誕生日は冥土の旅の一里塚

今日僕はまた一つ、歳を重ねる。
歳を重ねるということはめでたいことであり、それと同時に、また一歩死に近づいたということでもある。

去年の夏頃から漢字検定の勉強をはじめ、27歳にして改めて日本語というものを学んでいる。
その中でも特に刺さったのが、

「門松は冥土の旅の一里塚 めでたくもありめでたくもなし」

という言葉である。
これは昔からアニメなども放送されていた一休さんでお馴染み、一休宗純による歌である。
めでたい門松(正月)も、それを立てるごとに年を取り、死に近づいているから、あの世への道しるべだ、という意味だ。
これほど面白い考え方を、室町時代にしていたというから本当に素晴らしい。

お察しの通り、今回のタイトルはこの言葉からとった。
今日で僕もとうとう28歳。同級生の間でも、結婚をしたり子供が生まれたり、そんな歳である。
母が結婚したのは28歳を迎える前だったそうだから、ついぞその年齢すら抜いてしまうわけだ。
別にだからと言って焦りがあるわけではない。他人は他人、自分は自分だからだ。
だから基本的には、何も気にしない。
でも、来年誕生日を迎える時には29歳、20代最後。そして再来年には……
そう考えると、少しだけ、ほんの少しだけ焦らないわけでもない。
まあでもこんなことを書いている自分のことすら、僕は愛してやまないので、とりあえずこんなことを続けていられたらな、と思っている。

28歳の目標としては、この4月から芸歴4年目を迎えるわけで(3年目中にもライブは残っているが)、トリオとして約一年が経った今年こそ、昨年度より少しでもいい成績をあげられればと思っている。
YouTubeに関しても、またいろいろ他やったことのないことに挑戦していこう、ね。
お笑い以外のことだと、年内に漢検1級も取得したいと考えている。とりあえず来る試験に向けて、今からエンジンをかけ始めなければ。
あとはそうだな、このnote、これももう少し投稿していきたいと思っている。
なんなら毎日投稿でもと思ったが、自分で科した枷に忠実に従ってしまうタイプなので、そこらへんは慎重に考えてきたい。

こんな感じでつらつらと書き連ねてみた。
本当は去年みたいな奇文怪文を書く予定だったのだが、まあこれもまた一興である。
引き続き、大熊健司、そして伝説のつるぎを応援していただければ、幸いである。

まだ冥土には旅立てまい。