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コーチとして初めてのセールスに挑戦する人に、いつも伝えることがあります


「たとえ初心者でも心まで初心者になっちゃいけないよ」

初めてコーチとしてサービスを売る人に売るための心構えを伝えるとき、僕はこのような表現をします。


例えばあなたがコーチとして初めてのお客さんを探しているとき、実際にお客さんを前にして初めて有料の提案をするとき、経験がないことだから自信がない気持ちもわかります。


だけど、お客さんにとってはあなたが「初心者だ」とか「かけだしだ」ということは関係ありません。サービスの対価を受け取ろうとしている時点で、あなたはプロです。


経験があろうがなかろうが、資格を持っていようがいまいが、お客さんはあなたを「大切なお金を払うに値する人間か?」という目でみています。


初心者であることは事実かもしれません。でも初心者であること前面に押し出してしまうのは、本当にお客さんのためでしょうか?「初めてのお客さんだから安く提供します」というのは、真剣にお客さんの未来を考えた結果その行動をとっているのでしょうか?


僕はプロとして、自分のふるまいには責任を持たなければいけないと思っています。


「自分だったらこんな人から買いたい」という像をお客さんの前で演じるのも(たとえその時は演技だったとしても、お客さんに見せた自分の姿を必ず本当に実現させてみせるという気概も込めて)、コーチとしてお客さんに影響を与える全ての要素をデザインしてこそのプロだと思うのです。


僕にもコーチとして初めてのお客さんがいました。当時の僕は自分がかけだしであること、これからコーチとして生きていく覚悟を決めていること、その人にお客さんになってほしいということを全て伝えた上で、「今の自分に語れる実績は何もないが、あなたとのこれから歩んでいく道を僕は実績としてずっと語り続ける」と相手の目を見て言いました。


それがその時の僕にできる最高の振る舞いだと思ったからです。素人であるとかかけだしであるとか、お客さんには全く関係のないことで。お客さんはあなたを「コーチの1人」としては見ていません。あなたという人間を見て、大事なお金を預けるべきか考えています。


むしろあなたが「コーチの1人」としてしか見られていないなら、その「場づくり」からはじめなくてはいけないかもしれません。コーチがデザインできるのは決してコーチングの内容だけではないからです。


たとえ技術は未熟で、実績がまだないコーチだったとしても、「この人と一緒に歩いて行けるのであれば自分の未来は明るいな」と思わせてくれるコーチは売れます。


むしろかけだしの頃はこの「ふるまい」でしかお客さんに貢献することはできないと思うのです。


もしあなたが、あなたの理想とするコーチだったら、クライアントさんに対してどのようなふるまいをするでしょうか。「初心者なんで…」という保険をかけた言い方をするでしょうか。「最初は安価で…」という理由で値下げをするでしょうか。


お客さんは、本当にそんなふるまいをするあなたからサービスを買いたいと思うでしょうか。


もしあなたが「今は実績がないけれど、コーチとしてお客さんと人生を作っていくんだ」という覚悟を決めていたら、「実績がない」という事実をどう説明するか、想像してみてください。


「これから実績を作っていくから、その相手はあなたがいい」と伝えるかもしれませんよね。僕はそうしました。とっさにそんな言葉が出ました。実体験です。


モニター価格で安価なセッションを提供するのだとしたら、「定価から安くする分はあなたからお客さんの生の声をいただきたいので、そのお礼の代金だと思ってくれ」と伝えるかもしれません。


ものは言いようですが、言いようが異なるのは「発言をしている本人の心の在り方」が違うからです。


あなたが初心者であること、安価なサービスを売ろうとしていることは事実です。でもそこにどのような解釈を与えるかで、お客さんの受け取り方は変わってきます。


実績がないのに「実績があります」と言うのはいいことではありません。ですが「実績はあなたと一緒にこれから作ります」と言えば嘘ではないですし、それをさっと自然に言えるあなたのふるまいは、実績がない状態でも作ることができます。


実績を出すのには時間がかかりますが、理想の自分でいることはすぐにできることです。


想像してください。あなたはどんなコーチになりたいのですか。お客さんはどんな気持ちであなたにお金を預けるのですか。どのくらいの金額を取引できるようになりたいのですか。


そして、そんなコーチとしてふさわしいふるまいは、どのようなものですか。理想のあなたは毎日どんな過ごし方をし、何に取り組み、どのようなお客さんの前で、どのような表情で話すのですか。


理想の自分になってみることです。


今現状の自分が「理想の自分に足りない」ことは何の問題でもありません。初心者であることも売れない理由にはならないし、ましてや「初心者は安価ではじめなければいけない」というルールもありません。


かけだしなのは事実です。ただ、心まで「かけだしだから売れなくても仕方ない、安価でないと買ってもらえない」とあり方でお客さんの前に立つ必要はないですし、どんな自分だったら存在そのもので相手に貢献できるか考えてください。


新しい挑戦で不安に思う自分も自分ですが、「できると思うから挑戦してみたい」と思う自分も同じように自分です。どちらの心の在り方をお客さんに見せるのがお客さんにとって良いのか、考えてみてください。


きっと今とはちがうものの見方ができるようになってくるはずです。事実は一つでも解釈は無限大にあるから。


コーチとは1つの事実に対して、さまざまな角度から解釈を付け加えていく専門家なはずです。あなたにはその力がある。まずは自分に向けてみてください。

最後に、商売に挑戦したいコーチに、商売をして生きていくと決めた僕の背中を強く押してくれた言葉を伝えてこの記事の結びとします。あなたの成功を祈っています。がんばれ。

謙虚であることはすばらしい。ただ、卑屈になるな。


👇ラジオでも話しました。マインド系の話は耳で聞いた方が定着しやすいので、こちらもぜひ。


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【おはなし屋なおとのプロフィール】
おはなし(対話)で生計を立てる起業8年目のライフコーチ。資格や肩書きに捉われず個人で稼ぐことを伝え続けている30歳です。情報発信で全国各地にクライアントさんができ4年前に地方移住。地元で子育て(2歳0歳)しながらオンラインで活動。note20万PVラジオ3.3万再生YouTube登録1200人。日々コツコツ発信してます✌️

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