見出し画像

抗がん剤、放射線でやっつけた腫瘍はどこへ行くのか

フランは、抗がん剤+放射線の治療、パラディアの投与を行いました。
これらの治療でやっつけた腫瘍はどこへ行くのか、、、
→消えてなくなる。

では腫瘍があった部分はどうなるのか、、、
→空洞になる。

こんなことは、フランが扁平上皮癌になるまで考えたこともありませんでした。フランの場合は、舌の裏に腫瘍の原発巣があり、そこから舌に腫瘍が浸潤して舌の表に出てきた状態でした。
治療後、原発巣は舌の裏辺りからカリフラワー状に飛び出ていたものが、
かなり小さい突起になりました。
しかし、舌に浸潤した腫瘍に関しては、治療の効果が出るにしたがって、
腫瘍だった部分が壊死し空洞になっていきました。
つまり舌に穴が開いてしまいました。

この写真の舌の真ん中奥の部分が腫瘍だった部分で壊死し始めて変色しています。画像の回転の仕方がわからずヨコですみません。手前も腫瘍が死にはじめ変色が始まっています。この部分が最終的には無くなり空洞になるわけです。

病院でお会いした、顎に出来た腫瘍を治療中の犬の飼い主さんにもお聞きしましたが、抗がん剤が効いて腫瘍がなくなったら、腫瘍があった部分が穴になって、よだれや飲んだ水がその穴から漏れてくるとおっしゃっていました。

この写真が腫瘍部分が無くなってでこぼこになった舌の手前側の状態です。
映っていませんが奥の部分は完全に空洞となっていて、舌を貫通した状態です。
困ったのは、この空洞にエサが詰まること。そのままには出来ないので、食後はスポイトを使って詰まった餌を水で掻きだすのが日課となりました。

ちなみにこれが治療前の舌の裏の原発巣。

こちらが治療後の原発巣。カリフラワー状だった部分がなくなり、
つるんとした突起になりました。

抗がん剤、放射線の効果は確実に出ているようで、少しだけ光明が差した思いがしました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?