情報発信からクライアントを獲得したいコーチが「何をどう考えたらいいのか？」ということについて書きます。

僕は情報発信をベースにライフコーチとして活動をしている者で、コーチング起業で飯を食い始めてからは8年目。家族4人を養っている大黒柱でもあります。

ここ４年間のクライアントさんはほぼ全員ブログやYouTubeで出会った方でして、「オンラインに強いコーチ」と言っても過言ではないと思います。という前提で始めていきます。

この記事でおはなし屋なおとを知った！という方でなければ、僕がいつも発信で伝えていることを並べて書いていくだけなので、目新しい知識や情報はないです。

ただ「情報を断片的に知っている」のと「目的に向かうための体系的な知識」は違うので、復習がてらみていってください。

至極真っ当な、当たり前のことを、シンプルに書きます。

「ブログから問い合わせが来る」とはどういう状況か

コーチなどの「相談業」をやるなら、「この人に相談したい」と思われる状況を発信で作る必要があります。

相談とは「この人は悩んでいることを解決してくれそうだ」と思うから発生するものなので、あなたが発信でこれから行って行くことは「あなたの悩みを私は解決することができますよ」と証明することです。

だからといって難しいことは何もなくて、あなたがお客さんの持っている悩みを「先回りして考えて」解決していけばいいのです。

あなたのブログ記事の一覧を見た人が「この人は私が持っている悩みをピンポイントで解決してくれている…？！」と思う状態ができていればOK。

そうすればあなたの記事を読んだ人が、「あなたに相談したい」と思うのは時間の問題です。

もちろんそう思わない人が大半だと思いますが、読者全員をお客さんにするわけではないので「記事を読んだ数%の人があなたに悩みを相談したいと思う」状況ができればOKです。

悩みを相談したいと思っても実際に相談に来るのはそこからまた数%くらいなので、「ブログ上で悩みを解決しまくってたら誰か問い合わせてくるだろう！」くらいの感覚で良し。実際に来るので。

