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クライアント獲得力⑨「お金を払っても読みたい」と思える記事を書こう。

お盆ですね。里帰りをしている人も多いと思いますが、淡々と続けていきます。今日はクライアント獲得力⑧をお送りします。


前回の記事では「挑戦者ポジションを取る時の手順とビジネスをやる意義」について解説しました。まだ読んでいない方はこちらからどうぞ。


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「クライアント獲得力」と言うテーマで記事を書きはじめてはや9日目。トータル文字数は4万字を越えました。ワンテーマで掘り下げているにしてはなかなかの文量ですね。ついて来れてますか?


毎回必ずみてるぜ!って人はTwitterでリアクションください。僕も人間なので、見てくれている人からのフィードバックはあるにこしたことがないのです。ぜひお願いします。


今日は「クライアント獲得力を身につけるためのブログの書き方」について書きます。


ド直球ですが、この連載の読者はこれが一番聞きたいはずです。「で、どうやってブログを書けばクライアントと出会えるんだ?」


一言で言い表すことは難しいのですが、あえて言い切ると僕の答えはこうなります。「自分の経験を使ってコンテンツを作ればいいんだよ」と。


「なるほど!コンテンツを作ればいいのか!」と腑に落ちるような人は、実際にもうブログという媒体をうまく使いこなせている人ですよね。ほとんどの人は頭にはてなが浮かんでいると思います。


「クライアントを作るためにはコンテンツを作れ」について、解説していきます。さあお盆も淡々といきますよ。スタートです。


そもそもブログは利益を出すために書くものじゃない




「ブログを書いたらお客さんが来ますか?」これまたド直球な質問を年に3回くらい投げられることがあります。


「来るとも言えますし、来ないとも言えますね」という何とも雲をつかむような回答しかできないのですが、そう答える他ありません。


ブログを書くこととお客さんが来ることはイコールではありません。ブログはそもそも利益を得るために書く媒体ではないからです。


本来ブログというものは個人的な文章を公開し、読者との交流を楽しむものです。


ブログをビジネスに活かすというのはいわば「応用技」で、そもそも素人のブログは読まれなくて当たり前だし、読まれたところでそれをビジネスに応用できるかどうかは全く別の話なのです。


ですから「ブログを書いてもお客さんが来ません」というのは至極当たり前の話で、そもそもブログは収益目的でやるものじゃないよと。


化学を学んだ高校生全員が爆薬を作れますか?って話です。


ですからブログでクライアントを作るには、普通にブログを書いている人がやらないようなことをやらなければいけません。それは何か?コンテンツを作ることです。


コンテンツとは何か?


コンテンツとは何か、さっそくググってみました。


コンテンツとは、基本的には「内容」「中身」を意味する英語由来言葉であり、とりわけIT産業娯楽産業において「情報中身」「情報そのもの」を指し示す概念である。分かりやすくいうと、表現内容表現手法含めて情報そのもの商品価値を持つ情報》のことである。
weblio辞書「コンテンツ」より引用


「商品的価値を持つ情報」がコンテンツであるとすると、「商品的価値を持たない情報」はコンテンツではないということになります。


商品的価値とは、「人がお金を出してでも欲しい」と思うことであり、つまり「コンテンツを作れ」とは「人がお金を出してでも読みたい記事を書け」ということなのです。


ブログとは本来「書きたいことを好きなように書く場所」であるので、記事に「商品的価値があるかどうか?」なんて考える必要はありません。


好きに書けばいいのだ。書いて楽しかったら100点じゃん。本来はそれでOKなのがブログです。


ですが、ブログを「ビジネスに活かしたい」と思うのなら話が変わってきます。コンテンツを作れなければ読者がつかないからです。


ブログを通じてお客さんがつくメカニズムはこうです。読者はあなたの書く「お金を出しても得たい」と思えるような記事を無料で読むことで、あなたに対する信頼を貯めていきます。


過去記事を遡り、「もっと見たいもっと読みたい」という気持ちを消化し、ついにあなたのところへ辿り着くのです。これがブログをビジネスに活かす方法です。


コンテンツ(商品的価値のある情報)を作れるかどうか。ブログを使って収益を得ることは、つまるところそういうことです。




コンテンツを作るにはどうすればいいのか


コンテンツを作るためには、シンプルに「読者にとっての価値とは?」という部分を煮詰めなければいけません。


ということは必然的に「読者とはどんな人なのか?」が描けていないと、コンテンツは作れないことになります。


読者の姿を想像して、その人がどんなものを求めているのか、そして自分の提供できる情報の中のどの部分に需要があるのかを見極めなければいけません。


たまに「書きたいことをそのまま書いてたら売れました」という人がいますが、その人はたまたま「書きたいことに需要があり、商業的価値があった情報だったため、欲しがる人がいた」というだけなのです。


