います。また、技術書典への参加やコンテストへの応募も計画されています。

機材や書籍、OpenAI社のAPI費用などは基本的に自己負担となりますが、生み出した著作物はみなさんのものです。そして「AIでちょっとやってみた」だけではなく、サービスを作る仮説を検証していくことが糧になります。
このラボでは、活躍するAIを使った画像生成や推論のクリエイティブ手法に加え、技術書典への技術書執筆まで幅広く行われます。学生は自らのアイデアを実際に作品としてアウトプットする場となります。
技術面での難度がある方も、誰かに丸投げするのでもなく、高すぎる技術力ギャップに打ちのめされるだけでなく、かならず自分の手で進めていきます。

このラボで興味を持つ人材には、強い意志や向上心が求められることがありますが、自分の挑戦を諦めない気持ちや著者になることを目指す学生には充実した学びの場に繋がるでしょう。また、開講スケジュールも整備されており、技術書典展示やアートグランプリ等に応募し、一流クリエイターを目指す学生には、最適な環境が整っています。

昨年「超メタバース・エンタテイメント・ラボ(MMEL)」を受講された方も特に重複履修にはならないそうです。昨年も最初は「大変そうだな…」という感じで参加していた人も多くいらっしゃいましたが、後でだんだん価値がわかってくる受講者、そして何より「人生に突き刺さるタイプ」のラボプロジェクトになります。

白井とメタバースを学びたくて大学院に来てくれた方もいらっしゃいます。
(本年度の入学受付は4月14日で終わってしまいましたが)また興味がある方はこのnoteや #DHGS_CAIL を追いかけていただければ幸いです。

皆さんとクリエイティブAIを極めていきたい!

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