「起業は難しい」という先入観が一番起業を難しくするのでは?
僕はコーチング起業を8年間やってきてますが、ぶっちゃけ起業は難しくないと思います。もちろんこれは僕の主観なので何の客観的根拠もない話です。
でも、起業において「起業は難しい」という先入観そのものが起業を難しくしているというのも事実としてあると思います。
確かに、起業は一般的な働き方ではありません。自分で仕事を作るわけですから、うまくいかない人も当然います。
挑戦する人とうまくいく人の割合を考えてみても、簡単ではないことは確かです。
まあ、簡単ではないことは僕も認めますよ。僕も決して楽勝に稼げてきたわけではないし、コストもかけてきたし、必要なリスクはちゃんと負ってきた。実際にやってきたからわかるんです。
多くの人は「難しい」と考えるあまり必要のない努力(それをやったところでリターン返ってこないでしょというところに時間やお金を使う)をして、当然のように結果が出なくて、「結果が出なかったのは自分に能力がないからだ」と落ち込んで、最終的に起業を諦めてしまう。
「起業は難しい」という言葉で片付けちゃうんです。確かに難しいタイプの起業もあります。
元手が必要だとか、毎月固定費がたくさんかかって赤字になっちゃうとか、業界的に儲からない構造になっているとか。
でもそういう部分の失敗は少し学べば避けることはできるんです。僕がやっているコーチング起業は、理論上ビジネスに必要な固定費は0にできます。
ビジネスで使わずともスマホは持っているだろうし、ネット回線だって家にあるものを使えばいいし、ブログも、YouTubeも、ラジオも、今の時代全部0円でできます。
zoomやLINE電話を使えばセッションの提供にもお金はかかりません。事務所も構えなくていいので家賃もかかりません。自宅で十分です。
だからぶっちゃけ、儲けが0円でも自分が「やめる」って判断しなければ、売上が出るまで永遠に続けられるんです。
こんなビジネス他にありません。自分の気持ちが続く限り、負けようがないんです。
生活費にお金がかかるって言ったって、売上が少ないうちはアルバイトでも何でもしたらいい。
自分のメンタリティが続きさえすれば、儲けがなくても無限に続けられるビジネスなんです。理論上は負けようがない。
こんなビジネス他にないですし、今の時代だからこそできるビジネスだと思ってます。
もしこれがラーメン屋のビジネスだったら、お客さんがこなくてもお店の家賃と材料代、水道光熱費、その他もろもろ出ていくお金がいっぱいです。
開業資金の返済もあります。とてもじゃないけど続けられないです。
でもコーチ起業はそうじゃない。続けられるんです。
そして今は「心の時代」です。物質的には最高に豊かで、人が求めているのは精神的な充足。
自分にとって意味のある人生だったと思いたい。挑戦して後悔のない人生を送りたい。
生活を便利にしてくれる商品は大企業が企業努力で安く提供してくれる。人は形のないものを求めています。
僕はコーチングを8年間売り続けていますが、本当に人が求めるものが「物質」ではなく「意味」なんだなと感じます。
豊かな時代なんです。だからこそフォーカスが「心」に向かうのも当然。
その「心」を満たせるのはAIではなく、人。モノでは満たせないんです。だから僕は対話を提供している。
「コーチングなんて何の役に立つの?」という人ももちろんいます。ただ「自分にとって意味のあることなのであればお金を払っても手に入れたい」と感じる人も大勢いる。
ここに目を向ければ、コーチング起業という働き方が「無謀な挑戦」だとは思わないはずです。
今までの時代ではあり得なかったことが、今日は普通にあり得る。時代の転換点に僕たちは生きているんです。
起業という道に肯定的な人が少ないのは、起業が難しいという理由にはなりません。
実際に起業して幸せに生きている人は、僕を含め世の中にはたくさんいます。
特にコーチという仕事はクライアントに何かを納品する仕事でも、大勢の前に出て演説するような日の当たる仕事ではありません。だから目立たないだけです。
ただ、時代は「対話」を必要としているし、「対話」には価値があるし、ランニングコストがかからないぶん個人で行うビジネスとしても合理的。
僕は毎日同じ時間に会社に出社して働くよりも、よっぽど難易度は低いと思います。
確かに安定した収入は入らないかもしれないけれど、そんなの工夫次第でどうにでもなる。
というかそもそも「会社に所属していれば毎月お給料が入ってきて生活が保障される」という時代ですら、もうないのかもしれない。
「今までの時代はそうだった」ということと、「これからの時代もそうである」ということは違います。
僕は個人で起業をする生き方に希望を見ているし、これからもこの生活をずっと続けていくつもりです。
知ってしまったらもう戻れない。見て見ぬ振りをし続けることはできない。だから声を大にして言い続けます。起業は難しくない。
確かに簡単ではないかもしれないけど、お金を稼ぐのはどのみち大変だ。会社員だってアルバイトだって大変だ。
どうせ大変なら、どこで苦労するかくらいは選んでいいはずでは?
起業をしたって悩みは尽きないし、いくらお金を稼げたって人生は薔薇色にならない。課題はいくらでも降ってくる。
ただ、どこで悩むか、どの課題に挑むかくらい、自分で決めてもいいと僕は思います。
「どうせ苦労するなら、苦労した分のリターンが得やすい場所で苦しんだ方がお得だ」という考え方はどうでしょう。
これは余談ですが、僕は「置かれた場所で咲きなさい」という言葉があまり好きではありません。咲きたい場所に自分を置ける時代なんだから。
花瓶から足を生やして、窮屈なビニールハウスからは出て行ってよい。
咲きたい場所で苦労して、大きな花を咲かせる生き方も悪くないですよ。たとえ咲かなかったとしても、咲きたい場所で枯れるなら本望だと僕は考えます。
足、あるんでしょう?あなたは大人で、どこにでも行けるんでしょう?あなたを縛り付けているのは誰?自分自身ではないですか?
いただいたサポートはミックスナッツになって僕のお腹の脂肪として蓄えられます。