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クライアント獲得力11 10回の講座を振り返る【マインドマップにまとめてみた】


今まで10回にわたり「クライアント獲得力」の連載を続けてきました。流石に10日間も毎日書いていると主張も散らかってくるので、ここらで一旦情報を整理することにしました。総まとめの11回目。


前回の記事はこちらからどうぞ。


クライアント獲得について(連載まとめ)



今回の連載をマインドマップにまとめました





各章を一言でまとめると


①独立したいならクライアント獲得力はあった方がいいよ
②個性的な「伝える力」を伸ばそうね
③ポジション取りが大事だよ
④ポジション取りには戦略がいるよ
⑤自分の売りに「だけ」ぐぐっとフォーカスしよう
⑥発信でポジションを取るには3ヶ月かかる
⑦ポジションの取り方は4つある
⑧挑戦する時はメンターがいるといい
⑨商品的価値のある記事を書こう
⑩コンテンツ作りが一番強いよ


改めて連載を振り返りテーマを並べて見てみると、クライアント獲得力を身につけるために僕が伝えたかったことは主に3つだったように思えます。「目的意識」「コンテンツづくり」「フィードバックの重要性」です。


目的意識について


この連載を始める前から僕はずっと思っていました。自分の力でクライアント獲得ができれば、コーチという仕事ほど自由で楽しくて儲かる仕事はないのに。


どうしてみんな「ぬるっと悩んだまま」なの?


その答えは連載を続けていく中でわかりました。飢えていないんです。


「クライアントが欲しいな」と多くの人が思っているけれど、「なんとしてもクライアントを獲得せねばならぬ!!」と感じている人は多くない。


身が入らない婚活と似たような感じなのかなあと思いました。「いつか結婚したい」とは思っているだけでは理想のパートナーと出会えないですよね。


クライアント獲得力も同じです。思っているだけでは意味がない。実際に行動して、失敗して、「何が間違ってるの?」と自問して、答えを出して、また進んでいく。


この過程を踏むしかないわけです。


思っているのに行動しないのは、飢えていないからです。飢えている人は勝手に行動します。


「クライアントを獲得できない未来」に恐れを抱き、現状維持を嫌います。


ですから僕はこの連載を読んだ人が1人でも「クライアント獲得」に本気で向き合って欲しいなと思いました。


どんなノウハウも実行しなければただの文字の羅列です。価値はありません。


僕は読者であるあなたに飢えて欲しかった。クライアント獲得の優先順位を上げて欲しかった。


「いつか出会えたらいいな」じゃダメなんです。今すぐ行動を変えないと意味がない。そんな気持ちで毎日連載を書いていました。




コンテンツづくりについて


詳しくは前回の記事を読んでもらうとして。


この連載を始めて筆者である僕が一番大きな気づきを得たのは、この回の1つ前の回で「コンテンツ」という言葉の意味を調べたことでした。


「コンテンツとは、商品的価値のある情報・中身のことである」という表現を見て、「これだっ!」と思いました。


「ブログを書く」ではなく「ブログを使ってコンテンツを作る」と考えてみる。そうすると僕が今までやってきたことが説明がつくのです。


コンテンツを受け取った読者と著者の間には贈与の関係が発生します。何の関わりもなかった2者の間に関係性が構築されます。


そこを基点としてビジネスを発生させる。


つまり、初手で「圧倒的な贈与」を渡せたかどうかが鍵なのです。


ブログという媒体の特性は「1人に届けるのも1万人に届けるのも同じ」ですから、これを利用して個人が「未だ見ぬ誰か」相手に贈与を仕掛ける。


顔も名前も知らない生まれた場所も違う2人がつながり、関係性を育む。「お金を出しても読みたい」というコンテンツを作り先に贈与するというシステムを作ることで、コーチとクライアントという関係を育てていく。



これがオンラインで「未だ見ぬ誰か」と深く繋がっていく方法なのだと思いました。


オフラインのコミュニケーションとはまた質の違う関係の作り方。だからこそ戸惑う人が多いのだと思います。令和の義務教育に入れたほうがいいと思うけどな


新しい時代のオンラインコミュニケーションの在り方ですね。初手の贈与をキメろ。先手必勝。




フィードバックの重要性


ここに関しては「目的意識」「コンテンツづくり」という部分からは一歩深いレイヤー(領域)の話というか、「目的意識をもってコンテンツづくりに取り組んだ先」に考える必要があることです。


