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はじめに

山田風太郎の「人間臨終図鑑」という本が好きです。色々な版がありますが何冊か出ています。亡くなった年齢ごとに、様々な人たちの臨終の様子がまとめられています。
10代で死んだ人、20代で死んだ人、30歳からは1歳ごと章にまとめられています。
トイレに置いておくと、排泄行為と死のマリアージュは中々で、ついつい長居してしまいます。
個人的に好きなのは帝国軍人達の臨終。イメージとは異なるグダグダな最期に、愛すべき人間性を感じます。
毎年、誕生日には自分が新しく迎えた年齢で亡くなった人の章を読んで、いやはや、この1年どう生きるべかな等と考えます。

今、まさに闘病中の犬についてのマガジンタイトルに「臨終」とは不適切かなとも思いましたが、人間もペットも現状の遺伝子技術のレベルでは必ず死に行くわけなので、不適切ではないと考えました。そして図鑑ほど事例があるわけではないので「日記」にしました。
できれば、永く、永く終わらない日記になることを祈っています。


上記の「人間臨終図鑑Ⅰ」にあった言葉、

人間は正視することのできないものが二つある。太陽と死だ。 
                ーーー-ラ・ロシュフーコー

できるだけ感情を排して、記録的に事実を並べて行きます。同じ様な境遇にある人や、来るべき将来のため、誰かの役に立てば良いなと思います。

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