見出し画像

北海道・小樽で寿司を食べた後は、ウヰスキー蒸留所を見学しよう

北海道ふっこう割。「羽田からのANA往復航空券込み、札幌・小樽で計2泊して1.6万円」のように本当に冗談みたいな価格になっていて、Twitter等で話題をさらっていましたね。
「今年の冬は北海道だ!」「死ぬほど寿司を食べるぞ!」ってなっちゃうのは自然な成り行きですよ。仕方ない。こんなの行くしかない。

そんな北海道旅行をお考えのみなさま、特に「小樽の運河を絶対見たい。他の予定は未定!」「ニセコでひたすらスキー!他の予定は未定!」みたいな人にオススメなのが、小樽から電車で25分ほどのところにあるニッカウヰスキー余市蒸留所の見学です。

ニッカウヰスキーの原点が、ここにある。余市蒸溜所
ここは、竹鶴政孝が夢への出発点として選んだ北の大地。
日本のスコットランドと称される、ニッカウヰスキーの聖地。


実は自分はウイスキーの何たるかがまったく分からない人で、この蒸留所が舞台になったNHKドラマすら知らなかったんですが、今年(2018年)の夏、ニセコをひたすらロードバイクで走っていたときに友人から「おもしろいから行ってみ」とオススメされて、ふらっと電車に乗って行ってみたのでした。

JR余市駅。お土産店も併設された小奇麗なこの駅の、目と鼻の先に余市蒸留所がありました。なんなら駅の出口から正門が見えます。

重厚なつくり。
ニッカウヰスキーの創業者が「ウイスキーの故郷であるスコットランドに近い冷涼で湿潤な場所」を探し出して建てたのがこの蒸留所だそうで、意匠もどことなく欧風です。

受付で見学したい旨を伝えて、パンフを貰ったら中へ。ちなみに無料です。

ウイスキーの製造工程にそって、燃料の製造>麦の糖化>発酵>蒸留>樽の製造>貯蔵と、順を追って見学していきます。

広々とした敷地。

単式蒸溜器(ポットスチル)。なんでも蒸留所によって形状やらが大きく違うらしく、ウイスキーの個性を決めるひとつの要因なんだとか。
余市の蒸留所は世界で唯一、伝統的な製法である石炭直火焚で蒸留しているんだそうです。

貯蔵庫。エモエモ。
少しずつ熟成・水分が蒸発していって、20年も貯蔵すると容量が半分になると。有名な「天使の分け前」ですね。

記念撮影スポット。顔はめするパネルはないんだろうか……いや別に撮らないけど。

30~40分ほどで見学を終えると、敷地の奥にあるニッカ会館でウイスキーの試飲タイム。ここも無料です。水や氷、炭酸水が用意されているので割り放題。(ハイボールなら普通に3杯作れちゃいますね。)
隣の席の人たちはどこから持ってきたのか北海道産の鮭とばをツマミにしていて、完全に飲みモードでした。

この他、ニッカだけでない世界中のウイスキーが飲めるウイスキー館や、余市蒸留所限定品も扱うウイスキーのショップなどもあって、最後まで飽きません。
特にこのショップはチョコレート、チーズ、海産物等々「酒のおつまみになる北海道土産」が本当に勢揃いしているので、お酒好きなら要チェックです。

正味の話、蒸留所の見学だけなら1、2時間で終わってしまうので旅行のメインに据えるには軽量級かもしれません。
ただ、余市の近くには小樽やニセコといったメジャー観光地があるので、「ついでに」「ちょっとフリーの時間がある」時にはピッタリだと思います。ウニの聖地である積丹半島アクセスの拠点でもあるので、ウニを食べるついでなんて時にもぜひ。



おまけ。
家で飲む用に1本だけお土産を買ったので、少しずつ飲みたいと思います。

記事を気に入っていただけたら、ぜひ ♡ スキ・シェアをお願いします