よいコンテンツを完全に1人で作ることはできません。


自分の作ったものや提供したサービスが他者からどう見えるのかという「フィードバック」が不可欠です。


コンテンツの作り手というのは、自分の発信物に対する思い入れがあります。一生懸命書いた文章は読んでもらいたし、頑張って撮影した動画は全部バズって欲しいです。


ただ残念ながら、読者や視聴者はそんな気持ちをわかってくれません。スルスル消費していきます。


プロクオリティの文章や動画が当たり前のように無料で見れる時代に、僕たち素人が作ったコンテンツを多くの人に見てもらうのは至難の業です。


だからこそ僕たちは僕たちの土俵で勝負する。


「伝えたい人『だけ』に絶対伝える」という『スーパー狭く深く大作戦』でピンポイント狙い撃ち。そのために必要なのがフィードバックです。


自分の作品のメッセージが伝えたい人に伝わっているか。それを確かめる術は作り手にはありません。聞いて確かめるしかないのです。


誰に聞けばいいのか。「作品を届けたい相手本人」か、「作品を作る意図がわかっている人」です。


逆にこの2者以外のフィードバックは必要ありません。狭深作戦ですから。


お母さんや旦那さんに聞いてはいけません。お母さんはお客さんじゃありませんから。



クライアント獲得力を身につけるために必要な3つの目




最後に、「クライアント獲得力を身につけるために必要な3つの目」について話をしてまとめとします。


3つの視点を使い分けて自分のビジネスを捉えることができれば、自ずと「今やるべきこと」が見えてくるでしょう。


蟻の目(目の前のことに集中する)


とにかく行動することです。目の前のことに集中してコンテンツづくりや顧客対応に全力をささげる。


ブログを書いている時は「ブログを書くこと」以外のことを考えてはいけません。


対話をしている時は「対話をすること」以外のことを考えてはいけません。パフォーマンスを発揮する時は、蟻の目で。



鷹の目(全体を俯瞰して見る)


「ただ蟻の目で目先のことに集中していればいい」というわけでもありません。


5回に1回は手を止めて自分を見て、進むべき方向が合っているのかを考える。微調整の時間も必要です。


時に自分でビジネスを作る際には、ブレーキをかけてくれる上司や方針を発表してくれる会社はありません。


アクセル全開で崖に突っ込んでいってしまうことが、1人でビジネスをしているとよくあります。


僕は鷹の目があまり得意ではないので、月に1回は必ずコーチングを受けるようにしていますし、初めてビジネスに挑戦する時はお金を払って指導してくれる人をつけました。


もちろん全員が「誰かに習わないといけない」「コーチを雇わないといけない」というわけではありませんが、僕たちが提供したい商品の質を考えると、「自分は買わないけど人に買って欲しい」という理屈は通りにくいでしょう。


「よき売り手である前によき買い手であれ」というのは理に適った言葉だと思います。


コーチングを売りたいならまずは自分が買う。まずは買い手として満足するからこそ自分も売り手になれる。


「自分は何をどこから仕入れ、誰に何を売るのか」を俯瞰して考える。


全体像の把握。どちらに進み、目的地に辿り着くためにはどのくらい修正が必要なのか。これが鷹の目です。




顧客の目(とにかくリサーチと試し打ち)


「とにかくリサーチをしろ」と僕にブログのイロハを叩き込んでくれた先生は教えてくれました。「答えは買い手の頭の中にあるので、売り手の君がいくら考えてもわかるわけがないよ」と。


