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「言わなくていいこと」に繋がるヒモ。


世の中がギスギスしてるのは

いまに始まったことではない。


いつの時代だって

なんやかんやある。

その時代を生きる人の

それぞれの困難が。


ちまたにあふれて

見えるようになった

「言わなくていいこと」

これなんですよ、これ。


そう、私たちは普段

言わなくていいことを

たくさん抱えて生きている。


でも言える環境が整うと

言わせるように仕向けられ

まんまと引っかかってしまう。

あちゃー。と嘆いても遅い。


それがビジネス的に結びつけば

なおさら、人は集まりに対して

いろんな罠を仕掛け、網を張る。


当然、悪事を暴く正すという

良い側面もあるのだけれども。

同時に良くない事も生じるのが

世の中の常というかね。


悪事を暴くのと同じように

垂れてる糸くずを引っ張ったら

セーター全部ほどけたみたいな。


ホントは引っ張ってはならぬヒモ。

すべてが崩れ去るダミーだったり。

でも出てるヒモ、引っ張りたくなる。


これはね、誘惑に駆られて負ける

人間のごく自然な姿でしょう。

だからこうなることもわかってた。


だからこそ、あまり環境を便利に

良くしても、良くなるとは限らない。

それもすべて人間のサガなので

わかってはいるんだけど、というね。


なにか引っ張ってはいけないヒモを

私たちは「でも」引っ張ってしまうから。


引っ張ってはいけないヒモ。

技術の進歩の前、発信されない時代

「言わなくていいこと」だった内容。


隠すことができたことで

ウマイシルを吸えたものもあれば

隠すことで混乱を避けられたことも。


世の中、常に善悪は混濁しているが

扱うのは為政者たるコンダクター。

勝手に出せないがために

コントロールが効いていたんです。


これが技術の進歩によって

表に出てセンセーション。

誰もが隔てなく自由気ままに

センセーション。


人をオトシメたり

イメージ覆したり。

信じてしまう人には

現実との乖離、落胆、嘆き

消化不良を起こしてしまう。


ネット記事など含めて

書いてそれで儲けるためです。

伝えるためでもない。

見てもらってカネにすることが

メインになっているから。


やはり広告収入みたいなしくみは

悪を呼び込むトリガーになった。

人が自分で自制しない限りは無理。


情報がどう世間に伝わろうがあまり

関心がないし、影響も考えていない。

考えてもコントロールしきれない

欲望の渦にもう巻き込まれてしまった。


私たちが触れる数多くの情報には

「言わなくていいこと」が含まれてる。


情報が簡単に流されなかった時代に

みんなが言うのを我慢したり

封印できたことが、出てくる。


おそらく誰かが面白がって

引っ張り出してもくる。

カネになるから、なんですよ。


そこを許してしまった時代は

もう鉄砲伝来と同じでしょ?笑


大河ドラマでは鉄砲によって

イクサが変わってしまった感が

描かれていたんだけれど。

アレとなんか被ったんですよね。


それやっちゃうんだ、みたいな。

もう後戻りできないところまで

想像が広がってしまって絶望する姿。


生き残るためには、勝つためには。

いつの時代もそうするしかない

状況に追い込まれて大きな流れに

巻き込まれて、時代は流れてゆく。


さまざまな兵器や発明によって

人間はいつの時代もそうだ。

平和であろうがなかろうが。

同じような状況を生み出す。


いくら警鐘を鳴らそうとも

次世代に自然と継承されてゆく。


ネットに情報が氾濫するのは

現代では鉄砲でイクサが変わった

くらいのなんかやるせない衝撃を

私たちに与えてしまってる。


どんどん、便利にしたいと思う

その気持ちの半分以上は

これで儲かる。儲かるためにたくらむ。


儲かると思えば、カネに魂を奪われる。

これも昔から変わらないのだろう。

一定数必ず居て、居なくはならない。


ネットに書かれてしまうのは

インターネットが普及する前の

時代においては、流されなかった

「言わなくていいこと」である。


少なくとも言うことによって

余計な負担が増えてしまうことは

言わなくてもよかったのではと

思いたくもなる、恐ろしい時代だ。


「言わなくていいこと」とは

プライベートなことだったり

当事者同士のことだったり

漏れてはいけない秘密のことなど。


これを覗き見している私たち。

いや、覗き見させることによって

儲けようとたくらむヤカラに

乗せられて躍らされてる私たち。


同じように企業はもとより

個人も有名無名を問わずたくらむ。

その情報によって第三者が火に油。

他人の不幸は蜜どころか麻薬だろう。


みんなが個を出してくると

コンダクターは困るだろう。

捌ききれず、扱いきれずに。


いつか目を覚ますまで。

冷水を浴びせて冷めるまで。

エスカレートし続けるのだろう。


そしてリセットされても、また

人間は同じことを繰り返す。

私たちはその途中にいるだけだ。






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