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スト5の終わり近くなって考える凡人以下の不器用が強くなれた理由

スト5の終焉が見えてきて改めて考えると今までの人生で1番やりこんだゲームだった。
格闘ゲームのセンスは無い、プレイも不器用、そんな自分でもゲーム内のランクは高く、プロプレイヤー達のスパーリング相手として色々な経験が出来た。
どうやってそうなれたか考えてみた。

やっぱ数

強くなるにはまず前提条件で数をこなす、これは基本だし、トッププレイヤーほど鈍らないように毎日スト5を触ってる。しかしこれだけで強くなれるのはセンスがあったり、自分で考え攻略していける人間達、それが無い人間には追加の要素が必要となる。

環境はほんとに大事だよね

スト5以前の格ゲー経験のおかげで詰まらず到達出来たのはウルトラダイヤモンドまでだった、そこから劇的に伸びたきっかけは当時スト5でDOJOというシステムが追加されて入ったaquariumのコミュニティだった。そこで高ランクの色んなプレイヤーと意見交換したり、アドバイスを貰って正しい方向性での数をこなせるようになった。

前ステ力

「おびさんは複数人いる」「どの配信を見てもおびさんが居る」と言われるぐらい色んなスト5配信を見てた、そこで得られる情報だったり対戦経験が自分1人では得られないものが多いのでガンガン色んな配信を見て、疑問を聞いて隙あらばラウンジを挑んでいた。
対戦が終わればアドバイスが貰えるし、自分の課題も見える、やり得なので相手の迷惑にならない限りガンガン入った。
ここで難しいのは相手との力量差で、強さが違いすぎると指導碁でもない限りお互い得られるものが少ないので「誰でもOK」以外はなるべく自分の実力が近い相手をに入るようにしていた。

1番大事なものは殺意と言う名のモチベーション

自分は「一生敵いません」を認めるのがとても苦手な人間だったらしく、当時考えれば全く叶わないキチパに対して「キャラが不利でもこいつを楽に勝たせたくない」と考えてザンギを見れば喜んで対戦経験を積んで行った、後で板zさんに「おびさんはザンギ大好き5神ですからね」と言われるほどザンギ戦を行った。(ちなみに5神なのに俺とりゅうせいくんとヴァナオさんだけらしい)
お隣の県にいる餅さんにも「隣の県にいる餅さんには一生勝てません」となるのが嫌で、当時スト5に復帰したばかりのイツキさんと毎日のように対戦してもらい、とりめしさんにも暇さえあれば突っ込んで行き、ダルシムを見れば戦っていた。
普通なら叶わないと諦める所を殺意と異常な執念でキャラ対策を重ねた結果、上記の2人にはSFLや大会でのベガ対策をお願いされたり、対等な対戦を行えるようになった。

結果産まれたモンスター

親友の藤村プロに「おびさんは格ゲー下手だけど暗記で戦ってるよね」と言われることになった。
自分で考えるのは苦手だけど数と対策を繰り返す事により色んなケースへの対処を考えてではなく暗記でやっているプレイヤーになった。「へぇ、そういうのでここまで強くなれる人もいるんですね」とありすにも言われたけど逆に不器用な人間にとってのモデルケースになれたんじゃないかとは思う。
今後の課題は藤村に言われた「プロとアマチュアの1戦における取得経験値の違い」で、数をこなすことで勝っている自分が自分より数をこなして1戦の経験値が多い人間に勝てない事。その差を埋めるためには自分も1戦での経験値効率をあげる練習、考え方をすること、難しいけど…

僕は本当に自分が不器用で格ゲー下手くそだと思っているけれど、自分が下手、不器用だと思ってる人も諦めずに環境だったり取り組み方を変えていけば強くなれる、倒したい相手倒せるようになると思ってくれればと考えてこれを書きました。

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