食塩の中に海水由来のプラスチック(中国)

身の回りはプラスチックで作られた製品が大量にありますが、これらの一部は自然界に廃棄されて海に流れ込みます。そのようなプラスシックは砕かれたり、紫外線で劣化したりして非常に小さな粒子になります。これらが海を漂い続けるわけですが、中国の研究者らが中国内で市販されている食塩を調べたところ、海水を原料にして作られた食塩1キログラム中には0.2mm以下のプラスチックが600個前後も入っており、年間で1000個を食塩から摂取している計算になりました。また、貝を好んで食べるヨーロッパ人は年間1万個のプラスチック片を貝から摂取しているという別の研究もあります。

人間がプラスチックを食べても体内に吸収されること無く糞便として排出されるはずですが、あまりに小さなプラスチックがあまりに大量に摂取された場合、どのようなことが起きるのかはわかっていません。

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