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メディカルハーブ と チャクラ と オーラソーマ『LIVING ENERGIES⑨』


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Satya(柏村かおり)

オーラソーマのイクイリブリアムボトルをはじめ、ポマンダーやクイントエッセンスには49種類の植物と鉱物、そして色のエネルギーが存在していることは、みなさんもご存知だと思います。  

今回は、そのオーラソーマの製品に含まれる植物、特にハーブのなかでもメディカルハーブ(その有用性を心身のケアに使っていく薬用植物)という存在に、着目してボトルやチャクラとの関連をご紹介したいと思います。  

オーラソ−マの産みの親であるヴィッキーさんも、そのはじまりは植物との関わりでした。 数々の花やハーブが持つ性質や命の重さを、幼かった ヴィッキーさんは最愛の父親から教えられ、植物との関わりが彼女の直感を花開かせる一助となりました。  

これまで、オーラソーマのボトルに含まれるクリスタルについては注目されてきましたが、植物に関して、特にメディ カルハーブについては、私の知るかぎり、注目される機会は少なかったように思います。  

それは、自然界のなかの鉱物と植物の在り方そのもののようにも感じられます。  大地で生育する時間が果てしなく長い鉱物は、ひとたび地上に現れると、その多くが人間の手によって磨きあげ られ、光り輝き、人々を魅了し、ワクワクさせるようなカリスマ的な存在感を放ちます。  

何万年という長い年月をかけてゆっくりと成長するだけに、そのエネルギーはとても安定していて、私たち人間とも、 深いところで出会い、半永久的に働きかけてくれます。  

一方、植物は私たちの生活にあたりまえに存在し、カラフルな花々でさえ、穏やかに人を癒す美しさは持ちあわせていても、その時期はとても短く、ましてやメディカルハー ブのような薬効を持つ植物の多くは、自らの力で雑草のようにそこかしこに広がり、色あいも華やかとは言い難いも のが多いのです。  

種の間だけは地中で守られていますが、鉱物に比べて、 その時間も遥かに短く、あっという間に大地から芽を出すと、あとはひたすら天を目指すかのように重力に逆らって、 まっすぐ伸びていきます。  

鉱物にも植物にも色が存在していることは同じですが、 鉱物がゆっくりと私たちのエネルギーと共鳴していく一方、 植物は芳香成分を持ち、つまり香りを放ち、その精油成 分は瞬時に私たちの脳に働きかけ、感情や体調を左右し ます。  

両者を、地球が誕生した瞬間から今日までの長い道のりを走るランナーに例えるなら、鉱物が安定した長距離ランナーだとすると、植物は命のかぎりを全力で駆け抜けて いくスプリンターのような存在で、その香りも作用も私たち のこの瞬間の肉体に働きかけています。  

この対照的な二つ性質を持つ生命が、古代から私たち 人間の命綱となって心身にバランスをもたらしてきました。 そして、これらの存在は色という共通項を持って、私たちのチャクラと共鳴できることを、イクイリブリアムボトルがわかりやすく指し示してくれています。  

植物は、ひとたび地上に柔らかな芽を出したその瞬間から、厳しい環境にさらされ、どこにも逃げることができ ません。 生き残っていくために今在る場所で、外敵から自分自身 で身を守るというサバイバルなテーマがつきまといます。  

このことは、まるでヴィッキーさんの人生の早い時期に起きていたこととも、とても似ているように思います。 植物は、光合成により自らの力でエネルギーを生みだせる、独立栄養生物ですが、人間(動物)は自分でエネルギー を生みだすことはできない従属栄養生物ですので、植物が生みだす酸素や栄養素をいただいて命をつないでいます。

植物には人間の身体にとって欠かすことのできない、必要な成分を持っているものがたくさん存在しています。

ただしそれらは、一様に同じ取り入れ方が有効なわけではなく、ボトルのように、植物から抽出した成分を直接肌にぬることがふさわしいものと、ポマンダーやクイントエッセンスのように、芳香成分を嗅ぐことでその力を発揮するもの、あるいはハーブティとして飲用することで、香りを楽 しみながら、身体に直接取り入れていく方法など、それぞれです。


