見出し画像

もう一度SKEを好きになろう第3回「江籠裕奈とはSKEにとって何だったのか?」

 一度、SKE48の楽しみ方に行き詰りを感じた僕が、皆さんのお知恵を借りつつ新しい楽しみ方を模索するこの企画。
 毎回、僕の中の疑問を皆さんに教えてもらっております。
 今回のテーマは江籠ちゃんこと、「江籠裕奈とはSKEにとって何だつたのか?」です。
 ちょっとぼんやりとした疑問ですが、皆さんの考えを読んでみましょう。
 
 まずは、BJ-STARFIELDさんの投稿からです。 


 確かに江籠ちゃんは栄に居てくれるという感じが僕もしています。
 栄に居てくれるということは、仲間たちと一緒に居る時間も増えます。
 きっと、僕らが知らないところで色んなメンバーたちの気持ちを受け止めてきたのかも知れませんね。栄に居ながら、アイドルとしてのソロコンサートもちゃんとできるんだよ、ということも見せてくれましたね。
 そして、デビトーの写真もありがとうございます。
 えっ、これ…。
 何キロカロリーですか?
 みなさん、これを召し上がってるんですか?
 これ、僕の朝食3日分ぐらいですよ。
 あんなかわいい顔から何故、こんな至高のメニューを生み出せるのか。
 そのギャップも素敵ですね。
 それにしても凄い…。
 奥のコップからもそのデカさが分かります。
  

 続いて、なささんの投稿です。


 「奇跡の期間」って良い言葉ですね。
 アイドルが加入して卒業していく、その人生の中のキラキラした時間の目撃者になることが出来るというのが、僕らアイドルファンの楽しみの一つかも知れません。
 そして、残念なことに、アイドルたち全員の「奇跡の期間」を見られるかというと、そうとは限りません。怪我や病気などで志半ばで静かに幕が下りてしまうメンバーもいれば、どこかで「こんなもの…」と悪い意味で達観してしあうメンバーもいます。そう考えると、江籠ちゃんが貫いてきたものは、本当に凄いものではないかと思います。

 続いて、おささんの投稿です。

 はっきり言って、僕の今回の感想よりも対象への解像度が高いので、是非、こちらを読んでくださいませ。特に、現場での貴重な体験が書かれているのが嬉しいですね。「母性」という言葉もぴったりだと思います。

 お三方ともコメントをいただき、ありがとうございました。
 次のテーマも皆さんからのコメントをお待ちしております。

 さて、僕の答えというか考えも書いていきたいと思います。
 48グループというのは、流れがあると僕は思っています。

 出始めの頃は、個性のバラエティさ。
 総選挙が始まった頃は、本気( マジ )やガチ。
 指原政権期はバラエティ力。
 総選挙後は、正統派アイドルの見直し。

 こう見ると、何か48の流れって、ファッションの流行のように周期のようなものがあるかも知れませんね。
 江籠ちゃんがSKE48でデビューした頃、まだ初代チームSがありました。いまだに「初代チームSこそが最強!」という方もいらっしゃるかも知れませんが( 実は僕もそうです )、当時のSKE48はマジの嵐が吹き荒れていました。珠理奈がいて玲奈がいて、くーみんがいて、だーすーがいて、ゆっこがいて、りかちゃんすがいて、にししがいて、いかん、書き始めると止まりませんね。AKB48へのカウンターとしての彼女たちの存在はとても魅力的でした。
 しかし、まだ小学生だった江籠ちゃんがいきなりこのマジの空気になっていたかというと、僕には分かりません。でも、研究生公演や様々なアンダー出演などを通して、この時の空気に触れているというのは、彼女のアイドルとしての人格形成に関係していると僕は思います。何か、重要な心の芯の部分が出来たのがこの頃では、と思います。まだ幼かった江籠ちゃんに対して、僕のようなSKEにハマりたてのファンはどんな風に応援すれば良いのか分からない部分が正直ありました。

 さて、彼女が選抜に選ばれて世に出始めた頃は、どちらかというと、48グループはバラエティの嵐が吹き始めていました。可愛さだけではなく面白さも求められていた時代だと認識しています。あるバラエティ番組では江籠ちゃんは「可愛さを愛でる」ような扱いだったと思います。当時の自分はどうだったか、というと、1年に1度の総選挙という大きな物語の虜になっていて、「もっとだ、もっと戦いをくれ。物語が欲しい、残酷な結果が欲しい、来年への布石がほしい。人生が変わる瞬間がみたい!」と、今考えると、のめり込んでいた頃でした。総選挙で躍進したメンバーたちと江籠ちゃんを比較した時に、少し発信や主張が弱く感じて、同期の古畑奈和ちゃんと比較した時に物足りなさを感じていました。ただ、2015年総選挙の舞台裏の映像で、静かに泣いている彼女の姿をみた時、秘する美学を持っていたのでは、と考え始めました。

 やがて、総選挙が終わっていきます。
 この前に携帯電話のゲームで1位になることにより、彼女はセンター曲を獲得していきます。グループにずっと残る曲を手に入れることは、総選挙が終わった時代の今だからこそ、当時よりも大きな価値があると感じます。ちなみに、僕が好きなのは「花の香りのシンフォニー」です。もうね、サビのメロディーが素晴らしい。江籠さんが持つ空気感を聴覚で感じるなら、これではと僕は思っています。
 センター曲だけでなく、ソロ曲も手にし、ソロライブを4度も行って、彼女は卒業します。最年少で加入したということは、嬉しいことだけでなく、悔しいことや辛いこともその若さで受け止めていかなければいけません。それでも、諦めずに頑張り続けたからこその今だと思います。
 きっと時代によっては、今はまだ風が吹いていないと感じたこともあるかも知れません。でもそこで、辞めずに時代の空気に迎合しすぎずに続けてきたことで、彼女のアイドルとしての世界観が生まれたのではないかと思います。
 そして、彼女のこの実績は、SKE48に重要な道筋を残したと思います。もし、バラエティ全盛の空気がグループに流れた時に、江籠ちゃんのよな正統派のメンバーは少し評価されにくいこともあるかも知れません。そんな時に僕らファンはこんな言葉を配信のコメント欄やSNSのリプ欄に書き込むんでしょう?

「大丈夫、江籠裕奈さんを思い出して」

 
 
  
 

こんな大変なご時世なので、無理をなさらずに、何か発見や心を動かしたものがあった時、良ければサポートをお願いします。励みになります。