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夏の北海道・ニセコ 積丹半島とウニを味わうサイクリング

夏の北海道・ニセコのサイクリングシリーズ第二弾。ということで、夏季休暇中にニセコを拠点に積丹半島を走ってきたお話。
(第一弾の羊蹄山一周サイクリングはこちら。)

積丹半島は小樽の西、ニセコの北西にある「北海道を描こうとした時に日本海側にちょこっと尖らせるところ」。断崖絶壁による奇景とシャコタンブルーと称される真っ青な海、そしてなんと言っても夏は旬のウニが魅力です。
今回は泊から神威岬までの一番オイシイところを味わえるよう、ニセコ発の余市着(余市からは輪行で帰る)というルートを取りました。

積丹半島ぐるっとサイクリング - ルートラボ - LatLongLab


まずは国道5号線を小樽方面に走ります。タイミングにもよると思いますが、この区間の国道5号は舗装状態がかなり悪いうえに大型車の交通量が多いのでかなり気を使って走りました。

途中、道道604号で岩内まで行ける分岐が出てきますが、積丹方面に行く場合はこのまま直進し共和町を経由した方が早そうです。

ここを左に。

幌似駅の跡地。これを目印に道道269号へ折れると、しばらくのどかな耕作地帯が広がります。


すいかが名物。と、看板が教えてくれました。

積丹半島を周回する国道229号(雷電国道)に入って泊の集落を抜ければ、このルートで「一番オイシイところ」の始まりです。確か泊の集落のローソンを最後にしばらくコンビニはなかったと思うので、補給が必要ならかならずここの手前まででやっておきたいところ。

この青よ。

とにかくえんえんと海沿いを通るので、アップダウンが少なめな代わりに崖を貫く1~2kmぐらいの長いトンネルも連続していて注意が必要です。
ネット上に転がっている記事によると昔は道幅が狭く暗いトンネルが多かったようですが、いま(2018年8月)はそれなりの道幅で、いわゆる高規格道路に改修されていました。前後のライトさえ点けていれば、まあまあといった感じ。

神恵内町と積丹町の境にあるトンネルを抜けると、海の向こうに神威岬が見えてきます。

この周辺はやたらと道端にウニが転がっていました。下記は動画から切り出したカットですが、こんな感じで数十メートルおきにウニの殻が。

このツイートにぶら下がる形で、親切な人に「カラスの仕業」だと教えてもらいました。(ありがとうございます。)
ということはこのへんのカラスは毎日ウニを食べてるということで、ちょっと贅沢すぎる。羨ましい。それ人間様もあんまり食べれないやつだぞ。


神威岬はパーキングエリアから散策路が伸びています。岬の先まで行こうとすると20分ほど歩く必要がありますが、展望台なら長い階段を数分歩くだけです。すぐそばのカムイ番屋で買った、名物しゃこたんブルーソフトを片手に眺望を堪能するのがオススメ。

無理やりパノラマ。海に突き出した岬だけあって、どちらを向いても見渡す限り海と水平線が広がります。

景色に続いて、お待ちかねの旬のウニを堪能。

ウニ丼の店はこの先の余別~日司に集中しているようでしたが、到着したのがちょうど昼時だったのでここカムイ番屋で食べてしまいました。名物岬丼。ウニも甘くて天を仰ぐ美味さだったんですが、新鮮なイカと甘エビも大当たり。あとで調べたら北海道はイカも甘エビも夏が旬なんですね……正直まるごともう一杯おかわりしたかった。


神威岬を出たら野塚までを海沿いに走ります。集落に入るたびに「ウニ」「ウニ丼」の幟が立っているのでウニ街道状態です。

野塚からは内陸に入り、小さな山をひと越え。ここから余市までの間は海岸から一本入ったあたりの道を走り続けるので、景色はそれなり。小樽方面からの大型観光バスも多いので注意して走ります。

写真も少なめ。


15時ごろに余市駅に着いたので、あまり待たずに列車に乗って帰ることができました。時刻表によると概ね1時間に1本ぐらいなので、長く待つようなら駅前にあるニッカウヰスキー余市蒸溜所を見物しても楽しいと思います。
もちろん走る気満々な人なら、ここから国道5号線で倶知安まで40kmほどプラスで走って「積丹半島一周」を達成しても良いんではないでしょうか。


■夏の北海道ニセコシリーズ
羊蹄山一周サイクリング
・積丹半島とウニを味わうサイクリング(この記事)
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