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取材をしよう!

私は趣味でやっているRPGツクールで物語を紡ぐ際には必ずその「元ネタ」となるものを入念に取材する事に致しております。

想像力は無限大でも發想力は有限である。
これが私の至極個人的な考え方であります。

何かを想像する事とそれを發生させる力は別物だと考えております。
限られた世界しか知らない儘でいると、そこから想像するものも自ずとその限られた範囲のものしか出てこないのだと思っております。

より良き想像力を得るには兎にも角にも自分の見識を拡げる事だと思います。即ち、知識を得て引き出しをより多く持つ事が肝要かと存じます。

夢中になって讀んだ本

今日ではインターネットで幾らでも情報を得る事が出來ますが、一番はやはり文献を頼りにする事であります。
この2冊の本はこの冬に賈った中々面白い本でございまして、生來の旅好きである私は寝る前に好きな地域の頁を開いてはその土地の名所・風物・歴史・地理等に思いを馳せて眠りに就くのが樂しみとなっております。

參考文献の数々…

中には信憑性が怪しい資料もありますが、フィクションの物語を作る上では充分なものです。

魅力的な物語の世界を作るには獨自の想像も大事ですが、余程才能のある人でないと零から想像力だけで世界を築くのは困難であります。
その想像力の不備を補う目的でも「實物」を理解する事もまた重要なのであります。
丁度ラーメンの汁と麵の様な關係でございましょうか。どちらかが不味ければそれは旨くないラーメンなのです。

そこで取材が必要になってくるのでありますが、私にとって最も樂しい取材は何と言っても「現地を實際に見てみる事」であります。

千葉縣鋸山採石場跡にて

これは5年位前に千葉縣は鋸山山中に在る石切場の遺跡を見に行った時のものでございますが、大好きな旅行のついでにこうした「元ネタ」を求めてわざわざ見に行って物語を考えていくのが樂しみなのです。

ダンジョンの元ネタに…
格好の參考資料
やはり實物は強し

こうした風景を見るにつけ、想像力は搔き立てられます。
お部屋に籠っていてはこうは出來ません。それが大切なのです。

お洒落な古民家カフェ

「取材」を終えた後はこの素敵なカフェでくつろぎのひと時…。一緒に行った友達との會話も弾みます。

幻想的な雰囲氣の中、一服戴きます。

ゲームの主人公も仲間と一緒に旅をしています。
こう云うひと時を味わう事で作品世界に登場するキャラクターも自然と活き活きとしてきます。

珈琲もお茶請けも絶品…!

これは眞似をさせて戴きました。


20年以上前のRPGツクールを使っている一介の素人でございますので、その表現力は極めて貧弱でありますが、それでも作るのを樂しむにはこうした工夫も必要ではなかろうかと存じます。

險しい階段の續く山道…
主人公はめげずにひた進む…
切り立つ岩壁!
敵を蹴散らし、更に奥へ…
聳え立つ石切場の大壁
足場を傳って上へ上へ…

前回の記事から實に5ヶ月近くが開いてしまいましたが、新たな仲間を得た主人公は「ノコギリ山」を進んで行き遂に敵の本拠となっている深部の石切場へ乗り込みます。

敵の攻撃も苛烈に…!

迷路の様に切り立った石切場の内部。
あちこちに掛けられている足場からは敵の山賊が岩を落としてきます。
不規則に轉がってくる岩を回避して敵の首領を探し出し、捕らえられている役人を助けに行きます。

つゞく…

溜め池をバックに…友達に撮ってもらった5年前の私………


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