ここでは、チャクラーカラーに対応したボトルに含まれる、メディカルハーブのなかの代表的なものと、その性質 についてご紹介したいと思います。


【第1チャクラ】
刺激する色:レッド
位 置:脊椎の基底部
関連する肉体の位置:足部 脚部 生殖器 膀胱 睾丸
テーマ:サバイバルの問題     
    生きるためのエネルギー全般 活力
感 情:責任 情熱 怒り  

 

第1チャクラのレッドに惹かれる人は、現実的で行動力のある人です。
情熱的で、即断、即決の人が多く、バイタリティに溢れた人が多いですが、一方では、エネルギーを消耗しやすかったり、使い方を間違うと、怒りを感じやすい面もあります。  
現実的なだけに、衣食住に対するサバイバル意識も強いです。  
第1チャクラと関連するレッドの課題を持ちつづけると、 身体の不調も尾てい骨から下の足に出やすいです。

【レッドのボトルに含まれるメディカルハーブ(MH)】


〇ガリカローズ   学名 Rosa gallicaVar officinalis  
別名、Apothecary’s rose(アポセカリーローズ:薬剤師のバラ)と呼ばれ、このバラが広まった 13 世紀には、 主に修道院で栽培され、修道士たちがこの花びらから医 薬化合物を製剤した歴史があります。強壮や細菌感染防 止、意欲向上や抗うつにも使われます。  
19 世紀までは治療薬として欠かせない成分を提供する ために広く栽培されていました。

〇カレンデュラ (トウキンセンカ )   学名 Calendula officinalis  
殺菌、抗菌作用があることから、粘膜の修復や保護、 創傷治癒を促し、古くから胃潰瘍やのどの炎症、火傷な どに用いられてきました。  
カレンデュラオイルを使用した軟膏は、擦り傷や日焼け あとの消炎に使われる万能クリームです。

〇セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)  
学名 Hypericum perforatum
 
毎年 6月24日(聖ヨハネの日)に収穫すると最も治癒力が高いといわれ、古代ギリシャ時代から、傷の手当や利尿、月経困難などに用いられてきました。  近年になって、悲嘆や絶望などの感情や、抑うつに対する効果が確認されています。  
花を植物オイルで浸出して、外用として外傷や火傷にも 使用されています。   どのハーブも気分を高め、明るい気持ちにしてくれるメ ディカルハーブが使われていることが特徴です。  
行動に移すためには肉体のみならず、精神的なバイタ リティも必要ですから納得できます。  
なかでも、ガリカローズやカレンデュラのように、学名に officinalis オフィキナリス(ラテン語)という名前がつけられているものは、古くから薬用として使われてきたものという意味です。


【第2チャクラ】
刺激する色:オレンジ
位 置:仙骨   
関連する肉体の位置:下腹部 へそ 子宮 小腸
テーマ:創造 自分を愛する智慧 セクシャリティ トラウマ
感 情:依存と共依存 自分を愛する 至福 ショック


第2チャクラは、関係性やセクシャリティに関する課題、 また感情ともとても関わっています。  
深く自分とつながり、創造性に開いていくことや、過去のショックやトラウマを癒す色でもあります。  
依存や共依存、自分のなかの癒されていない愛による 傷つきやすさと、女性性の受容。自分自身と自分の人生 を愛することと関連しています。
その課題が長びくと、下 腹部や婦人科系に症状が出やすくなります。

【オレンジのボトルに含まれるメディカルハーブ】

〇アルニカ   学名 Arnica Montana  
ヨーロッパ原産のキク科のハーブで、黄色い花を咲かせます。  
花弁が反りかえっている姿からウサギギクとも呼ばれ、 外傷や打撲、捻挫などの、消炎や抗菌、鎮痛、創傷治 癒の目的で、飲用よりも、外用として使うことが一般的です。
アルニカは、肉体が受けた衝撃に対して治癒力を高める ハーブです。
オレンジのボトルには、他にもレッドやイエローのボトルにも含まれているカレンデュラや、ベニバナも含まれています。
また、イランイランの精油の濃厚な甘い香りも、セクシャ リティを高めてくれます。