書いている最中は「誰がこんな記事読むねん」と思いながらでも、悩みを解決し続けてれば「あの記事で救われました」という人が出てきます。

そういうもんなのです。あなたがどうかは知らんけど、僕の経験上あなたもそうなる確率は高い。

あなたは「誰」で「どんな悩み」を解決できるのか？（専門性）

悩みを解決する記事を書こう！と言っても、情報発信という構造上「どこの誰かもわからんやつが書いた記事なんて誰も読まんて」という問題があります。

そうです。読まないのです。

なので「あなたが誰なのか」という前置きが必要になりまして、それが『専門性』です。砕いて言うならと「何屋さんなのか」ですね。

僕はおはなし屋、というふざけた名前を名乗っていますが、実際には「コーチング起業屋さん」として見てもらえているはずです。

だったら「コーチング起業屋なおとにしろよ」と思う人もいるかもしれませんが、なんかそれだとダサいじゃないですか。

「おはなし屋なおと」もダサいかダサくないかでいうとダサいかもしれませんが、語呂がいいでしょ。呼びたくなる。声に出したくなるって大事なんですよね。

ちなみにこれは余談ですが、うちは娘にも「呼んで呼ばれて嬉しい名前を」のコンセプト名前を付けたんですよ。すいません、話がそれましたね。戻します。

あなたはなんの専門家なのかっていうポジションを取ることですね。「おはなし屋なおと」は『屋号』で、専門性は『コーチング起業』です。

僕はコーチング起業してきて長いので、自分が起業してきた経験から発信を作ってます。

なので「起業のことを相談したい」と思う人が僕のお客さんになりますね。

専門性の部分は人生単位での棚卸しが必要だったりするので、自分一人で決めるのは難しいところではあります。

信頼できる人に相談したり、コーチみたいな「客観的な意見をくれる人」の力を借りて見つけていくことを強くお勧めします。

人間自分のことが一番よくわからないので。

僕もライフコーチとして人に偉そうなことを言いまくってますが、家庭では普通にしょっちゅう妻と喧嘩して罵り合っています。

課題の分離もクソもない。

自分のことは自分が一番よくわからないので、さっさと人の力を借りるのが良しです。

一人で悩んでもどうしようもない部分ではあります。

浅くつながった後に、深くつながる

さて、発信で「誰かの悩みを解決する記事」を積み重ねると、「あなたに相談したいなと思う人」が徐々に増え始めます。

発信者からは見えなくても、課題解決に関する記事を積み重ねてたら確実に増えます。

でもそれだけでは問い合わせには繋がらないことが多いです。

まだ繋がりとしては「一方的に読者があなたを認知しているだけ」という状況なので、ここからさらに関係性を１段階上げていく必要があります。

いろいろな手段がありますが、ここは公式LINEが良いと思います。

「あなたの記事を読んだ人が公式LINEに登録する」という流れを作っていれば、LINEで相談が飛んでくることがあります。

（もちろんこちらから交流ウェルカムムードを出す必要がありますが）

ここから個人的につながって、チャットや通話のやり取りをすれば「発信者と読者」という関係から「個人対個人」という関係に一歩進みます。

ここまで関係性を築けたらあとは「提案」するだけ。

個別相談でサービスを提案する

提案するなら電話かビデオ通話がいいです。

テキストだけのやり取りだとどこまで信頼関係を築けたのか感じづらいし、サービスがテキストベースのものだったとしても最初に10分くらい話しておく方がいいんじゃないかな。

個人でのビジネスは信頼関係が命なので、お互いの価値観やサービスに期待することが揃えられていないと、売れたとしても後々トラブルになりやすいので。

個別相談まで関係性を進められたら、あとはコーチとしての腕の見せどころ。

思う存分関係性を深めてください。

相手は「あなたの発信を見て自分の意志でそこまできた人」なので、「その辺にいる人にお願いして体験コーチングを受けてもらった」わけではありません。

あなたが発信を通じて先に価値を与えたからできている関係です。

ですからよっぽど無理な売り方をしない限り、「あなたともっと関わりたい、そのための手段としてサービスを買って欲しい」という申し出に嫌な顔をする人はいないと思います。

もしいたとしても、「あなたからさんざん情報発信を受け取っておいて直接話までしてもらって嫌な顔する人は、そもそもコーチングを受けるべき人ではない」ので、そういう人にはお帰りいただいて結構です。

まともな人はあなたが慈善事業でやっていないことなんてわかっていますから、断るにしても「申し訳ないですが…」という話になるはず。

関係性は切れないので安心してください。

そもそもこの世に無料のものなんてないですからね。

子どもがいると毎月のように届く『こどもちゃれんじのサンプル』だって「このくらいばら撒いても回収できる」という算段で配ってますから。

あなたが発信に使った時間は決して無料（価値がないもの）ではないです。

自信を持ってサービスを提案してお金を受け取ってください。買うかどうかはお客さんの問題なので、あなたが決めることではないですから。

クライアントと一緒に発信を育てていく

発信から繋がった何人かの人に提案ができれば、よっぽど人の集め方に問題があるとか提供しているものの値段と価値に乖離があるとかではないかぎり、クライアントは獲得できると思います。

この時点で売上が立ちます。０→１達成です。

とてもおめでたいことなのですが、これでやっとスタートに立ったということ。ビジネスはここから始まる。

今まではなんとなく「未来のお客さんはこういう悩みを持っているかな？？」と想像で書いていた記事を、実際目の前にお客さんがいる状態で書けるということです。

今までと全く違う解像度で記事が書けるはずです。

エアーズロックの写真とエアーズロックくらい違う。

せんべいをボリボリ食べながら夕方をニュースを見て感じる「大谷翔平すごいよね」と、エンゼルスタジアムまで飛行機に乗って言って生で見た時に思う「大谷さん…すごい！！！！」くらい違う。（知らんけど）

なのであとはこのサイクルをぐるぐる回して行くだけです。

「相性がとても良いな」と思うクライアントさんがいれば、その人に発信内容を寄せていけば似たような人にまた出会える。

「こんな人がいい！」というオーダーが鮮明であれば鮮明であるほど、発信が出会いを連れてきてくれる。

なんか発信って神様みたいですね。引き寄せの法則とかでありそうな感じ。

結局イメージすることなんですよ…なんでもね。

まとめ

「悩みを解決する記事ってどうやって書けばええねん」

と頭を抱える人もいると思ったので、「読者の悩みをリスト化できるテンプレート」をすでに作って配布しております。

ちなみにこのテンプレを使って「記事を書きまくったら問い合わせが来て個別相談したら初めてのクライアントができた！」という人がすでに現れております。

1人で作っていくのは難しいかもしれませんが、困った時は相談してね。簡単に回答できる時は回答するし、時間がかかるものに関しては有償にはなるけどセッションを提供することもできます。

まずは問い合わせよろです。詳細はこちらの記事から。

おわり

ラジオでも話しています

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