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クライアント獲得力⑧ 挑戦をお金に変える文章術【挑戦者ポジションの取り方】


前回の講義では、クライアント獲得を目指すブログを書く時に取れるポジションの例を4つ紹介しました。今日はそのうちの一つについて深く掘り下げていく回になりますので、前回の講義をまだ読まれていない方はこちらからご覧ください。


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今日は挑戦者ポジションを取る時に気をつけること、意識したほうがいいことについて話します。

昨日は4つのポジション【①スペシャリスト②エキスパート③挑戦者④変わり種】について解説しましたが、ほとんどの人は②か③を取ることになるのではないでしょうか。

前回の記事の最後の方で言いましたが、僕はブログと向き合っていくなら1度は③を取ることを強くお勧めしたいです。

理由はシンプルに「現在進行形の挑戦は読者の心を掴みやすい」から、いやもっと突き詰めると「強い」からです。経験に勝てるコンテンツはない。

だからと言ってむやみやたらに「挑戦します!」と言えばいいかと言われるとそうではありません。

人を惹きつけやすい挑戦もそうでない挑戦もありますし、見せ方にも工夫が必要でしょう。

この連載の読者さんの中でも一番多くの人がとっていくであろう「挑戦者ポジション」について深堀りしていく回です。

あなたの挑戦をお金に変える文章術。スタートです。


挑戦者ポジションの全体像


とにもかくにもまずは全体像の把握から。「挑戦者ポジションを取ることでどうお金が流れていくのか」という大枠を押さえましょう。

あなたがやろうとしていることは「多くの人が思いつくけれど結局成し遂げられないこと」なのです。

素人がブログを書いて人を集めて商売をしようと言っているのですから、そのくらいの難易度のことに取り掛かる自覚を持ってください。


挑戦者ポジションで収益化する全貌はこうです。あなたが勇気を出して挑戦をします。

あなたの読者は「あなたのように挑戦したいけれど、一歩踏み出す勇気がまだない人」です。

あなたは勇気を振り絞り、葛藤し、悩み、時に人と衝突を起こしながら、自分の理想を追いかけていきます。

そして読者はその過程を固唾を飲んで見守ります。「いつか自分もああなりたい」と思いながら。

そしてあなたはあなたの人生で、あなたが欲しかったものを勝ち取ります。

勝ち取る過程で何を感じたのか、勝ち取った今はどんな気持ちなのか、そして読者にどんなことを伝えたいのか、鮮明に記録していきます。

読者にとってあなたは「自分の挑戦の一歩先にいる憧れの先輩」です。あなたのようになりたいと思っています。

読者はあなたが何を考えて成功したのかを知りたいし、どんなことを乗り越えてきたのかを知りたいです。


そしてできることなら、あなたに背中を押してもらいたいと思っています。

あなたが乗り越えてきた課題を、あなたと一緒に乗り越えたいと思っています。

そんな期待を持ちながら、勇気を持ってあなたに連絡をします。「私もあなたのように、なりたい!」


あなたはその人に何を提供できるでしょうか。コーチング?カウンセリング?コンサルティング?建前はなんでもいいでしょう。

相手が欲しているのは「あなたとの関わり」です。ですから自分が提供したいものを自信をもって提案しましょう。

こうすることであなたは自分の経験をお金に換えることができます。お金に換えると言えば語弊があるかもしれませんけど。


あなたは自分の経験を使ってコンテンツを作り、誰かの希望になり、その結果あなたとの関わりに需要が生まれ、作ったサービスを提供すればいい。

この全体像をまず押さえてください。着地点がわかっていないことには、細部の作り込みができません。

これから挑戦者ポジションをとっていく人は「自分は何にどう取り組むのか」ということを頭に叩き込むことをオススメします。



挑戦者ポジションを作る手順


つまるところ挑戦者ポジションとは、以下の4手順で作ることができると言えます。


①挑戦をコンテンツにする
②コンテンツが読者を惹きつける
③あなたとの関わりに需要が生まれる
④サービスを提供し、需要に向けて投げる
「挑戦をしたらお金が降ってくる」じゃないよ