 
【第3チャクラ】 刺激する色:イエロー
位 置:太陽神経叢    
関連する肉体の位置:胃 横隔膜 肝臓 胆のう 

          脾臓 膵臓など
テーマ:自信 自己知 楽しむ 学ぶ

感 情:不安 恐れ 喜び 興味 緊張


第3チャクラは、自我、個人であることと関連し、知識欲や、多くの情報に興味を持つ色でもあります。  
太陽の光のように、放射状に神経が張り巡らされている太陽神経叢という場所だけに、明るさとユーモアをもたらしますし、逆に神経を使うと胃が痛むのも理解できます。

【イエローのボトルに含まれるメディカルハーブ】


〇ベニバナ   学名 Carthamus tinctoria  
古代から染料や化粧品として用いられ、鮮やかな赤い色に染まるベニバナは、黄金と同じ価値があったといわれています。  
血行促進や、子宮収縮作用、血流をよくするためにも用いられてきました。 ベニバナオイルは、不飽和脂肪酸を豊富に含むことでも 人気があります。 他にもレッドやオレンジ同様に、カレンデュラや、気持ちを明るくしてくれるイランイランも含んでいます。


【第4チャクラ】 刺激する色:グリーン
位 置:ハート    
関連する肉体の位置:心臓 肺 胸 肋骨
テーマ:気持ちのゆとり 決断 休息 寛ぐ
感 情:愛 リラックス 悲しみ 嫉妬


第4チャクラは、ハートと関連していて、感情の長期にわたる課題は、呼吸や肺、心臓の不調につながります。  森林浴で、心身が深くヒーリングされるように、グリーンという色もハートにスペースを与え、ありのままの自分にくつろぐことを助けてくれます。

【グリーンのボトルに含まれるメディカルハーブ】


〇セイヨウサンザシ(ホーソン)   学名 Crataegus monogyna  
ホーソンの花や葉、そして果実は、欧米やアジアの伝統的な植物療法で、古くから動悸や息切れ、心臓の痛みに用いられてきました。  
現在でも、心臓のガードマンと呼ばれ、冠状血管や心筋の血行促進を穏やかに働きかけます。

〇ローズマリー   学名 Rosmarinus officinalis  
古くから、「若さを取り戻す」「記憶力を増強する」ハー ブとして知られ、全身性のトニックハーブでもあり、血液循環を促進します。  抗酸化作用や血行促進の目的で、湿布や入浴剤、アロマテラピーでも繁用されています。


【第5チャクラ】 刺激する色:ブルー
位 置:咽喉
関連する肉体の位置:喉 甲状腺
テーマ:自己表現 コミュニケーション 意志
感 情:安らぎ 信頼 不安 手放し

 

第5チャクラは、ブルーと関係し、身体では喉や気管と関係します。
口に入ってきた食べ物を飲みこむように、人生に起きてくる出来事を、信頼して、ありのままを許すという平和的な感覚ともつながっています。  
課題となると、喉、呼吸の不調や不安がつのります。

【ブルーのボトルに含まれるメディカルハーブ】

〇ジャーマンカモミール(カミツレ)   
学名 Matricaria chamomilla
   
    (Matricaria recutita)  
心身をリラックスさせるための代表的なハーブで、いわゆるカミツレエキスは、殺菌、保湿、美白、血行促進などの働きもあることから、化粧品の原料としてもよく使われてきました。

〇ラベンダー   学名 Lavandula angustifolia  
ラベンダーは、ラテン語のラワーレ「洗う」に由来し、古代ギリシャの時代から怒りや執着を鎮める心身の浄化に使われていました。  
現在でもドイツでは、不安や就寝障害にはお茶で、神経疲労や自立神経失調症には入浴剤などで用いられています。
ブルーの色には、興奮や緊張を鎮める作用のあるハー ブが使われています。


