ゆうき

芸能人の方が外出自粛のこの昨今に向けて色々な活動をしていらっしゃるのを見て、今一度考えさせられます。
てか不要不急な外出をしてる人たちが今一度考えさせられればな、と思います。

きくちゆうきさんの「100日後に死ぬワニ」が色々と話題になりました。
僕は70日を過ぎた頃から読み始めた新参者ですが、約1ヶ月間楽しめたのでそれ以上でもそれ以下でもありません。
まぁ強いていえばもう少しワニくんの死を悼む時間、喪中期間が欲しかったかな、ってくらいです。

僕はこの作品を読み始めた時に金城宗幸さん原作、藤村緋二さん作画の「神さまの言うとおり弐」を思い出しました。
自分の死の瞬間を見てしまった主人公の明石靖人はその瞬間を迎えるまでは決して死なないからと色々無茶をするのです。その結果、明石靖人がどうなったか、それを知りたい方は是非ご一読ください。
あ、Part.1にあたる「神さまの言うとおり」の方は福士蒼汰さんや神木隆之介さんが出演の実写映画もありますのでそちらも是非。

さて本題に戻りますが、この作品に登場するワニくんは明石靖人とは違って、自分が100日後に死ぬことは当然知りません。
100日後に死ぬということは逆に言えば100日間は絶対に死なないのです。
実は「100日後に死ぬワニ」は、「100日目までは絶対死なないワニ」なのです。(タイトルに嘘偽りなく、作者のきくちゆうきさんが書き続けてくださる前提ではありましたが。)

でも自分たちはどうでしょうか。
元より誰しも100日後に生きてる保証などないです。しかしコロナウイルスが蔓延してしまっている今、正直死というものを今まで以上に近くに感じざるを得ません。
人は死にます、僕もみなさんも。それは仕方ないと思います。でも、その人の死を悼むことすら出来ずに火葬されるというニュースを見て、それは違う、と思いました。ここで今死んではならない、と思いました。
芸能人の方、YouTuberの方が発信されている、自分や周りの人がかからないためにも外出自粛をしましょう、という言葉には想像している以上に重みがあるな、と痛感しました。

ゆうき、でもうひとつ。
僕は声優さんが好きなのですが中でも悠木碧さんの「せいゆうろうどくかい」というチャレンジに心動かされました。
悠木碧さんは声優業だけでなく「YUKI×AOIキメラプロジェクト」という企画を立ち上げたり、今回のようなチャレンジをはじめたり、非常に聡明な方なのだと思いました。

まずは悠木碧さんが新美南吉さんによる「手袋を買いに」を朗読されているので是非お聞きください。新美南吉さんは小学校の教科書にも載っていた「ごんぎつね」の作者でもあります。
他にもこの企画には共有しやすいように専用のハッシュタグもあるそうなのでそちらも是非確認してみてください。

いつまでこの自粛期間が続くかはわかりませんが、色々な方が色々な形で楽しめるものを提供してくれています。みなさんも勇気を持って自粛してください。
僕も、家であつ森します!