さらにそれぞれの要素を分解すると、必要な要素が見えてきます。

①挑戦をコンテンツにする
→需要のある挑戦が必要
→コンテンツとして成立させる力が必要


②コンテンツが読者を惹きつける
→読者を惹きつける力が必要
→需要を感じる相手を惹きつける力が必要

③あなたとの関わりに需要が生まれる
→挑戦を成功させることが必要
→関わりたいと思わせる見せ方が必要

④サービスを提供し、需要に向けて投げる
→提供するサービスが必要
→サービスを提案する場所が必要
→サービスを提案する流れが必要
やること、結構多いね




挑戦者ポジションを作る段取りは以下の通りです。

①スタート地点(自分は誰なのか)、コンテンツ(挑戦するテーマ)、ゴール地点(最終的にどうなりたいのか)、読者とサービスの想定(誰に何を提供したいのか)を明確にする

②挑戦しながら進捗をコンテンツにする

③コンテンツを通じて読者とコミュニケーションを取り、「一歩先を行く人」というポジションを取る

④サービスを準備し、リリースする
①が鬼門


挑戦者ポジションを取る時の鬼門は実は①です。最初に最大の難関があります。建築で言うと設計図です。

「自分をどう見せるのか」「需要のある挑戦ができているのか」「最終的に何を提供するのか」という部分が煮詰まっていないと、コンテンツが作れません。

コンテンツが作れないと、コミュニケーションの取れる読者が生まれません。


ということは「あなたとの関わり」に需要も生まれないので、結果としてサービスをリリースしても売れません。

思いつきで②からはじめてもいいのですが、この挑戦者ポジションというのはリアルの世界でのあなたの立ち回りを残していくものなので、1回の試行錯誤にかなりの時間がかかります。



「挑戦」をお金に換える時にはメンターをつけることをオススメしたい


「退職エントリ」がどれだけの数投稿されていて、そのうちの何人が経験をお金に換えられているのかを想像すると、「挑戦をお金に換える」ということが一筋縄ではいかないことがわかります。

やっている側の人間からするとそんなに複雑なことでもないのですが、全ての要素が一つの導線でピタッ!とハマらないと、収益を発生させることは難しいです。


ですから、本気でビジネスを作ってきたいなら信頼できるメンターやコーチをつけて、

「このポジションでこんなビジネスをしていきたいんだけど、どう思う?」

と外からのフィードバックを定期的に受けられる環境を作ったほうがいい思います。


僕は実際にそうやってブログを書き始めたのですが、一度売れる感覚を掴むまではとにかくメンターに師事を仰ぐ毎日でした。

「ブログを書く」ことは趣味でやっていたからできたけど、「収益が発生するようなブログを書く」ことはできないと思ったからです。

ブログは誰にでも書けるから簡単そうに見えるけど、やっぱり仕事に繋げるにはそれなりのやり方があるし、ノウハウもあります。


書き方ばっかり上手になっても導線がうまく引けてなかったり、テーマと売りたいサービスが一致してなかったり、そもそもコンテンツがおもしろくなかったり。

最初は誰でも素人です。右も左も分からない。だから誰かの真似をして、教えてもらって、少しずつ上達すればいいんです。

最初から最後まで全部一人でやる必要はありません。歯を食いしばって黙々と記事を書き続けることがブログビジネスではありませんよ。



ビジネスは本来、めっちゃ楽しいもの


今日はド濃厚なノウハウを書いてしまったので、最後に少し「ビジネスをやることの意義」について話して、お口直しをしてもらおうと思います。


色々と「こうするべきだ」「ああするべきだ」とやーやー言うてきましたけどね。ビジネスって本来、めっちゃ楽しいものなんですよ。

簡単じゃないけどね。でも、僕はこの仕事に本当に出会えて、この生き方に出会えて、本当に良かったと思ってます。


僕は今、「あなたが必要です」と面と向かって言ってきてくれるような人としか関わってません。

偉そうなことをつらつらと語ってますが、僕は地元じゃただの背の高い29歳です。その辺を歩いてるにーちゃんです。去年子供が生まれたばかりの新米パパです。

その辺でふらふらしてるにーちゃんと僕の違うところは、全国各地にお客さんがいるってことです。会いにきてくれる人がいて、時間を買ってくれる人がいて、僕の生活は成り立ってる。