【第6チャクラ】 刺激する色:ロイヤルブルー
位 置:眉間
関連する肉体の位置:額 各感覚器官と関連
テーマ:インスピレーション 人間関係の困難 洞察   グラウンディング 感 情:繊細 孤独 神経質


第6チャクラは、あらゆる感覚器官とつながる眉間の位置にあり、この色に惹かれる人は精神性の高い人が多い方、あるいは現実離れした理想主義者という場合もあります。  
現実と向きあうことが困難な状態が長く続くと、眉間とつながる感覚機関に影響をおよぼすため、めまいや偏頭痛、原因不明の耳鳴りなどの症状とも関係します。

【ロイヤルブルーのボトルに含まれるメディカルハーブ】

 
ブルーと同様に、主に、カモミールやラベンダー。静けさと安らぎをもたらします。

【第7チャクラ】
刺激する色:バイオレット
位 置:頭頂 関連する肉体の位置:頭蓋骨 脳
テーマ:スピリチュアリティ バランス
感 情:客観的 沈む 隠れた怒り  



頭頂部や脳と関係し、肉体のなかでは空と最も近いことから、理想や奉仕といったことと関係しています。
また、この色に惹かれるときは、自分が本当に感じているハートの声よりも、思考に支配されがちで、考えてすぎてしまい、不安になったり、ネガティブになってしまっていることもあります。

【バイオレットのボトルに含まれるメディカルハーブ】

〇セイヨウカノコソウ(ヴァレリアン)   
学名 Valeriana officinalis
 
ヒポクラテスの時代から不眠症に用いられており、現在 でも世界各地で神経性の睡眠障害に役立てられています。 中枢神経を抑制し、筋肉の緊張を解き、睡眠薬に比べ て眠りの質の点でも優れているとされています。  就寝前にかぎらず、不安や緊張を和らげる目的で、日中 に用いることも可能です。

〇ゼラニウム   
学 名 Palargonium graveolens  
   Palargonium odoratissimum
 
バラの香りに似た甘く優しい香りを放ち、心と身体に起 こるさまざまなバランスの乱れを調整する働きを持ってい ます。  ストレスによる精神的な落ちこみには気分を高揚させ心身の緊張にはこわばりを和らげます。  ホルモン分泌や皮脂のバランスも回復させることから 美容の分野にも活用されています。


 
ほんのごく一部をこちらではご紹介しましたが、オーラ ソーマの美しいボトルのなかに存在する、植物の命を少し でも感じていただけたら嬉しいです。

よく「オーラソーマに携わっている人は若いですね」と言われますが、それもそのはずで、ボトルをはじめポマン ダーやクイントエッセンスを毎日の暮らしのなかで使うということは、こうしてハーブだけを取りあげても、日々エイジ ングケアを行っていることになるのです。  


なぜならハーブには、身体のサビを防ぐ抗酸化作用や、 ストレスに負けないメンタル力、病気を防ぐための免疫力 を高める力があります。
人々の智慧によって、古代から脈々と受け継がれていた 植物との共存。
植物は私たちという存在を育くむために、古代から変わ ることなく、命のおすそわけをしてくれています。  

今いる場所で環境に順応しつつ、ひたすらまっすぐ天 に伸びる姿や、命をつなぐ季節には、それまで成長してきた葉の部分が花に変化し、芳香と美しい色彩で繁殖の時 期を生きて、役目が終わると躊躇なく散って再び大地に帰 る姿…。  

植物の生き様そのものが、私たちにとっての命ある沈黙 の師なのです。 その大切な命たちが、私たちのために奉仕することを 引き受けてくれていることを心に留めて、ボトルをはじめと する製品を感謝しながら使っていきたいですね。

Satya(柏村かおり) 
プロフィール: (株)カラフルK代表取締役 AS I ACT 認定オーラソーマティーチャー/カラーケアコンサルタント 日本メディカルハーブ協定認定ハーバルプラクティショナー イメージコンサルタント/カラープランナー AFT認定1級カラーコーディネーター
Blog:http://ameblo.jp/colorfulk Facebook:http://www.facebook.com/kaori.kashimura.5


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