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29歳なので、英語の勉強を始めました

私ごとですが、英語の勉強を始めました。

これまでに「英語を話せるようになりたい」と思ったことは何度もありましたが、29歳になってようやくスタートラインに立ちます。

はじめて英語に対して関心を持ったのは、高校生の頃。

ALTのRaquelがシホちゃんとの恋を応援してくれていた、ほぼ意思疎通ができず、無事に3回振られたことを報告できませんでした。

英語が話せないことを心から後悔したのは、クリエイターとしてグローバルに活躍していたKayla Briëtに通訳を介して取材する機会をいただいたとき。

僕の質問に“Nice question!”と言ってくださったのですが、チキって“Thank you.”すら言えず、悔しくて東横線でベソをかいていました。

これまで、英語に対してコンプレックスを持つ機会は何度もあったわけです。

それでも勉強をしなかった僕が、ついに本腰を入れて英語に向き合おうと思ったのは、リモートワークでイギリスを訪れたのがきっかけです。大きく2つの理由があります。

空港で涙を流す29歳独身男性


まずは、イスタンブール空港でトランジットに失敗し、空港内で孤独な時間を過ごしたこと。

飛行機が遅れたこと、代替の飛行機はいつ飛ぶのか、自分はどこに泊まればいいのか……。

航空会社のスタッフにGoogle翻訳を駆使して質問したのですが、結局のところ用意してもらえたホテルへの行き方が分からず、イスタンブール空港で夜を越すことになりました。

30歳を目前にして恥ずかしい限りですが、あの夜の不安は今でも忘れません。

英語が話せないだけならまだしも、携帯していたコンタクトレンズがすべて割れており、ほぼ視界が見えず、絶望からリアルに泣きました。

彼は「私はイスタンブールにいます。飛行機が遅れたので、飛行機を交換することができません。だから、今日は空港にいます。そして、眼鏡を失くしてしまったので、はっきりと見えません。とても怖いです、とても緊張しています、とても疲れています」と言っています(by Google Translate)

泣き止んだ頃に「もうどうしようもねえわ……」と開き直り、英語が話せる友人に動画でメッセージを送りました。

せめて、「一人で海外に来た」というあまりにも勇気ある決断(笑)を、誰かに褒めてもらいたかったのです。そうでもしないと、孤独な夜を乗り越えることなどできませんでした。

“Can I have”が言えなくて


もう一つは、生活するのに最低限必要なコミュニケーションさえ取れなかったこと。

僕は留学をしにきたわけではなく、ただリモートワークをしているだけなので、日本での生活と何かが大きく変わるわけではありません。

「ここがイギリスであり、共通言語は英語である」ことだけが数日前との差異であり、とりあえずカフェで注文さえできれば、日常を穏便に過ごせるはずでした。

しかし、やはり、そう簡単にいくはずもなく。

イギリス到着初日、Wi-Fi環境を求めてカフェを訪れたのですが、何と声をかけられたのかが分からず、初っ端から慌てふためいてしまいました。

とりあえず「ァ、ァァ、ァァアICED AMERICANO」と発言してことなきを得ましたが、周囲の目線は相当冷ややかだったのではないでしょうか(恥ずかしくて周りを見れませんでした)。

ちなみに、注文後にグーグル先生に尋ねたところ、“Can I have an Iced Americano?”と聞けばよかったらしいです。

その日からCOSTA COFEEで仕事をする毎日を過ごしたのですが、「開店と同時に来店して、どれだけ寒くても必ずアイスコーヒーを注文し、閉店時間までパソコンと向き合うアジア人」はさすがに興味を持たれます。

スタッフが「あなたは仕事を探しているのか」「韓国人なのか、それとも日本人なのか」「こんなにも寒いのに今日もアイスコーヒなの?」「毎日来るんだからCOSTA CARD(App)をダウンロードしなさい」と声をかけてもらいましたが、まともな返事はできませんでした。

インタビューを仕事にしている人間として、人との会話がままならないのはあまりにも悔しい。

せっかく興味を持っていただいたのだから、何か会話をしたかったけれど、マジでスマイルする以外にやることがありませんでした。

いつでもスマイルしたいと思いつつ、スマイルがすべてを解決してくれるわけではない。

せっかく大金を叩いてイギリスにやってきたのに、ただカフェで仕事をしているだけでいいのでしょうか。相手からの好意に、スマイルを返すだけでお茶を濁していいのでしょうか。

はい、そんなわけないですよね。

イスタンブールで涙した夜も成仏できていないので、ついに英語に向き合う覚悟をしました。

英語学習のキーワードは「習慣化」


英語学習を開始するにあたり、抱えている仕事との折り合い(もしくは勇気の問題)から学校に通うとまではいかないものの、自分のペースで英語が学べる環境を探し、オンラインコーチングスクール・90Englishを利用することにしました。

僕が申し込んだのは、合計6ヶ月間の「オンライン留学」プランです。

1ヶ月目に基礎固めを行い、2〜4ヶ月目に日本人バイリンガルコーチとのレッスンを受け、5〜6ヶ月目にネイティブとの実践会話で英語力を鍛えます。

カフェでの注文もままならない僕が、たった半年で自信を持って英語が話せるようになるイメージは湧かないのですが、できる限り頑張ってみることにしました。

目標は「英語でインタビューができるようになること」。

英語が話せないために諦めてきたインタビューが少なくない数あるので、キャリアの広がりを阻害する要因を消し去るためにも、英語を学んでみようと思います。

シャドーイングってなんやねん


ちなみに申し込んだ数日後にはプレトレーニングが始まっており(滝汗)、現在は配布された教材に目を通しながら、人生初のシャドーイングに取り組んでいます。

プレトレーニングの序盤には「否定文の作り方 (三人称)」みたいな資料もあり、目にした瞬間「いやいや舐めんなよ(笑)」と思ったのですが、実際は自信を持って説明することすらできませんでした。

日本語で説明できないのに、英語で会話するなんてできるはずもなく、だからカフェでひたすら困惑していたのでした。

まだトレーニングが始まったばかりで、報告できる進捗がそれほどないので、とりあえず苦戦しまくっているシャドーイングの様子を公開しておきます。

「下手くそだな」って思ったそこの君!!実際に挑戦してみるとむちゃくちゃ難しいんだぞ 🥺

さて、6ヶ月後に僕は「自信を持って英語が話せる」ようになっているのでしょうか。

相当不安ですが、「英語が話せない」というコンプレックスをいつまでも抱えていたくないので、気合を入れて頑張るぞー!

29歳独身男性が仕事の合間を縫って英語学習に励む、ほぼ需要がないであろう連載「29歳の積読英語」は、毎月1回のペースで計6回更新されます。英語学習に何かしらの悩み抱えるみなさんの何かしらになれば幸いです。

本記事は #90Englisアンバサダー として製作しております

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