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世界の文学を読むエッセイ「図書館の海外小説の棚」

 今年は、図書館に行くたびに一冊、まだ読んだことのない国の小説を借りてくる。

 ということを実行しています。

 今、わたしは二つの図書館を利用しています。

 まずは、地元図書館。
 本館と、2館の分館を有する、人口10万人規模の地元の市立図書館です。

 そして、都会図書館。
 十数館の図書館をもつ、人口150万人規模の隣市の市立図書館です。

都会図書館の本館で、英米以外の小説を借りるのに障害が発生!

 今回は、その出来事を書きたいと思います。


新着図書にあったので……

 さて、「世界の文学を読む」で借りてきたこの2冊は、都会図書館の本です。

 しかし、この2冊は新着図書にあったんです。

 なので、その時は問題に気づきませんでした……。


言語区分で分類されてない!!

 全国の市立図書館では、ほとんどの本が「日本十進分類法」で分類されています。

 小説においては、書かれた言語で分類するようにルールが決まっています。

 つまり、だいたい、国別に並んでいる……と理解してもらえれば。

 しかし、問題発生!

 都会図書館の本館では、「日本の小説」と「海外の小説」の二つの棚しかなかったんです!

 児童書は「日本」「海外」の二区分にしているところが多い……と知ってはいたけど、大人向けの一般小説でも、そういう棚づくりしてるところがあるんだ!

 知らなかったー……。

 知らなかったよ……。

 さて、困った。

 ちなみに、この日はその後に人と会う予定があって、滞在時間は三十分しかありません。

 ここから、英米以外の小説を探すには、どうしたらいいんだろう……?

 まず、思いついたのは、「作家名で判別する」こと。

 いやいや、無理です!!!

 中国と韓国の方なら判別できる。

 けど、今、地元図書館でケン・リュウさん(中国系アメリカ人)の小説を借りてるから、中国はまた今度で……。

 韓国は、もともと「いろんな国の小説を読みたい!」と思うきっかけになった小説。

 英米と、中国と韓国以外の、お名前……。

 そんな判別する教養ありません!!!

 ということで、タイトルに国名が入ってないか、目を皿にして探していく……。

 あぁ、ハードカバーしかないどうしよう!

 これから、人と会ってショッピングなんだ。
 この本を持って移動しまくるのはちょっと、流石に、無理。

 何か、何か、ないですか。

 なんでもいい。
 ハードカバー以外の、英米と中国と韓国以外の、海外の、小説。

 時間だけが、過ぎていく。

 だめだこりゃー。

 ちゃんと調べて借りに来ないといけないやつだコレ!

 諸事情により、ハイカロリーな本を地元図書館に借りているし、前借りた2冊の「世界の文学を読む」記事も書いてないから、できれば軽いやつ……。

 かなーり、軽いやつ……。

 コレはどーだ!

 と、苦難ののちに本棚から引き出したのはこちら。 

 フランス作家さんのラブロマンスだって!

 これでいいや!

 と、貸出をして、図書館を後にしたのでした。

 この記事を書きながら、手元の『日本十進分類法』をみたら……あれ、わたし、フランス文学にマークをしている……。

 え、すでにフランス文学読んでるんですけど。

 何を読んだか1ミリも覚えていない……。

 ということは、初めても同然ですよね!

 文庫などハードカバー以外の本を借りたにも関わらず、十冊の本を持ってショッピングして、足と肩をやられたのは、また別の話……。

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