ですから、書きたいことを書いていたら売れる人は必ず一定数います。ですがそんな人たちの影には何倍もの「書き続けているけど売れない」人がいるのです。


売れるかどうかは「読者の需要を満たせたか」で決まるのであって、「書いたから売れた」というわけではありません。


書くことは前提として、その上で需要を満たしにいく姿勢がビジネスでは必要です。


ビジネスとは人の困りごとを解決することですから、ブログを書くことが誰かの困りごとを解決できる状態を作ればいいのです。


そしてその相手が「将来的に繋がりたい人」だったらもっといいですよね、という話です。


(その上で「書きたいと思い続けられること」もビジネスを続ける上ではめちゃめちゃ大事なのですが、書き手の感情的な部分を語ると話がゴチャゴチャになってくるので、今回は「コンテンツを作る」という部分にのみスポットを当てて話します


ですから、コンテンツを作るには「将来的に繋がりたい人」の需要を満たす必要があります。


あなたが届けたい相手が誰で、何に困っていて、そしてその人とどんな関係になりたいのか。


理想は「届けたい相手『だけ』に届くような発信」ですが、最初から完璧に読者をイメージできる人はいません。


ですが読者のことを全く想定していないブログを書き続けても、それは「1人語り」の世界を出ないでしょう。


塩梅が難しいですが、そこに挑んでいくことが「コンテンツを作る」ことの第一歩です。




コーチにとって最強のコンテンツは「1人に向けた手紙」と「経験の言語化」


ここからは僕の個人的な感覚の話になりますが、「どんなコンテンツを作ればいいの?」と聞かれたのなら、僕は「手紙か言語化がいいですよ」と答えるでしょう。


なぜなら、僕がオンライン上でコーチを選ぶなら「自分より一歩先行く憧れの人」か、「自分では思い付かないような美しい言語化を見せてくれる人」だからです。


僕がコーチとの対話で得たいものは「新しい視点」ですから、「この人と話したい!」と強く思わせてくれるだけの魅力があることは最低条件です。


自分に見えていないものが見えている人でないと、話す意味がありません。大事なお金を払うのならなおさらです。


そして僕は「自分でも気づいていない自分の思考を言語化して欲しい」といつも思っています。「つまりなおとくんってこう言いたいんでしょ?(バシーン!)」と言われたいです。


自分の視野の外から物を言ってくれる人でないとお金を払ってまで対話して欲しいとは思いません。話を「うんうん」とうなづきながら聞いてくれるだけでは僕は満足しないからです。


とにかく、僕自身の「コーチを選ぶ基準」がはっきりしているので、「僕だったらどんなコーチを頼みたいだろうか?」と自分に問うわけです。


その答えが「めちゃめちゃ尊敬できる人」かつ「言語化が美しい人」なので、僕が尊敬したくなるのは「胸を熱くしてくれるような文書を書く人」や「自分の経験や感情を自分の言葉で表現できる人」です。


ですから、僕自身がそうなれるように意識すると、自然と「なおとさんに話を聞いて欲しい」と言ってくれる人があつまるという寸法です。


自分で自分の文章を読んで「これはお金払って読むレベルだな」と思えるものが出せれば、それは将来のクライアントを連れてきてくれる立派なコンテンツということになります。


コーチにとって、というよりは「おはなし屋なおとにとって」ですけど、実際に僕はその書き方をしてnoteを通じてクライアントさんと出会ってきているわけなので、あながち間違ってないとは思います。


今すぐコンテンツを作る方法


まだブログを書いたことがない人は、今すぐnoteアカウントを作ってください。そして何でもいいので記事を作って投稿してください。


そして自分で自分の記事を読んで、「自分だったらこの記事にお金を出すか?」と自問してみてください。


ほぼ100%の確率で「払わんなあ〜」と思うでしょう。それはなぜか?考えてみてください。考えたら次の記事を書いてみてください。そしてまた読んでください。それを100回くらい繰り返したら、形になると思います。


すでに記事を書いたことがある人も、今すぐ自分の最新の記事を読んでみてください。


もし自分で読んでもわからなかったら、他人に見せてみてください。「おもしろい?」って聞くだけでもいいでしょう。


大事なことは客観的な目線で自分の記事を読んでみることです。


僕はこの連載を「お金を出しても読みたい人がいる」と確信して書いています。だからこの記事はコンテンツです。


「クライアント獲得力を伸ばしたい人」にとっては、実際にクライアントを獲得してきた僕の経験はお金を払ってでも得たい情報ですよね?


そして実際にこの連載の読者の中から、今後何らかの形で僕のサービスを購入する人が現れるでしょう。確信しています。


僕の経験上、本当にいいコンテンツを作れている時はサービスを作る前から問い合わせが入り、「何でもいいから売ってくれ」と言われることが多いです。


ぶっちゃけ、サービスはその時に作っても十分間に合います。


つまり、一生懸命サービスをこねくり回しているよりも、ある程度読者のイメージにアタリをつけて走り出した方がいい。


目の前のひと記事を「商業的価値がある状態」に持っていく努力をすると、その方が結果として稼げることがあるのです。あくまでおはなし屋しらべでの話ですが。


コンテンツを作るには自分の記事に「商業的価値があるか?」と自問し、「お金を払っても読みたいと思われる記事」を目指せばいい。今日伝えたいことはこれだけです。


楽しんで、儲けて、幸せに暮らしてください。今日の講義はここまで。お盆休み、楽しんでね。


今回のまとめ



コンテンツを作ろう。
以上!

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