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【1】「ライターになりたい」の前に、何を書きたいのか決める必要がある #小原課題図書

先日ブログに書きましたが、長谷川リョーさんのアシスタントをさせていただいます。オバラです。

お仕事をさせていただくにあたって、アシスタント業務と並行して、個人的な課題もいただいています。それがこちら。

リョーさんは学生時代に1,000冊ほど本を読んでいたそうです。対照的に、僕は、恥ずかしながら生涯で本を50冊くらいしか読んだことがない。

100歩譲って、祖父が寝室に隠していた宮沢りえの『Santa Fe』を足しても51冊。小学校4年生の冬に見つけました。(ちなみの小4での『Santa Fe』には1,000冊一気読みくらいの学びをいただきました)

これまでに、同じ本を何度も読んだりはしているけれど、冊数でいうと非常に少なく、ジャンルも偏りがち。自分の周りに読書家はそんなにいなかったから、読んでいる人の方が偉いくらいに思っていました。

#小原課題図書 ** **#1

と、いうことで #小原課題図書 が始まります。

「週に3冊?本気で?」なんて思っていたけれど、冷静に考えたら本を読む時間なんてたくさんありました。隙間時間だけでも、電車の移動中、トイレ、歩きながら、お風呂……。強制してもらわないと、おそらく一生こんなペースだからありがたい。(ちなみに一番読めたのはお風呂)

で、今週の3冊はこれ。

早速ログしていきますね。

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』

最初の一冊は、ライター古賀史健さんの『20歳の自分に受けさせたい文章講義』。タイトルから推測すると「文章がうまくなりたい人向け」な印象がありますが、そうではなく、誰であっても日常的にある「書く」という行為を優しく解説した本です。

文字を書くことは誰にとっても当たり前なのに、その書き方を体系的に学ぶ機会がないことを冒頭で指摘。その上で、古賀さんの経験を踏まえたテクニックを余すところなく紹介しています。

例えば「句読点はどのタイミングで打つ?」という問いに答えられる人はそう多くはないはず。

“なんとなくわかっているようで、実はわかっていない”初歩的なことに始まり、「読者視点で書く方法」や文章の面白さを決める「構成の立て方」など、書くことでお金を得たい人たちに役立つ内容まで幅広く網羅。

ここで細かく具体例を紹介することはしませんが、一言で言えば“何度でも読み返したい文章の教科書”と、いった感じでしょうか。とりあえず僕は書く前にこれを何度も読むと思います。

『美女と野球』

続いては、リリー・フランキーさんの『美女と野球』。書くことでお金をもらう、いわゆる商業的なライターである古賀さんの本を読んだ後の、これ。

読み始めてすぐに声を出して笑ってしまった。あとは、グロテスクな描写に思わず、「ホラー映画を見たときにのけぞってしまうアレ」と同じ状態になったりもした。

正しい文章、分かりやすい文章、美しい文章…いわゆる王道としてのライティングはあるけれど、リリーさんはまた別。声を出して笑ってしまうのは、文章が上手いのではなく、感じたことを書き言葉に翻訳するのが上手いのだと思う。

訓練すればこんなに面白い文章が書けるようになるのか…と考えたら、イメージできなくてちょっと落ち込んだ。けれど、リリーさんは、日常を切り取る視点やそれを受け取る感覚も普通の人とは違うのだろうな。書き手の幅を知る一冊になりました。

『学問のすすめ 現代語訳』

最後は『学問のすすめ』。福沢諭吉の大ベストセラーであり、「読んでない人の方が少ないんじゃない?(友人談)」くらいの本らしいですが、初めて読みました…///(照)

とりあえず「自分がすべきことを考え、それから何を学ぶのか考え、学び続けなさい」と説教されたような気分です。(すごく良い意味で)

最近、自分が結構な人に嫌われている(先輩談)こととか、偉そうにしてる(友人談)ということを知ったので、やるべきことを考えて毎日を粛々と生きます。みなさん、今まで何かごめんなさい。思い当たる節、たくさんあります。

・・・

冒頭でやや冗談を言いましたが、本を読んでこなかった自分を恥じています。まずは100冊そこから500冊。本を読んだ先に…ということがあるのでしょうが、ズベコベ言わずにまずは読みます。


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