わたしがお笑いオタクになるまで

おさらいしておきたいので書く。

幼稚園の時はモー娘。小6はデスノート。物心ついた時からオタク気質の生き方しか出来ない私が中学で辿り着いたお笑いオタク。娘ヲタ成分もデスノヲタ成分も私の中にはなくなってしまったし、この後2次元やら特撮やらにハマるし、今はジャニヲタもやってるけど、お笑いは今の私の主軸だし、たぶんこの先もそう。

もともとエンタの神様世代の私は、毎週土曜10時を楽しみにしていたし、武勇伝もムーディーもラララライも真似してたけど、それはあくまで子供が真似をしているだけの話だったし、言うならばただエンタが好きなだけだった。

それを変えたのはNON STYLEのM-1優勝。

今思うと、それまでM-1の存在は知っていたけど見たことはなかった。何ならNON STYLEが優勝した2008年の決勝も見てなかった。そんな私の目にも、彼らが優勝したというニュースは飛び込んできたし、日本一面白い漫才師を決める大会の優勝者が知らないというか、見たことないコンビだったことに驚いてた。(ラジかるっやケロロEDに気付いたのはその後)

たぶん、全てはタイミングで。私がYouTubeやニコニコ動画などの動画サイトを使うことを覚えた時期に、自分の知らない芸人がM-1優勝。この人たちってどんなことをするのだろう。そんな軽い気持ちでYouTubeで過去のネタを検索して、初めて見たのがBaseよしもと時代の「いじめ」のネタ。
NONSTYLE【いじめ】: http://youtu.be/vIpgPi0e0oU

何であんなにハマったのか今でもわからないけど、毎日見てた。その他のネタも毎日見たけど、これを一番見てた。最後の石田さんが言い返していくところがすごく気持ちよくて、面白くて、それが見たくてこのネタばっかり見てた。2人が喋ってるだけでこんなに面白いものかと思った。そのうち何となく他の人のネタも見るようになるのだけど、何でかこの2人が一番面白いと思った。

それからは早かった。2人について調べていく中で、中学からの同級生であること、石田さんが人見知りなこと、井上さんが案外普通にいい人であること、しょーもないイタズラで遊んでいること、大阪でストリート漫才をしていたこと……色んなことを知った。これだけの歴史があって、今の2人がいると思うと、私が大好きな漫才をしているのかと思うと、こんなにも素敵なことはないと思うようになった。

他の芸人さんを好きになったのは何でだろう。あまり記憶がない。でも多分、ネタが評価された時代があってバラエティー番組があるというプロセスを知って、じゃあこの人たちは、この人たちは、って狂ったようにYouTubeを見たからだと思う。

あとはお笑いブームの時期だったからかな。レッドカーペット、スリーシアターの放送開始であったり、大量のお笑い雑誌の創刊であったり、イケメン芸人ランキングが一般化したり。手の届くところにお笑いがあった。今もあるけど、今よりもっと手軽で身近だった。だから手に取った。

これがわたしがお笑いオタクになるまでの経緯です。

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