だから「これが売れるかもしれない」と思ったらすぐ試し打ちをしなさいとも教わりました。


自分が「価値だ」と思っていたポイントが無反応だったり、逆に「そんなことで喜んでくれるの?」と思うようなことが飛ぶように売れたり。


「知った気になるな」といつも言われていました。


実際にどのようにリサーチをすればいいのか、意図的に僕がやっていたことは次の3つです。


売れている人の研究をしてそのまんま真似する


最初のうちは「何をリサーチすればいいのか」もわかりませんので、とにかく売れている人の真似して感覚を掴む。


これが一番とっつきやすいタイプのリサーチです。売れている人は必ずリサーチをしていますからね。それをそのままもらうと。


僕がリサーチ対象としていたのは、コーチやカウンセラーといった同業者ではなく、ビジネス系インフルエンサーの方たちでした。


彼らの発信している意図や台本の構成を真似して、伝わるメッセージの出し方を学びました。


売ってみて反応を見る


売れるか売れないかはさておき、「相手の反応を見てデータを取る」という意味でとにかく提案をしていました。


断られたらなぜ断ったのかを聞く、買ってくれたらなぜ買ってくれたのかを聞く。


顧客の反応(売れなかった場合は顧客ではありませんが)は、実際にいただくお金よりも大きな価値を持つ財産です。フィードバックを得て、次に活かします。




経験者に聞く


自分の一歩先いく人に相談すること。自分では見えてない問題点を指摘してもらえれば、ビジネスが一気に進みます。


現に僕もコーチングをオンライン化する施策を練っている時に何度かセミナーに参加し、講師の人にアドバイスをもらいにいったことがあります。


その時にもらえたアドバイスはシンプルに「なるほどな」と納得できるものが多く、相手が結果を出している人だったので信憑性もあり、その意見を取り入れることで大きく自分のビジネスを進めることができました。


現に僕が人の相談に乗る時も、僕からすれば「ここをこうすれば簡単じゃん」と思うようなことでも、当事者からすると完全に盲点なことが多々あります。


1回のコンサルで月収が10倍以上になった人もいるし、実際に僕に会いにきて「自分も売れる!」と確信し会社員からフリーの道に独立した人もいます。


僕は「いや、イケそうですけどね」と伝えただけです。それだけで本当に売り上げが何百万か変わることが、よくあります。


要は実際にやっている人間に話を聞くことが大事、ということです。ほとんどの場合当事者は難しく考えすぎています。そのリミッターを外せるのは経験者の言葉だけです。



以上3つが僕がおすすめするリサーチです。真似する、売ってみる、経験者に聞く。どれか一つでもいいのでやってみることをおすすめします。




ビジネスは一次情報が命


お客さんの声を聞く。経験者の声を聞く。自分の頭で考えたことだけで完結させないことが大事です。わかるとできるは全然違いますからね。


右も左も分からないうちはそもそもお客さんに出会えないでしょうから、最初は経験者からのフィードバックを求めるといいでしょう。


僕は自分の経験やノウハウのほとんどを無料で見れる場所に置いています。真似をするのも全然構わないし、実際に僕のnoteやラジオを聴くだけで独立まで漕ぎ着けた人からの連絡も何回ももらっています。


ただ僕の発信している情報はあくまで「僕にとっての一次情報」ですから、読者であるあなたにとっては所詮「人伝いに聞いた」しかも「文章で見ただけの」二次情報です。


僕の発信を受け取っただけで全てを理解したつもりにならないで欲しいな、とも思います。


あなたにとって本当に必要な情報は、あなたが行動しないことには絶対に得られないから。


わざわざ僕のところに飛行機や新幹線に乗って会いにきてくれる人がいます。


会いにきてくれた人たちは「会いに来ないとわからないことがあった」と口を揃えて言ってくれます。これこそ一次情報。


僕はブログと同じことを話しているだけなのに。不思議ですね。


だからと言って読者全員に「会いに来い」と言っているわけではありませんし、僕も娘と一緒に遊ばないといけないのでそんな時間はありません。


ただ、行動しないと得られるものはないですよ。僕のブログを読むだけなら「二次情報どまり」です。それでは何も変わりませんよと。これだけは覚えておいてください。


情報そのものに価値があるわけではありません。その情報を使って何をするのかが、価値を生むのです。

あなたに必要な一次情報はどこにあるのでしょうか。


考えて、探して、行動してみてください。


今日のところはおわり。



次回予告


次回は多分、いままで積み上げたロジックを全部ひっくり返すようなこと言います。言いたくなってます。ここまでかなり真面目に連載頑張ってきたし、もうふざけてもいいよね…?






水曜日に引越しがあるので、ちょっと更新空くかもです。


楽しみにしてくれてる人は、スキとTwitterでのRTよろしくおねがいします。いつも感想くれる人、励みになってます。ので、今日もヨロシク!!!



おわり


クライアント獲得について(連載まとめ)






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