見出し画像

春と北アルプスの大コラボレーション 長野白馬ツーリング 前編

4月、5月頃は1年で一番自転車で走ると気持ちいい時期。暑すぎず寒すぎない気温、晴れの天気が多めで、スギ花粉が終わる頃。田んぼには水が入って花も緑も美しいと。最高なわけですよ。

そんな春に走るのをオススメしたいのが、5月に行ってきた長野・白馬エリアです。実は2年前に紅葉の季節に走っていて"完全勝利"を達成していたんですが、やっぱり新緑の季節でも勝ち確案件でした。

長野・白馬サイクリング - ルートラボ - LatLongLab

長野駅から白馬、1泊して松本へ向かうルートになっています。130kmほどなので、一気に走ってしまって松本泊、そこから乗鞍や美ヶ原へ!なんていうコースにしてしまうのも楽しいと思います。


まずは長野駅から白馬までの前半戦をどうぞ。

東京駅から新幹線で約1時間半。長野駅は善光寺口に到着。大きなひさしの下あたりで輪行を解いたら、まずは市街地の北にある国道406号へ。
基本的にはこの406号をずっと西へ走っていきます。

振り返ると、志賀高原や草津あたりの山々が見えます。あの向こうが関東なんだなー、とか思いつつ前へ。長野市街を抜けてあっという間に山道に入ります。

標高が高めなおかげか、桜と菜の花が元気でした。里山の春。

まだまだ枯山が緑に変わりつつある感じですね。2017年の秋に白馬に行ったときは、このあたりの紅葉が本当にきれいでした。参考↓

極彩色。

春は春で、茶色をした山にピンクの桜がぽつぽつと咲いていて、ちょっと愉快な気分になってきます。枯れ枝もよく見ると若葉の薄緑が見えたり。


春の山を眺めながらゆるーい登りを走っていったら、鬼無里(きなさ)にある「そば処鬼無里」でお昼ご飯。来るたびにすごい地名だなーと思いますが、やっぱり鬼にまつわる伝説が残っているみたいですね。面白い。

この近辺はお店が複数集まっていてちょっとした道の駅風になっているので、自転車乗りも含めて休んでいる人が多かったです。(この国道406号のルートには、他に目立った休憩ポイントがないとも言う。)

えごまが名物なのでそれを使ったお菓子とかおやきも売られていて、「ちょっとつまむ休憩」とかにもアリだと思います。

休憩が終わったら、このルート最後の登りをやっつけます。斜度でいうとこの区間が一番きつめ。と言っても、激坂みたいなのは出てこないですが。

てっぺん到着。
いよいよ、この日の「お目当て」とのご対面です。

暗いトンネルを抜けて出口が見えてきた瞬間、思わず声を上げてしまうこのインパクト。

これが北アルプスだ!!としか言いようがないこの威容。

また優勝してしまった。敗北を知りたい。


しばらく北アルプスを堪能したら、楽しい下りへ。白馬の中心地は白沢洞門から見て谷側にあるので、下りきったところで白馬に到着です。

秋に撮った三段紅葉の写真と見比べ。この写真だけでも「白馬の春秋は最高」が裏付けられるってもんです。

「白馬」の地名の由来になった、春先にだけ見られる代掻き馬の形をした雪形も見ることができました。この写真の真ん中あたりなんですが……ウマというより恐竜みたいですね。


この日は白馬の少し先、落倉にある「白馬シンフォニー」さんで一泊。小さいながらも温泉に入れて、地元の季節の食材をふんだんに使った料理が食べられる良いお宿でした。
「近所のXXさんが採ってきてくれた山菜なのよー」と笑いながら、わしわしと山菜の天ぷらを配って回っていたおかみさんが印象的。


後半の白馬~木崎湖~松本編に続く。


記事を気に入っていただけたら、ぜひ ♡ スキ・シェアをお願いします