すごい資格を持っているわけでもない。めちゃめちゃフォロワーがいるわけでもない。

僕がやっていることは「自分の経験をコンテンツにする」という意識で毎日noteを書いているだけです。

それだけで僕は生きていけてるんです。


毎日娘の「あ〜ぁう!お〜ぅ〜」という叫びなのか唸りなのかわからない声で目を覚まして、妻と一緒におむつを変えて、寝かしつけたら隣の部屋でnoteを書く。

こんな生活、6年前は想像もしなかった。

会社に認めてもらえるように頑張っていた社会人生活。努力の甲斐あって認めてもらえてるんだけど、「いつになったら楽になるんだろう」っていう気持ちが心の片隅にあって。


報われないレースをずっとさせられているような、そんな気分。

この戦いに勝って、昇進して、結婚して、家庭を持って…終わらないレースを延々と走らされていた当時の僕が、今の生活を想像できたかって。できないよ。

しかもね、今の僕の仕事は「僕そのものを必要としてくれる人」としか関わっていないから、僕が僕のために娘と関わることを「嬉しい」「もっとやれ」って言ってくれる人ばっかりなんだよ。


子育てって会社に「スンマセン、スンマセン」って頭を下げながら、寝る時間を削ってやるものだと思ってたし、そうしている人をたくさん見てきた。

でももし「そうじゃない未来」があるんだとしたら、何度だって挑戦してみる価値はあるんじゃない?


僕はビジネスを「辛くて苦しいもの」だと捉えたことは一度もありません。

確かにトラブルに巻き込まれることはあるし、ちょっとめんどくさくなって仕事をほっぽり出したくなることもあります。

でもね。「まだまだ足りない」って頑張ってた頃に比べたら、100倍どころか1000倍は楽しいよ。ローリスクスーパーハイリターン。

安定した収入なんて幻想だよ。会社員やってたって体ぶっ壊したら終わりじゃんね。


たとえ今は理想的な環境で働けていたとしても、次の人事でパワハラ上司に当たったら?

陰口しか言わない同僚3人に囲まれたら?問題をでっちあげる人事本部長に目をつけられたら??


僕は僕の人生をギャンブルにしたくないです。僕が不幸になったら、僕の大切にしたい家族も不幸になっちゃうし。

僕が暗い気持ちで一生懸命家族を守ってたら、家にいる時に当たっちゃうし。娘には嫌われたくないんだよぉ

自分を幸せにして、自分にしかできないことでビジネスを作って、求められて、そのお金で生活して、表現して、喜ばれて、娘と毎日一緒にいられて、8時間寝て、こんな生活をしているのに…仕事が面白くて仕方がないんだ!!!


この生活は誰かに奪われることもない。こんな幸せがありますかって。

この生き方は「カルチャー」なんです。伝えていかなければいけない。僕だけのものにしてはいけない。そう思っています。

楽しいことで幸せを作っていけるんだ。確かに作っている最中は辛いかもしれない。

常識とは全く違うことをやって、嫌になって逃げ出してしまうかもしれない。


それでも。何度でも戻ってきたらいい。初めての1円を稼ぐのに何年かかってもいいよ。

何回辞めてもいいよ。でもね、幸せになることを諦めるなよ。「私の理想なんか叶いっこない」って思った日が終わりの日だよ。


僕はこの連載を通して、生き方を伝えたいと思ってます。僕はこの生き方を伝えることで食っていくと決めている。

現に今まで僕の生き方を伝えて、何度も対話して、「まるで人生が変わったよ!」と言ってくれる友人が全国にたくさんいて、彼や彼女と近況を報告し合うことが楽しくて、それが生き甲斐で僕の仕事なんです。


ビジネスって楽しいよ。苦しいこともあるけど、「やるんじゃなかった」って思ったことは一度もないよ。

結果が出るまでは苦しいかもしれないし、調子が悪い時には「もう終わりにしたい」なんて思うかもしれない。

それもいいよ。そうやって折れた回数が多いほど、うまくいくようになった時の爆発力がすごいんだ。

最初からずーっとうまくいっている人間なんていないんだよ。知らないだけで、ビジネスって楽しいもんなんだよ。


苦しいことを我慢したらお金がもらえるんじゃないよ。自分のやっていることに楽しさを見出して、それが人に伝わった時、あなたの存在そのものが「需要」になるんだよ。

そうなったらなんでも好きなものを売りなさいな。売って、買ってもらって、求めてくれる人に自分の全力を尽くして、出し切る喜びを感じたらいいよ。

楽しんで、喜んで、喜ばれて、儲けて、暮らせ。それが僕の思いです。



ビジネスの相談は公式LINEで受け付けています。僕の「カルチャー」を受け取りたい人だけLINEしてきてください。長文になりそうな人はnotionにまとめてくれると助かります。文通しようよ。やりとりしてみたら、なんか変わるかもよ。




クライアント獲得について(連載まとめ)



いただいたサポートはミックスナッツになって僕のお腹の脂肪として蓄えられます。