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勝手なはなし

~はじめに~

この記事を読む前に、こちらへ目を通して頂きますとより良いかと思います。
https://note.mu/o_s_t_s_k/n/n8ac4682a5d7f

以下、寝かせていた原文そのままです。
唐突に終わりますが、それでも良ければどうぞ。



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私は、ハライチというコンビが好きです。

今までにもTwitterなどで度々ハライチの話はしてきましたが、いつもいつも思い入ればかりが先行して伝えきれなかったり、Twitterで言うにはためらわれると控えめにしたりで、きちんと素直に自分の言葉で書き留めていなかったなぁと、急に思いまして。

ここらで一回、自分のためにもきちんと整理してみてもいんじゃないのかなと思った次第です。

といっても、好きな漫才やエピソードを並べていくときりがないので、主に私から見る二人の姿についての話になります。
必要に応じて事実も引用しますが、基本はフィルターかけまくり、行間読みまくりだと思います。

私があの二人のことを、いつもどれだけ完璧で、美しくて、尊い存在だと思っているのか。
今回はそういう話です。




まず、自分の好きなハライチを考えるには、いわいくんの話から始めなければなりません。(あえていつも通りの呼び方で書きます)

私、「いわいくんに降りかかる小さな不幸の五分の一くらいを背負いたい」って、昔から漠然と思ってたんですよ(何様だよってのはいったん置いといてください)。
で、最近こう思う理由が自分でわかってきまして。

・「芸能界で生き残っていくのに必要のないネタの面白さやネタ作り」に力を入れなければいけない風潮はこの世の地獄だと思う
・「俺はお笑い風やりたくないんですよ!」
・「面白いことを起こそうと思って行動するようになったら僕はお終いなんです。目的があって行動した先で面白いことが起こるんですよ。」

これは、最近のお笑いに対するいわいくんの発言です。

これ見てると、いわいくんは鋭い刀で周囲に深い傷を負わせながら、自分の足場すらもどんどん切り落としているように思うんです。
先人たちが良かれと思って積み上げてきたものを否定していくことがどんなにリスキーな行為なのかって、誰の目にも明らかじゃないですか。

例えそれがどんな悪習でも、どれだけ理想と違っていても。
みんなが楽に生きるために、どうにかこうにか折り合いをつけて歪められた現実は、ある種の正義だから。
それを迎合したって罪じゃないし、誰も責めたりしない。
そんなのはみんなわかってるんです。もちろんいわいくんだって。

でも、いわいくんはそうしなかったんですよね。
地獄だってわかってるのに、ちゃんと信じた面白さで戦うことを選んだんですよ。

きっと、自分が憧れたお笑いを、今の自分と何度も照らし合わせて、ズレのないように進んできたんだろうなって。たくさん傷付きながら、理想と違わない現実にすることにこだわってきたんだろうなって思うんですよね。
だって、誰に強いられたわけでもないのに「僕はお終いなんです」だなんて言うんですよ。
そんなの、泣きそうになるほど真っすぐじゃないですか。

彼の言葉が周りに刺さるのって、誰よりも本人が苦しんでるのが周りもわかるからだと思うんですよ。
机上の空論で理想を語られても「うるせーな」で済みますけど、トライアンドエラーを繰り返してきた人に言われたら、そう出来ない人は称賛するか、押し黙るか、ムキになるしかないから。
今、彼を周りが放って置けなくなったのは、そういうことなんじゃないかと思うんです。

だからいわいくんの「腐り」や「尖り」は、決して「歪み」じゃない。
むしろ、残酷なほどの「真っすぐさ」なんですよ。

で、ここまでが前提で、不幸を背負いたい話です。

私がこう思うのって、大体はいわいくんがTwitterでケンカしてる時で。
中でも、いわいくんに自分の歪みを委ねて正当化しようとしてる人が現れるとどうにも許せなくなってしまうんです。
いわいくんを支持しているはずの人が、彼の余裕に甘えているのを見ると、ただのアンチよりもムカつくんです。
そしてムカつきながら、いわいくんがくだらないことに辟易しないで生きられる世界であれば、私がそのうんざりを引き受けられたらいいのにって、思うんです。

これを今までは漠然と感じていただけなんですけど。
一連の発言を受けて、いわいくんは真っすぐなことを確信したので。
真っすぐじゃないと思ってる人が許せないんだな、ってわかりました。



以上、ここまでいわいくんの話でした。
こっからコンビの話です。



私はハライチのどこが好き?って聞かれると「二人が二人でいる事実が好き」って言うんですよ。
互いが互いを選んだ事実があまりにも完璧で、美しいことだなと。
(お察しの通り、こっからさらに気持ち悪くなります)

さわべという男は、いわいくんの横にいるべき存在としてここまで相応しい人がいるのかと思うくらい完璧な男なんですよ。

まず、いわいくんができない/やらない/したくないお笑いを、さわべは全部受け止められる。しかも受け止めるだけでなく、求められるクオリティー以上の球を打ち返せるんですよ。
この時点でもう、この二人は既に完璧。


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語彙力の敗北。




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